ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

庵滝テント泊:湯滝を見下ろす

2019年04月21日 22時49分25秒 | Weblog
スタートしてすぐ、目の前に湯の湖が現れた。
見慣れた湖ではあったが、こうして湖畔を歩くのは何十年ぶりのことだった。


この「湯の湖」、湯元温泉のすぐ近くに位置することから、温泉街に近い部分だけは真冬でも凍ることはない。
おそらくは地熱の影響からだと推測する。

温泉街を離れ道路沿いに歩いて行くと、今度は凍った湯の湖との出会いだ。


おそらくは湖の2/3程は凍っているのだろう。

天候にも恵まれ風もない。
でかいザックを背負えば、たとえフラットなルートであってもそこそこ汗をかく。
次第に喉も渇いてきた。
そして振り返れば、遠く群馬県との県境に屹立する雪化粧を纏った日光白根山が見えた。


何度か冬に登ったことはあるが、日帰りコースとは言え結構厳しかったことを思い出した。

道路の反対側は針葉樹林帯。
さすがにこの辺りともなれば積雪量は多く、期待感が膨らむ。


30分程歩いて「湯滝」へと到着した。
ここまで来れば戦場ヶ原も近い。

このまま湯滝へと下って行けば少しでも時間の短縮になるのだが、まぁそう慌てる行程ではない。
せっかくなので、湯滝を見下ろしてみることにした。


少し分かりにくいかも知れないが、湯滝をほぼ真上から見下ろした画像。

実を言えば、この滝へはかなりの回数訪れているが、すべて滝の下から見上げてばかり。
見下ろしたのは初めてだった。
それほど大きな滝ではないが、こうして雪と氷混じりの滝は迫力があった。
ちょっと得した気分!

さて、戦場ヶ原へと向かおう。


これがいつもの見慣れた湯滝。
やはり冬の方が迫力が増している。

戦場ヶ原の西の端に位置する湯滝。
今日はここからスノーシューを装着して戦場ヶ原を数時間歩くことになる。

だが、本音を言えばスノーシューは苦手である。
と言うより、あまり好きになれないギアだ。
何故なら「バタコンバタコン」と音を立て、やや両足の間隔を開けながら歩くことが面倒で仕方がない。
「何を面倒がっているのか! そんなことで・・・」
と、おしかりを受けそうだが、どうしてもこればかりは好きになれない。
やはりアイゼンの方が楽に感じてしまうのだ。

雪上の浮力では圧倒的に有利なことは分かっているし、雪の状況によってはこれほどありがたいギアは他にない。
だが、それでも好きにはなれない。


いざ、装着終了。
これからほぼフラットな戦場ヶ原を縦走する。