①5月13日15時の天気図 気象庁HPより引用
②5月13日9時のAXFE578図 日本気象予報士会HPより引用
③5月13日15時の日本付近レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
④5月14日9時の予想天気図 気象庁HPより引用
台風2号ですが、13日朝、八丈島の南東海上に達して、午後には、温帯低気圧に変わりました。
八丈島では13日0時49分に最大瞬間風速36・1mを観測し、島内では13日朝方にかけて、10分間平均でも30m近い猛烈な風が吹き、一時、暴風警報がだされて、関東近海ではおおしけとなり、千葉県の一部や伊豆諸島、小笠原諸島には波浪警報も発表されました。
台風による被害は、大したことがなかったことが幸いですが、西からは、上空に寒気を伴なった低気圧が本州付近へ接近してきました。
引用図①より、日本海西部にある低気圧がそうですが、この低気圧、引用図にはありませんが、上空5500メートル付近で-24℃以下という強い寒気を伴っています。引用図②の下側より、上空1500m付近の気温差ががこの低気圧周辺では30℃程度にも達するほど差があり、大気が不安定な様子がわかりますね。
さらに、引用図②を良く見ると、この日本海西部に低気圧に対応する、上空5500メートル付近の正渦度移流域が日本海西部に広がっており、別の正渦度移流域が東シナ海に見られ、(引用図②の上側)、これら南北に広がる正渦度移流域に対応して、引用図②下側より、西日本では、上空3000メートル付近で活発な上昇流域が南北に広がっています。この活発な上昇流域に対応して、強い降水域が日本海西部のみならず、中国地方や四国沖にも広がっています(引用図③より)。
今後、日本海西部の低気圧とは別に、四国沖に低気圧が発生するでしょう。そして、14日には、日本海西部の低気圧は日本海を、四国沖に発生する低気圧は本州南岸を東進するでしょうね。これに伴って、14日は、大気が不安定な地域は東日本や北日本へも広がってくる婿実で、広範囲で、短時間に降る強い雨や落雷、降雹、突風などには注意が必要です!
ご無沙汰しています。返答遅れてすみません。
13日は、京阪神では、かなりの雨量だっだみたいですよね。
19日はどうでした?強風は。
神戸市内では13日夜から土砂降りの雨となっています。時々、ゴロゴロと雷の音が。先ほど、稲妻も見られました。