こんにちは。2年目漕手の龍田です。
先週末に、女子クォドは戸田で開催された東日本選手権大会に出漕しました。土曜日と日曜日にそれぞれレースが一回ずつありました。
今大会で私たちは12チーム中10位という結果となりました。まだまだ実力が足りないことを思い知りました。しかし、着実に成長しているということも実感できました。
まず、初日は日体大と東経との3杯並べでした。日体はスタート直後すぐに見えなくなりました。今までのレースも、スタートで先に出られて見えなくなるということがほとんどでした。しかし、今回は東経とスタートしてからしばらく並ぶことになりました。隣に艇がずっといるという初めての場面で、前に合わせる、スピードを落とさない、上げる、という気持ちが強くなっていました。絶対にミスしてはならないという緊張感もありましたが、他の大学と並べられている状況を楽しんでいる感覚もありました。結果として、東経には750mあたりから徐々に突き放され始め、スパートでも追いつくことはできませんでした。悔しい結果でしたが、次のレースに活かせる反省点は多く見つかりました。
2日目は6杯並べで、その中には東経と東北大学がいました。レース当日は初日と打って変わって晴天で、順風でした。レース序盤は初日と同じような展開で、しばらく東経と並んだ後置いて行かれ始めました。東北はスタート時はかなり距離が開いていましたが、徐々に詰められてきました。そんな中、初日とは違い、足けりを入れるごとにスピードが上がっていき、スパートでは東経にあと少しで手が届くところまで詰めました。それでも、結果東経には負けてしまいました。東北には勝つことができましたが、距離を詰められるごとに非常に焦ってしまいそうでした。このレースでは、前にいるチームに追いつけるかどうか、後ろから来るチームを引き離せるかどうか、という今まで経験のしたことのない貴重な体験をすることができました。
今回の大会への出漕は急きょ決まったことでしたが、出てよかったと思いました。レース経験の少ない2年目にとっては、課題発見のきっかけとなり、経験したことのないレース展開を体験できる良い機会になりました。相手との駆け引き、後少しで追いつけそうな場面で全員の息が合う、スピードががらりと変わりさらに加速する。相手に追いつく、追いつかれるという緊迫感。ようやくレースらしいレースをすることができたと思いました。相手と競り合いどちらが先に出るか、という場面を初めて楽しむことができました。しかし、負けてしまったことはとても悔しいです。この悔しさを胸に、来たる東北戦へ向けて再び練習していきます。
最後に、OB・OGさん、先輩・同期・後輩のみなさん、応援ありがとうございました。多くの方々に応援メッセージをいただきとても嬉しかったです。
それではこれで失礼します。
さようなら。