北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

週間スタッフ通信-3-

2021-12-31 22:38:52 | 日記
こんにちは、札幌に取り残された2年目スタッフのナガサカです。 
年末年始はバイトです。今日だけでお寿司千貫くらい作っていたみたいです。頭おかしくなりそうです。


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今週のメニュー

今週はオフ!
従ってメニューはないですがランやウェイトなど各自でやっていることでしょう。やってるよね?!トレセンは閉まっているのでエルゴはできません。

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今週のイベント

12/25(土)に2000TTが行われました!
インカレ以降2ヶ月ぶりにコールしました。
同期がベストを更新してくれたことが嬉しいです。


ベストが更新できなくて一番悔しいのは漕手ですが、二番目は隣でコールしていたCOXだと思います。コールやイベントで1秒は削れるものだと思うので、あと1ストローク早くMAXを入れていたら7分切らせることができたなどなど、自分自身の反省も出てきます。
個人的には、レースプランとかけて欲しい言葉を伝えてもらえるとありがたいですね。レースプランを知らないとがんばれしか言えないですから。


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今週の一推し

今週は我らがエース小長井さん(3)と実家の老犬に会えた?草野(1)にインタビュー


まずは小長井さん

TTの結果はどうでしたか?
小「最近気持ちが落ち気味でしたが、目標を達成できてよかったです。」

冬練の悩み事は?
小「エルゴを漕ぐことが辛い。低レートのタイムがどんどん落ちてる。ウエイトも気が重い。」

年末年始はどう過ごしますか?

小「こち亀全巻読みます。」

最後に一言
小「みかんにはちょっとうるさいけど、長坂家のみかんは美味しかったです。」

6:40カットするとブログにあった通り見事なTTだったと思います。うちのみかんがおいしいのは当たり前ですよ。


続いて草野

TTの結果はどうでしたか?
草「全く納得できないものだった。次こそは結果を出したい。」

冬練の悩み事は?
草「雪が降ると(トレセンに)行くのが億劫になること。」

年末年始はどう過ごしますか?

草「寝正月ですね。」

最後に一言
草「7分カットを目指す!」

やっぱり正月は寝正月ですよね。7分カット宣言は頼もしい限りです。

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良いお年を!
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弱気は最大の敵

2021-12-28 10:42:53 | 日記
こんにちは。1年目漕手の福田です。

最近、「最後のストライク」という本を読みました。これは、32歳という若さでこの世を去った、広島東洋カープの津田恒美投手について書かれたノンフィクションです。津田投手が現役だったのは1980年代なので、彼の活躍をリアルタイムで見たことはありませんが、炎のストッパーと讃えられていた頃の彼のピッチング映像をYouTubeでよく見ます。絶体絶命の場面でも強打者相手に直球一本で真っ向勝負する姿が、僕の心を熱くしてくれるからです。

この本は、その絶頂期に悪性脳腫瘍に冒され、それでも再起を誓って必死に生きようとする津田投手の闘病生活を、側で支えた奥さんが綴ったもので、読み進めるのが辛くなるような内容でした。

マウンド上での闘志むき出しの姿、脳腫瘍になっても復帰を諦めずに病魔と闘い続ける姿からは想像し難いですが、実は津田投手は気弱な性格だったようです。その気の弱さを克服するために彼が信条としていた言葉のひとつが、「弱気は最大の敵」。



冬トレが始まってから、自らの筋力・心肺機能の弱さ、エルゴのフォームの悪さを痛感する日々が続いていますが、一番の難題は、トレーニング中に必ず顔を出す弱気を抑圧することです。まさに、僕にとって「弱気は最大の敵」となっています。人は、けがなどから身を守るために、本当の限界である生理的限界に達するよりもずっと手前で心理的な限界を感じると言われています。その心理的限界が本当の自分の限界だと勘違いして弱気になることが、トレーニング強度を下げ、フィジカルの成長度合いを小さくしていると思います。
フォームに関しては、疲れていない中では改善されてきましたが、きつくなるとすぐに崩れてしまいます。大事なのは苦しい中でそれを保つことで、結局体の強さがものをいいます。
テクニカルの土台となるフィジカル、その土台となるメンタルを成長させることが大事だと身に染みて感じてはいますが、それがなかなか難しいです。

