北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

全日に出て刺激受ける奴

2022-05-27 16:45:45 | 大会
4年目の小長井です。遅くなりましたが5月に出場した全日本選手権の感想を書きます。全日本選手権はなしフォアで出場しました。なしフォアは今回のクルーの誰も乗ったことがなかった艇種で、乗艇練習の期間も4月からの約1ヶ月だったので準備不足であることは十分分かっていました。それでもクルー平均のエルゴタイムだけ見たら他大学と大きくは変わらないだろうと思っていたので、いけるのではと楽観視していましたが甘かったです。艇上の技術に差がありすぎました。なし艇の場合は艇速を出す技術だけでなく艇をまっすぐ進める技術も勝敗に大きく関わりますが、今回のレースでは蛇行もひどかったです。僕のステアリングが下手くそでレーンをまたいでしまうこと、ブイパコも何度もあり、そこの技術がレースできるレベルになかったと反省しています。他にも反省点は数え切れませんが、それでもレースをするごとに成長している実感はあり、レース経験を積め、他大学との差を実感できたという意味でも出場してよかったと思っています。他大学の漕手や漕ぎを実際に見てモチベーションは嫌でもあがったし、もっとうまくなりたいと強く思いました。

思えば、今の北大の2年生は1年生の時にレースが1回もなかったのでまだレース経験がなく、戸田にも行ったことがないのでなかなかモチベーションの維持が難しいと思います。だからこそ今年は1年生、2年生にはインカレを実際に見てほしい。北海道にいると外部からの刺激を受けづらいですが、他大学の漕手やレースを実際にみて、彼らのすごさを実感することが冬練や来年以降のモチベーションにつながると思っています。

インカレまで残り約100日、最後にいい結果を残せるよう頑張ります。
日々反省、日々成長することは前に進むこと
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おはようローイング

2022-05-24 11:02:17 | 日記
皆さんおはようございます。四年目漕手の豊枝です。北大ボート部は新入生を迎え元気に活動しています。


今日は昨日と数ヶ月前に感じたことをお話しします。


まずは昨日の夜ローイングの志⑭を読んで世界が変わったお話です。

最近自分はシングルを漕いでいるのですが、そこで抱えていた問題点とどんぴしゃの内容が書かれていました。キャッチとは何か、ドライブとは何か、フィニッシュとは何か。

議題はとても基本的なことなのにその内容の深さ、何年もの経験から得られる知識がこれでもかというほど詰まっていて、まるで一本の映画を見たかのような衝撃でした。

これが無料で読める時代か!

このブログを読んでいる未来のボート部員にはぜひ読んでほしいです。一回読んだことがあっても時間が経ってから全く違うもののように感じるなんてよくある話ですね。




また数日前に大熊さんのダブルで直々にローイングを教えていただきました。それ以降スカルの意識がガラッと変わり、ローイングの志とも噛み合い自分の中でローイングの答えが一つ見つかったような気がしています。
次ダブルに乗ったときは全く別人になっていると思いますので、大熊さんまたよろしくお願いします!





次は数ヶ月前、冬季オリンピックを見ているときに人間はなんて愚かなのだろうと思ったお話です。


冬季オリンピックではショートトラックがとても注目を浴びていましたね!4人くらいのスケーターがレースするやつです。

ショートトラックと言えば語られる伝説、ソルトレークシティ2002のスティーブン・ブラッドバリーの奇跡の金メダル。


とても優勝候補とは言えなかった彼は準々決勝で3位、2位までしか次に進めないためそこで終わるはずだったオリンピックは、上位選手の失格で繰り上げ2位で通過。

準決勝では他選手の転倒で決勝進出。しかし決勝ではスタート直後、実力通りに差が開き最下位でフィニッシュ。


というところで前を走っていた選手全員が転倒し、まさかの金メダル。



有名な話なので聞いたことがあったと思いますが、皆さんはこれを聞いてどう思うのでしよう。

やはり、どれだけ可能性が低くとも諦めるなということでしょうか。

確かにそうですね。


ただ僕は違います。なんて人間は愚かなのだと思ってしまうのです。

普通の人なら優勝した選手に目がいってしまいがちですが、僕が着目するのは転倒した選手たち。なぜ転倒してしまったのか、転倒するほどの理由があったのか。


いくら決勝で熱くなるからといって、他選手と衝突し転倒してしまえばその時点で金メダルは手にすることはできなくなる。これは試合に勝ちたいという強い気持ちを抑えきれなかったのが原因でしょう。熱くなる気持ちを堪えて戦うことはできなかったのか。

