島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

九州自然歩道~橘神社への道 前編

2010-02-27 13:49:31 | Weblog
時間が前後しますが、一昨日のブログの続きです。
牧場の里 あづまに到着し、おにぎりを食べた後の話です。
九州自然歩道は、ここ弘法原で直角に南へ折れ、千々石町の橘神社へと続いています。
ところが、これから先が難所でした。

おそらく通る人なんてほとんどいないのでしょうね。
土石流の後かと思うくらい石や樹木がゴロゴロと転がっています。

時には倒れ掛かった樹木の下をくぐって行かなければなりません。
歩道か獣道かの区別もつきません。
「これはガイドして下れるような道じゃないな。(お客様を)怪我させずに下ろせる自信ないぞ。」というのが正直な感想です。

明らかな人工物の間を抜けて行く道を見つけ、ようやくここが歩道だったことを示すものに出会えほっとしました。

その後も暫くは薮の中を突き進み、他人の畑?休耕地らしき場所に出てくることができました。
さらに畦道を下って、畑のあいだに出てこれました。

出発地点の田代原方向を仰ぎ見ると、左のまっすぐに延びた山の斜面が千々石断層、歩いてきた場所です。
その断層が続く山が鉢巻山と吾妻岳、断層の向かいにある右から2番目の山が九千部岳です。

後日検討してみたのですが、この道は千々石断層に直交する道です。
千々石断層は今も動き続けている活断層です。
転石が多かったのは、活断層の証、地面が動いている証拠なのでしょう。
コメント
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