※引用図は7日12時の天気図と7日13時のレーダーアメダス合成図(近畿四国周辺)です。気象庁HPより引用いたしました。
7日日中、雨雲が四国南東部で急激に発達して、高知県室戸市佐喜浜では、1時間に133ミリの猛烈な豪雨を観測しました。
引用図の7日12時(豪雨が発生した直近の天気図です)の天気図より、本州の東海上に高気圧があって、四国南東部は、この高気圧の後面にあたり、豪雨の源となる、南海上からの暖かく湿った気流が入り込むパターンとなっています。
そしてまた、当該豪雨が発生していると思われる、7日13時のレーダーアメダス合成図(近畿四国周辺)より、四国南東部に向かって南東方向から延びる雨雲と南西方向から延びる雨雲とが、ちょうど高知県南東部でぶつかり合って、その雨雲同士がぶつかり合った箇所で、特に激しい雨が降っている様子がわかりますね。
このように、雨雲同士が衝突する箇所では、雨雲が特に発達する箇所でもあります。そして、当該雨雲が山の斜面に衝突すると、さらに雨雲は強まりますので、このような猛烈な大雨をもたらすようになるものです。