そこで新たに着目したのが競馬の世界で活躍する馬たち。


彼らはどれだけ本気で走ろうとも接触せず、淡々と綺麗なフォームで表情を一切変えることなく走り切る。

なんと美しい。

あれだけのスピードを出しながら、他馬と脚がぶつかったり、こけたりしない。その理由は。


僕がたどり着いた答えは「心」。


ショートトラックと競馬の違いは勝者、勝馬に与えられるものとそれに対する心の在り方。


人間は勝利そのものが目標であり、そこに価値がある。

ただ馬にとってはおそらく一位でゴールして得られるのは騎手や観客の喜び。

もしかしたらご飯のグレードが上がったりするのかもしれませんが、それが優勝したからだというのは馬は理解していないだろうから一位になることに意味を感じてはいないのでは。

おそらくニ位の馬がゴール直前で一位の馬を抜くかどうかという場面でも、あの馬たちはいつもと何ら変わらない気持ちと走り方で、僕らでいうコース300mを示す3のブイを横切るくらい当然かの如く走り去っていくのだろう。

ただ本気で走る。その結果が一位であれ、最下位であれ。


僕はこの馬たちを美しいと思い、人間を愚かだと思う。だがそれと同時に可愛そうで、誇らしいとも思う。


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成長は止まらない

2022-05-23 07:00:00 | 大会
こんにちは、3年目漕手の吉田です。


艇庫開きから約一月半が経ちました。
その間、コーチ陣の計画のもとで何度も配艇変更があり今まで組んだことのないいろんな人たちとクルーを組んで漕いでいましたが、5月に入ってからは2年目の千里と組んだダブルがメインでした。


自分の記憶が正しければ、去年は一度も同じ艇に乗ったことが無く今年になって初めて同じ艇に乗ることになったのですが、そうとは思えないぐらいかなり良い雰囲気で練習できています。


二人の間でよく出てくる言葉の一つに「成長が止まらない」があります。
元々はクルーを組んだばかりの頃、練習の度に艇速が上がっていた中で出た言葉だったんですが、艇速が停滞しがちな最近でも何か少しでも良くなった点を見つけてはこの言葉を使っています。


改善すべき点に目を向けることはもちろん忘れてはいけない大事なことですが、良かった点を見逃さない特に伸び悩んでいる時期には必要なことだと思います。(橋本さんが前にブログで書いたことと被ってますね。)

まだまだ実力としては未熟なダブルですが、このことが実践できている我々は良いダブルだと思います。現在千里は腰を痛めて一時離脱していますが、徹底的に体幹を鍛えているみたいなのできっと千五百里くらいにはなって戻ってきてくれるでしょう。

6/25~6/26に開催される茨戸レガッタにもこのダブルでエントリーしておりますので応援よろしくお願いいたします!


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新トレのうわのです。

2022-05-22 16:46:05 | 大会
漕艇部五年目のうわのです。
新トレチーフを私が勤めます。よろしくお願いします。

男子漕手9名、女子漕手1名、マネージャー3名の合計13名が入部しました。
また、新トレは私うわのなど5年目を中心に6人体制で指導してまいります。

新人期間においては、商大戦・茨レガ・東北戦・OX盾の出漕を予定しています。
男子の艇種は、商大戦はナックルフォア、その他はエイトです。
女子の艇種は、茨レガ・東北戦は上級生とのダブルを予定しています。

昨日入部式が行われ漕艇部・OB会の皆様との顔合わせをしてきました。
右端、うわの


最終的な目標をOX盾に掲げて新人期間を自分を含めた新トレ・一年生一丸となって取り組んでまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

また、小澤さん(H15入)・小山さん(H17入)・早瀬さん(H17入)からアクエリアスとinゼリーのごっつぁんをいただきました。
ごっつぁんです。
左、安永(2年目)右、阿部(2年目)
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スタッフ通信-19-

2022-05-19 13:57:09 | 日記


こんにちは、2年目の納谷です。



2週間ぶりのスタッフ通信をお送りします。

18号書いたのだいぶ前だと思ってたけど意外と2週間ぶりなんですね。思ってたよりいいペースなんじゃないでしょうか?




