喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

朗読劇「カナタ」に行ってきました。2(かなり壊れてます、注意)

2018-06-01 15:34:23 | ドラマ・演劇感想
カナタ感想の続きです。

実はオリジナルの朗読劇はこれが初めて。藤木君のはテレビで見たことあったけど、生はなかったのでどんな空間なのかなー?物音一つない閉塞感だったら辛いなーと多少びびっていたのですが、静かは静かでも息が詰まるというより上品な静寂といった感じピアノの音も相まって癒されました。そういえば演劇とかでいつもある「開演前の諸注意」ってあったっけ?いきなり始まった記憶がある。



トップバッターは吉野さん、ここが現在として見ると、次が彼女の過去、そして最後がその後・・うん未来と書くよりしっくりくるな。

簡単にいえば大人の男、まあズルイ男です。でもこういうタイプってモテるだろうな。

彼は現在年下の女性と婚約寸前のお付き合いにまで発展していて、幸せいっぱいのはず・・なのにどこか満たされない不安があるこれは何故なのか?
上司と部下で知り合ってお互い同郷だと知ってから共通の話題で打ち解けてある日一線を越えて恋人同士になった。でも最後は別れてしまう。彼が彼女を振るんだけど理由を彼女に言わないんだよ。自分の中で生まれた疑問を自己解決してる、ここがずるい。でも答えられないだろうなとは思う。だって彼女は何にも悪くないから。二人は彼女の相手への羨望と尊敬で始まっているから、彼が何を言っても彼女は従ってしまう。彼女が謝るたびに自分が彼女と対等ではないことに気付かされる。

こういう関係って年の差の男女でよくあるけど、女性側が従順でも実は裏で男性を手の平で転がしてるようなタイプだと上手くいくけど、彼女は純粋に相手を尊敬しているだけだから彼の中で不満が溜まっていったんだろう。恐らくこの人は相手とは対等な関係でいたい人だと思うから。

どんなに好きでも彼女は俺の前では本当の自分をださない、彼女のその気持ちは愛ではなく尊敬だって分かった時、彼は別れを決心する。同僚の言葉がキーポイントっていうのがアレだけど、他者の視点が確信をつく事って多いよね。

彼は振る立場でまあ悪者側っていえばそうだけど、彼視点で聞くと身を引いたとも思わされて上手いなーずるいなーって感じた。反面、臆病というか彼女の内面に切り込まなかった小心者でもあるけど、彼女には他にふさわしい相手がいるはずって去ってくのはラブレボの須賀ちゃんを彷彿とさせたわ。あっちは仕事と恋の両立の問題でしたが。


で、そんなずるくもかっこいい上司を演じた吉野さん。

淡々と語りながらも表情や仕草が色気たっぷりで、朗読というより演劇みたいでした。

一人で語るといえば乙女向けのシチュエーションCDが当てはまるけど、あれは彼女の台詞が一切なくて語りかけだけなんだよね。カナタは会話があって、それも語り手が演じる。なので男性が女性言葉を話すわけです。

「月曜日からどうしようか」

「彼氏が出来ましたって言っていいですか」

この二人の会話を一人で話すんですよ。想像するとすごくシュール、でもこれを自然に聞かせるのが腕の見せ所、極端に声を変えても駄目だし、男性と同じトーンでやっても駄目。ここが三人三様で面白かったです。

吉野さんの彼女は・・・しおらしい吉江さんでした声のトーンが(キラカン総務部)

いやほんとに目を閉じるとそこに吉野秘書と吉江さんがいるっって思ったくらい、馬鹿にしてるわけではなく本当に可愛らしい女性でした。「パンナコッタ・・」をあれだけ控えめに可愛く言う女性を私は知らない(萌)吉野裕行恐るべしその1

そしてそしてエロシーン(情緒も何もない言い方だなおい)一応大人なので顔は平静を保ってましたけど心の中のウッチャン鼓笛隊は大騒ぎでしたよ。嫌~って赤面状態でした。

見に行った方はご存じでしょうが、手を使うのは反則でしょう!何あの表現、何あの触り方、あれただの段差だよね、おかしいぞ幻覚が見える,腿が見えるよ。吉野裕行恐るべしその2
もうあのシーンがエロくて色っぽくて大人の男ずるいわーってなりました。その後合体シーン(また情緒もなにもない)もあったけどスルーしていきましたから、そのくらいあのシーンはやばい、あれ見ただけで何人の女性ホルモンが活性化されたか、エクオール飲むより絶対いいと思う。ホルモン産生されるよ。私あそこだけでチケット代元取りましたから、見にいってよかった。

ちょっといい加減気持ち悪い人になってきたんで(元からだろ)どんなシーンか気になる方はぜひツイッターで「カナタ」の感想を検索してください。吉野ファンで忠実に再現絵をアップしてる方いるんで。

何か朗読の感想というより別の感想になってるけどいいんです。吉野さんの朗読が素晴らしいのは他で語り尽くされているんで、私はもうビジュアルもいいって何て素晴らしいんだブラボーって感動しました。まあ最後は羽多野さんの「カーテンコール」がすべて持ってったけど(腹よじれた)

後二人分あるのに一人目でエネルギー使いすぎた。残りは後日(続くか不安)
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