本を読んで、今思い切り体を動かしてトレーニングできることのありがたみを感じました。限界まで追い込めるくらい元気な体を持っていることは幸せなことです。この感覚をトレーニング中のしんどい時でも持ち続けられたらなと思います。

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医学的エルゴ戦略

2021-12-26 21:15:16 | 大会
こんにちは1年目漕手の阿部です。
先日のクリスマス2000TTで冬練の1ターム目が終了したので、その期間私がどのような事を考えて練習していたかを書いていこうかと思います。

私は学部の授業の都合上、人より練習時間が取れない中でどのように効率よく自分の能力を伸ばそうか考えたときに、逆に学部の授業で習った知識を使おうと考えました。具体的にいうと前期に習った解剖学の知識です。解剖学というのは、体の構造を理解する学問のことで、アスリートにとっては必須の学問です。特段、前知識はいらない上に、練習効率が飛躍的に上がるのでボート部のみなさんにもぜひ学んでいただきたいと思っています。以下は私が自分なりに考えたことなので間違いもあるかもしれませんがご了承ください。

まず、私はウエイトにおいて、ボートで使わないなと思った種目に時間を割かないようにしました。例えばレッグエクステンション。レッグエクステンションで鍛えられる大腿四頭筋の作用をご存知でしょうか。意外と知らない人もいるかもしれません。正解は膝関節の伸展や股関節の屈曲です。ここで私阿部泰樹考えました。「ボートにおいて力を出すのは膝の伸展じゃなくて、股関節の伸展だよな。ってことは大腿四頭筋はフォワードの動作に使うだけであって、これはエルゴで自然と鍛えられる遅筋だけでいいな。逆に鍛えるとシートラッシュにつながる上に、無駄に疲れそうだな。」と。そこで冬練が始まってから一ミリも鍛えませんでした。逆に股関節の伸展に関わる大腿二頭筋はバキバキの刃牙になれるように鍛えました。

さらにこの鍛えた筋肉をうまく使えるように、解剖的に無理のない漕ぎを考えました。まず、大腿二頭筋を使うために「膝の伸展でストレッチャーを蹴る」のではなく、「股関節の伸展でストレッチャーを押す」意識に変えました。こうすることで以前は押す時間と押せてない時間があったのが、ずーっと押せるので楽に力が出ます。さらにっこ関節の伸展で押すということは、押すに連れてどんどん上半身が開くので、上半身(特に腰)に負荷がかからない漕ぎになりました。(ただし、下半身の力に耐えうる最低限の上半身の力は必要です。)また、エルゴでよくある怪我の一つに「腰痛」があると思います。例に漏れず私もなりました。「腰痛」と言うと漠然としていますが、腰には骨、筋肉(+神経、血管)しかないので、端的にいうと「これらのうちのどちらかから痛みの情報が伝わっている」ということです。その原因を解決してやれば、腰痛は改善されるわけです。みんな腰痛になると痛いからといって漕ぐのをやめますが、この痛いときにこそ痛みの原因がわかるし、このときに痛くないような動きというのがその人にあった解剖的に正しい動きなんじゃないかななんて思ったりします。私はこの腰痛期間に漕ぎを変えることで練習しながら治すことができました。ただし本当に痛かったら病院行ったほうがいいです。

