事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

大俳優 丹波哲郎 ~ キャプシーヌは男?

2008-03-27 | 芸能ネタ

人間革命篇はこちら。

Capucine02  神をもおそれぬ(実際、何も怖いものはもう無いんだろう)丹波の暴露話は続く。

-(「第七の暁」に)一緒に出ていたキャプシーヌは、プロデューサーと付きあっていたわけでしょう。

丹波:うん、そうそう。向こうはそういうのあまり気にしないね。で、ある監督から「キャプシーヌが最近死んで、解剖したら男だった、なんてこと、あなた知ってますか」なんて言われて、知るわけがない(笑)。

……こ、これはびっくり。キャプシーヌと言えば、画像のような美貌を誇っていたのだが、ネットでチェックしたら、確かに性転換の噂が存在する。うーん微妙。確かウィリアム・ホールデンの愛人でもあったはず。このネタは丹波がテレフォン・ショッキングにでたときも披露されたのだが、このときはなにしろ観客でキャプシーヌを知っている人がいたかすら微妙で。だいたい真偽のほどはかなり疑わしい。

伊丹十三さんの作品には唯一『マルサの女2』に出演されてますね。

丹波:監督としては感心したよ。監督に向いていると思った。もう亡くなったけれども、彼だったら資金を出す者もいたんだろうね。伊丹十三の作品だったら出たいという俳優もたくさんいたんだろう。ただ伊丹の場合、自分のイメージに無理やり合わせようとするから、現場がつまらねェんだ。遊び心がない。だから伊丹に言ったんだ。「君の映画には二度と出ない」って。

Juzoitami01 ……お気づきだろうか。伊丹十三に対する嫌悪感と、“役者としては”まったく評価していないことに。コンセプトをむき出しにするタイプはどうやら丹波は苦手のようで、大監督であっても、情が感じられない(加藤泰とか、工藤栄一とか)監督についてのコメントはそっけないかぎり。作品至上主義者よりも、文字通り“現場監督”がお好みの様子。わからないではない。

丹波:俺は現場に溶け込みやすいんですよ。香港映画(『水滸伝』)のときには、俺と仲代(達矢)と行くはずだったのが、仲代に代わって先に黒沢(年男)が現地に行ったんだ。俺がそれから二週間後に行ったら、黒沢が総スカン喰らってんだ。

……ね?丹波には天然の愛嬌という武器があるからなあ。おっとまだ続きます。次回は芸能界相関図篇。

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大俳優 丹波哲郎 ~人間革命と砂の器

2008-03-27 | 芸能ネタ

ふたりの熟女篇はこちら。

 そして、あの二つの大作との出会いになる。

Ninkaku_2 -舛田利雄さんと最初に組まれたのは「人間革命」(73)ですか。

丹波:そうだね。一年間、前後篇撮ったからね。小一年以上かかってると思うな。あれが『砂の器』に続くんだから。ホン(脚本)が橋本忍さんだから。『砂の器』というのは、松竹で十四、五年ものあいだ、話が出ちゃ潰れてた幻の企画よ。最後まで同じキャストだったのは加藤嘉だけだ。

-『砂の器』はシリアスな役どころで、セリフも多かったですね。

丹波:俺は人の名前だけは覚えるの嫌なんだ。そんなことで苦労するんだったら、他のことで集中していたい。

-クライマックスで、丹波さんの長ゼリフがあって、妙な間がありましたけど……

丹波:あれはね、忘れたんじゃない。俺は十遍くらいやり直したけどね、最初は野村(芳太郎)監督は、俺が忘れてんのかと思ってんだよ。でも、途中で呼吸できなくなるんだ。自分で感動し過ぎているんだね。

Ninkaku02  丹波哲郎が創価学会二代目会長戸田城聖を演じた『人間革命』は、レンタルビデオ屋でも見かけることがない。わたしのまわりの店だけかな。信者はほとんど購入済だからなのか。あるいは偏見かもしれないけれど、次第に池田教と化している創価学会にとって、戸田がほとんど殉教者扱いされているあの映画は、“無かったこと”にでもしたいのだろうか。映画として、なかなか面白い出来だったと思うんだけど。信者の報告待つ。

 『砂の器』には本当に泣かされた。確か中学生時代に酒田の古い大劇場で観たのだが、映画の持つ力ってすごいんだな、と思い知らされたのだ。でも若い刑事を演じた森田健作の下手くそさは中坊にもよくわかった。中坊だけに、今でも鮮烈に思い出すのが島田陽子の乳房なのは情けないけど(-_-)

次回は伊丹十三への罵倒が】

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