今回の見出しは左から、地獄のサーキットをやりきって死んでる船山さん(4)、キメ顔してくれた豊枝さん(4)、とっても爽やかな菅野さん(4)です。

1年生と一緒にABCしてるときですね。





最近は強風もちょっと落ち着いてきて、水面が穏やかな日も増えてきました。

4時過ぎでも少し空が明るかったり、藻が出てきたりと夏に近づいていってるのを感じます。

昨日は1番ランディング付近に浮いてたいろんなものの掃除をしましたが、藻や菱をとりたかったのにデカすぎる魚の死体がきもかったり、ビンとかプラゴミがたくさんあったりで大騒ぎでした

人間にはポイ捨て反対、鳥には捕まえた魚は全部食べろと言いたいです。









さて、全日に出場していたクルーも無事帰ってきて、皆これからの大会ラッシュに向けて毎日気合いの入った練習をしています。





M2−    S 佐々木さん(4)、B小長井さん(4)




M1x   久我さん(3)





M1x   細川さん(6)



上野えりさん(5)が静止画をたくさん撮ってくれました。




相変わらず小艇多めで練習していますが、男子は頻繁に並べています。

女子も様々な組み合わせで2x1xを回しています。商大戦・東北戦の選考に向けて今後2xの乗り換えや1xレースを行なっていく予定です。



練習報告も積極的にあげてくれる人が多くて、読んでいる側もみんなが何考えてるかわかるのでありがたいです。

全日で他大との差を感じられたことは部全体にとってもいい影響になったのではないでしょうか。

このままの勢いで、インカレで勇姿を全国に見せつけてやってほしいですね!





5/21()には男女ともにエルゴ2000TTを行う予定です。

乗艇の前後にごりごりエルゴしてる人もいますね、冬練明け初めての2000TT頑張っていきましょう🔥









今年度の主な大会日程を載せておきます。


6/12(日)   対小樽商科大学定期戦(茨戸)

6/25()26(茨戸レガッタ

7/ 2()     対東北大学定期戦(茨戸)

7/9()10( 国体予選

9/ 8()11(インカレ・OX(戸田)

10/21()23(全日本新人戦(戸田)








そして、新人も火木土日には茨戸に来て乗艇しています。私は船山さんと交代で新人8+のCOXをさせてもらっていますが、上達のはやさに驚きっぱなしです。もうすぐ商大戦の選考もあるようです!

私もかっこよくCOXしたいところなのですが、実際は上野さん(5)をはじめ新トレの皆さんに教えてもらってばかり

あまり力になれず申し訳ないですが、せっかくの乗艇の機会を無駄にせず、1年生に負けずに成長できるように頑張ります



一方新人女子は経験者なので、先輩女子と混じって練習しています。私は残念ながらまだ漕いでる姿をしっかり見れてないですが、きっとかっこいいことでしょう`)


新人スタッフはもう茨戸着をきこなしてモーターに乗ったりビデオ撮ったりする姿が様になりつつあります!頼もしいです







みんなで藻岩山登山もしました






スタッフ通信用に写真撮ろう撮ろうと思ってはいるのに結局撮るの忘れちゃうんですよね。

文字ばかりで申し訳ないです。






はみ出し


またも書くことないので、地理学の授業で習った豆知識を披露します。



知床の遭難事故の話になったとき、遭難時に自分がどこにいるか一発で自衛隊や消防に伝えられるUTMグリッドという仕組みについて教わりました。

地理院地図からサクッと見ることができるとっても便利なものですが、海外ではわりと有名なのに日本では一般人にはほとんど存在を知られていないらしいです。知ってた人いますか?



みなさん危険な場所にいくときは、ぜひぜひUTMグリッドを確認してから行ってみてください




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