今回は小品。前任校の研究紀要には、現業職員や図書専門員が書いた「子どもたちの活動を支える目」なる短文を載せる、実にこの、恥ずかしいコーナーが設けられている。わたしも毎年書かされていて、情宣に載せた節分ネタ(いずれアップします)もそれが元になっている。さて、今年は……
誤解されると困るのだけれど、非常によんどころない事情があって、くどいようだが「仕方なく」ある場所で昼間から飲んでいた……そこが学区内であることに気づいたときは遅かった。いいかげん酔っぱらい、会場を出て少し歩いた途端、ウチの6年生の女の子たちが連れだって歩いているのに出くわしてしまう。
「何してるんですか?」
「え?いや、あの、お前らこそ何してるんだよ」
「遊びに行ってたんですよー。冬だから自転車乗れないし。」
なるほど。非常に説得力がある。
「で、何してるんですか?」
「えーと、つまりさあ。そこでお酒を飲んでて、ほいで携帯でうちの奥さんを呼んだ、と。で、少しでもウチに近ければ近いほど奥さんの機嫌が良くなるから歩いてるっていう……何というかヒジョーに深いオトナの世界なわけだな。」
「へー」
納得してくれたようだ。学校に勤めるということは、このように非常にリスキーであるわけだが、職員みずからがこのように児童の規範となる大人の行動を実践することによって……すいません、これからはすぐにタクシーを呼びます。
※いろいろな現場を生徒に目撃される危ない商売である学校勤務。そのうえこの現場をPTAの副会長(高校の2年先輩である)に一部始終を車から目撃されていたというおまけまで付いている。
「ずーっと観てたのよ」
油断大敵である。
※まもなく、シリーズ化した「目撃者」をスタートします。
画像は「殺人展示室」P.D.ジェイムス
八十歳をこえていながらここまで不道徳なストーリーを書くかジェイムスおばあちゃん。しかもラストはほとんどハーレクイン。ダルグリッシュ警視長、いよいよ再婚?死ぬ前に、自らが造り上げた名探偵を幸せにしておきたいんだろう。ポワロの最期(「カーテン」)を、若いときに準備していたクリスティはそう考えると冷静だったのかなあ。
☆☆☆★★★