また漕ぎの戦略にも僕は医学的知識を用いました。人には遅筋が多い人、速筋が多い人がいますが、これを決めるのはACTN3遺伝子というものです。ACTN3がR-R型だと速筋ばかり、逆にX-X型だと遅筋ばかり、R-X型だとその間という感じです。生物を多少習った人ならなんとなくわかると思いますが、一番多いのはR-X型です。X-XやR-Xはマラソンとかの持久力競技向きです。一方R-Rというのは、パワーリフティングと行ったパワー競技型です。私はこのR-R型でした。すなわち速筋がめちゃつきやすい一方遅筋が全然つかないタイプです。エルゴでは2000m漕ぐのにだいたい7分弱動き続ける力が必要です。この時間高いレートで動き続けることは、遅筋が少ない僕には向いていないと思いました。そこで自分の速筋をフル活用できる戦略を考えました。それが以下です。
1,レートを落として、一本一本の出力を出す
2,レンジを短く切って、筋肉が動く時間を短くする
1に関してはそのまんまですね。動き続けるのが無理なら、一本強く漕いでフォワード休んで、一本強く漕いでフォワード休んでと、不連続な動きにすればいいわけです。2に関しては、レンジをとるということはそれだけ筋肉が動く時間が長いわけです。速筋マンとしてはこの時間をいかに短くした上で出力を出せるギリギリのレンジを考えました。また短いレンジということはフォワードも短いため、短い距離をゆっくりフォワードできるためかなり休めます。

以上が私の戦略でした。そういえば、TTの1時間前にカフェインを摂ったことを書き忘れました。カフェインには血管拡張作用があるため、有酸素運動の1時間くらい前に取ることが吉とされています。皆さんもぜひ自分の体についてもっと知った上で、自分なりの戦略を立ててほしいと思います。もし思いついたこととかあれば共有していただきたいです。それでは失礼します。
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気紛れなる散文③ 「ボートに興味を持ち始めています。」

2021-12-25 21:01:59 | 徒然なる
1年目漕手の安永匠です。

北大ってカラス多いですよね…。ホントうんざりします。今の時期は寒いので奴らもそんなに害を及ぼさないのですが、春先の繁殖期になるともう…、拒否。正直嫌いな生き物ランキングベスト5には入りますね。僕的には。皆さんはどうですか?やっぱり嫌ですよね~~

何フザけたこと言ってるんだ!カラスは小学校低学年と同じくらい賢いんだぞ!

と突っ込んだ貴方。流石です。実は僕はこの事実を最近知りました。(割と常識?)あんなゴミを漁るキタナイ生物にも意外と知能あるんだ。可愛いじゃねぇか…。しかも奴らは紫外線も見えるんだとか。知れば知るほど、生物好きの僕は知らないうちにカラスに興味を持つようになってました。

⬆結構つぶらな瞳してる…。

何かをきっかけにその物事について知り、興味を持つ事って結構あると思います。カラス意外にも僕には沢山あります。例えば、小学校の時、友だちとスポッチャで卓球をして遊んだことをきっかけに、卓球に興味を持って卓球を始めるようになりました。高校の時、初めて同じクラスになった女の子が、たまに見せるメガネ姿が何故か可愛くて、忘れられなくて、後先考えずに告白したなんて事もあります。今思えばこの二つはあんまり上手くはいかなかったですね…。ぴえん。

最近はインスタやYouTubeでボート関連の投稿を頻繁に見るようになってから、ボートに興味を持つようになりました。え、普通逆じゃない?すみません。実は僕はボートというスポーツが好きでボート部に入ったわけじゃ無いんです。詳しくは僕の書いた「調子に乗った新人の気紛れなる散文」の初回を読んで頂けると良いのですが、端的に申しますと、「強くなりたい」、「試合で勝てる部活に入りたい」という思いだけで入ってしまったのです(汗)。だから、冬練に入る頃までは本当に唯々辛い、苦しい、きつい…、でした。でも「やっと」「少しは」ボート競技に興味を持てるようになったのです。

世界に目を向けると、Crazyな漕手ばかりです。具体的に挙げるとキリがありませんが、2kのタイムなど到底及ばないであろう、とついつい悲観的になってしまいますよね・・・。彼らは素晴らしい身体能力があります。俺にはそんなの無理だ。最初はそう思っていました。でも、実はそうじゃないのかも知れない。本当にボートは苦しいけれど、苦しいなりにハードワークを続ければ彼らのようになれるのかも知れない。なれなくても、思った以上に自分は伸びるのかも知れない。唯だ苦しいだけで終わりたくない…。いつしか僕の心は燃えていました。

こんなことを書くと、自分にプレッシャーを掛けることになるのはよく分かっています。無駄に期待させたくない。でも、少しでもモチベがあれば、この冬練を乗り切れる。そう思ってこの拙い文章を書いています。今日の2kは苦しいところで耐えきれなくなった無残な自分がいました。でも、いつかはそこを乗り越えてタイムを出せるようになるかも知れない。自分の「特徴」が今日見つかったんです!

