難易度が高い危険な岩稜地帯を通過する場合、一般的には下るよりも登る方が難しさは少ないと言われている。
理由は多々あるが、自分自身でもその通りだと体感している。
身体の向き(上りの場合、フェイスインの体勢が多い)、ホールド・スタンスポイントの見つけやすさなどが主な理由だろうか。
さて、次はN君が馬の背を登る。
コース取りは自分の動きを見てある程度は分かっているだろうから、あとは三点支持の基本を守りゆっくりと確実に進めばよい。
取り付き口。
ナイフリッジに至るまでは特に問題はないだろう。
核心部に近づく。
上から写真を撮っている自分が立っている場所も、実を言えばかなり危険な場所だ。(笑)
さぁここからは尚のこと慎重にゆっくりと。
核心部の側壁に来た。
足(靴)が置ける幅は10㎝も無い。両腕を有効に使って登る。
そうそう、三点支持を守れば大丈夫!
そこに手がかかればあとは足を上げてナイフリッジに戻るだけ。
もう少しだ。
やっと少しだけ落ち着けるポイントに到着。
ちょっと笑顔のN君。
「どうだった、馬の背の登りは?」
「最初がいきなり下りだったので、それよりは落ち着いて越せました。でもやっぱり凄いところですね。」
ここからは奥穂高岳までまぁまぁ安心して歩けるリッジ。
景色を堪能しながら進むことができる。
この先にも危険地帯はあるのだが、今までと比較すればたいしたところではない。
そういった気持ちのゆとりが出たせいか、思い出したように急に右脇腹の痛みを感じ始めた。
「もう大丈夫。気の緩みさへ持たなければあとは楽だ。できるだけ痛みが出ないような動きをして下山しよう。」
そう決めた。
下山時は奥穂の山頂で小休止だけを取り、穂高岳山荘へ向かうことにした。
時刻はとっくに正午を過ぎてしまっている。
お互いいい加減腹が空いているし、風のない場所でのんびりと座って昼食を食べたかった。
理由は多々あるが、自分自身でもその通りだと体感している。
身体の向き(上りの場合、フェイスインの体勢が多い)、ホールド・スタンスポイントの見つけやすさなどが主な理由だろうか。
さて、次はN君が馬の背を登る。
コース取りは自分の動きを見てある程度は分かっているだろうから、あとは三点支持の基本を守りゆっくりと確実に進めばよい。
取り付き口。
ナイフリッジに至るまでは特に問題はないだろう。
核心部に近づく。
上から写真を撮っている自分が立っている場所も、実を言えばかなり危険な場所だ。(笑)
さぁここからは尚のこと慎重にゆっくりと。
核心部の側壁に来た。
足(靴)が置ける幅は10㎝も無い。両腕を有効に使って登る。
そうそう、三点支持を守れば大丈夫!
そこに手がかかればあとは足を上げてナイフリッジに戻るだけ。
もう少しだ。
やっと少しだけ落ち着けるポイントに到着。
ちょっと笑顔のN君。
「どうだった、馬の背の登りは?」
「最初がいきなり下りだったので、それよりは落ち着いて越せました。でもやっぱり凄いところですね。」
ここからは奥穂高岳までまぁまぁ安心して歩けるリッジ。
景色を堪能しながら進むことができる。
この先にも危険地帯はあるのだが、今までと比較すればたいしたところではない。
そういった気持ちのゆとりが出たせいか、思い出したように急に右脇腹の痛みを感じ始めた。
「もう大丈夫。気の緩みさへ持たなければあとは楽だ。できるだけ痛みが出ないような動きをして下山しよう。」
そう決めた。
下山時は奥穂の山頂で小休止だけを取り、穂高岳山荘へ向かうことにした。
時刻はとっくに正午を過ぎてしまっている。
お互いいい加減腹が空いているし、風のない場所でのんびりと座って昼食を食べたかった。
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