カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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今度は長野・新潟県境付近で大きな地震 震度6強

2011-03-12 18:22:42 | インポート

引用図は、3月12日3時59分頃発生した地震の震央と各地点震度分布図です。気象庁HPより引用。

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国内観測史上最大となる巨大地震 東北地方太平洋沖地震の影に隠れた形になってしまいましたが、3月12日03時59分頃甲信越地方北部でかなり強い地震がありました。

震源地は新潟県中越地方 ( 北緯37.0度、東経138.6度)で震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6・6と推定されます。

この地震で、長野県境村北信で震度6強を観測したほか、新潟県十日町市や新潟県津南町などで震度6弱を観測しました。

この地震と、東北地方太平洋沖地震とは地震発生のメカニズムが異なりますが、東北地方太平洋沖地震発生して、長野・新潟県境の地震の歪エネルギーが蓄積していた、今回の地震発生地域が触発された格好となり、今回の地震につながった。と私は見ています。

今回の地震のように、長野・新潟県境付近から新潟県上中越地域に発生する地震は、強い揺れの区域が利根川や渡良瀬川沿いに沿って南東方向へ広がり、埼玉県北東部や茨城県西部周辺でも強い揺れを観測すると言う特性があります。

この地震発生後も、この地震の余震と見られる地震が12日明け方に立て続けに発生、最大震度6弱の激しい揺れを新潟県上越地域で観測しています。


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