きっかけはいろんな所に転がっています。そして、僕はその僅かなきっかけをポジティブに捉えて生きています。これからも、大変なことが沢山あるけれど、小さなきっかけを大切にしながら、進みます。

僕が留学したことのあるオーストラリアの学校の風景です。こんなに沢山の子がローイングやってるんですよね…。北大では考えられない(泣)

(出典:Brisbane Grammar School (Facebook) https://www.facebook.com/BrisbaneGrammarSchool/photos/pcb.1147183508675062/1147169332009813/?type=3&theater )
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スタッフ通信-2-

2021-12-24 21:30:44 | 日記
こんにちは、生活の質が急降下している2年目スタッフのナガサカです。

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いよいよ25日(土)に2000TTが迫った今週のメニューはこんな感じ


ATで刺激をいれつつ、UTで調子整えよう!とのことです。25日に向けてコンディションを整えるメニューですね。


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今週のイベント

12/18(土)に北大OBのレジェンド、杉藤さんをお招きした講演会が開催されました!
東京オリンピックのお話やニュージーランド代表のお話などなど貴重なお話が聞けたあっという間の2.5時間でしたね。


COXと漕手の関係のお話を選手としてインカレ前に、欲を言えば去年聞きたかったです。残念。。


個人的なエピソードとしては、トイレで杉藤さんと大熊さんの間に入るのが一番緊張しました。


杉藤さんの講演の中で我々に一番足りていないのは外部へ目を向けることだと思います。全てではないですが、多くの活動が北大ボート部内で完結してしまっている現状にあると。


戸田や東北、世界の情報をかき集めなければ。


北海道の"特徴"として冬漕げないがありますが冬漕げなくて強い国もいますからね。


全員にとって滅多にない経験ができました。杉藤さん、茨水会の皆さまありがとうございました。


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今週の一推し
今週は杉藤さんの教え子東(1)と江別に囚われし佐々木さん(3)にインタビュー


まず東から

講演会で印象に残ったことは?
東「正直な所、講演会の内容すべてが印象に残っています!例えば東京五輪で素晴らしい成績を残したNZチームのことです。分析スタッフがリギングやトレーニングメニューを決めていたり、選手の食事の質、量、タイミングを綿密に計画している栄養士の方がいるという点は、ありとあらゆる分野に精通したプロが何人もいるってことを示しているんだと思います。」

次回の2000TTの目標タイムは?
東「7:15」

最近あったうれしいことは?
東「トレセンへの新しいルートを開拓したこと。途中で舗装されてないガチの森の中を歩いていくところがおすすめポイントです。」

最後に一言
東「TT頑張ります!」


トレセンの新しいルートは遺跡保存庭園のところでしょうか?この時期はコゲラとアカゲラがよく見つかります。

こんなやつ

続いて佐々木さん

講演会で印象に残ったことは?
佐「ニュージーランドを通して、組織力の凄さを知れたことです。僕の中ではナショナルチームは最強たちの集いなだけってイメージでしたが、個々の最強たちが最強チームに昇華していく様はもうお口あんぐりでした。
あと単純に最後の怒涛のアツいお言葉ラッシュは震えました。」

次回の2000TTの目標タイムは?
佐「年末の目標として、6:56目指して練習してきました。トレーニングの値的に、ギリギリいけるかどうかって感じです。ただ、6:56は冬練の通過点に過ぎないので、超えてみせます。」


最近あったうれしいことは?
佐「手応えなさすぎたTOEICの点数が予想以上に高かったこと。まあIPだし院試ギリギリラインですけどね。これから伸ばして本番に備えます。」

最後に一言
佐「みんなの頑張りが2000TTにあらわれますよーに!」

タイムも点数もぐんぐん伸ばしていってほしいですね!


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今週号も無事発行できました。残るレポートは4個です。



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