引用図①は1月16日15時の天気図、引用図②は1月17日9時の予想天気図です。ともに気象庁HPより引用です。
暖冬の年であると、本州付近を頻繁に低気圧が通過するようになり、通常、冬型気圧配置では雪や雨が降り難い太平洋側の各地で、雪や雨が頻繁に振りやすくなるものですが、あす17日は、関東地方を初めとする本州の太平洋側で、雪や雨が降る兆しがでてきました。
ただ、引用図にはありませんが、各種予想天気図からみて、17日は、本州に南海上に前線が延びて、前線上に、低気圧が発生するものの、低気圧はさほど発達せず、上空の気温も、本州南岸の上空ではこの時期としては高めであるため、本州南岸沿いの降水は、雪より、雨が主体と 私は見ています。内陸部や標高の高い箇所は雪となりそうですが。
ただ、通常、雪になる目安として、1500メートル上空(850hpa )の気温が-6℃以下、北日本の太平洋側や関東平野では、南岸低気圧で北東風となる場合は、-3℃以下 となりますが、
雨が雪になり、まして、積雪となる場合
1・地表付近の気温 2・地表付近の相対湿度(気温もさることながら、湿度が低いほど、雪の結晶が雨になりにくい。) に着眼するべきと、私は思っています。
1の地表付近の気温が如何に低下するか?2の地表付近は如何に乾いているか?によって、雨が雪に変わり、、そして、積雪となってしまうものですね。
通常、相対湿度が70パーセント以下で、気温が3・5℃以下となれば、雨から雪に変わりはじめますが、気温3・5℃以下でも、相対湿度が70パーセントより高ければ、みぞれ となることが多くなり、雪となっても、おおむね気温が1・5℃以上で相対湿度85パーセント以上、気温が0・5℃以上で相対湿度95パーセント以上であれば、積雪にはなりません。
こう見ると、特に、太平洋側、それに関東平野の場合、雨か雪となる判別や、雪が積雪となるか否かの判別というのは、局地性が強く、難易度が高いものであると言えますね。
あす17日より、21日日曜日も、本州太平洋側では、雪や雨の予報となっています。前記した点を踏まえて、雨か?雪か?、積雪となるか? 判別材料になさっていただければ、と思います。
雨と雪の判別値ですが、なるほど。実際に雪となっていても積雪にならない時もありますよね。湿度も重要な要素とは。よ~く 勉強になりました。
私自身、ヤフー天気の、某会社が行っている動画ブログを見ましたが、人数ばかり多いだけで、肝心の中身は幼稚な内容でした。カノウおにいさんからも、充分に背説教してやってください。
カノウおにいさんのブログ、ご自身手作りで、中身も濃い内容ですから、これからも、NHKの半井さんとともに、応援します!。
これからも、今回のような目からうろこがでる記事をどしどし書かれてください。
がんばってください!
なるほど、前コメントの半井さん大好き さんのおっしゃる通り、その動画ブログって・・・。少々気象を知っている方であれば、??が付く内容ですね。素人さん相手でも、お天気番組の意義は、素人さんに天気の啓蒙をすることですからね。
そういう意味で、このブログ、これからも活用させていただきます。
コメントありがとうございます。
本ブログに協賛いただいて、大変うれしく思います。
半井小絵さんを応援することは私自身も協賛します(笑)が、他の方のブログの内容について、批判する気持ちは毛頭ありません。ブログと言うものは、作成する その人の個性が出ていたしかるべきで、その内容について、批判するようなことは望ましいことではないと思います。
お二人とも、そのブログについて、ご指摘のように思われたのなら、ご自身の胸の内にしまっておきましょう。