あるポストを見た。
漫画家さんの悲劇で同業者達が声を上げているが、春馬君の時はそれがほとんどなかったというもの。
同じように突然の自◯であり困惑するのもわかる。結局のところ理由はわからない。
でもこの二つの場合決定的な違いがある。
漫画家さんの場合明らかに亡くなる前後で心身を疲れさせるトラブルがSNS上で可視化されていた。対する春馬君はそれがなかった。
発端は脚本家のインスタであり、漫画家さんは原作者として経緯を説明。ドラマ化する際の約束が守られていなかったことに対する不信感が書かれていた。
それに同調する者が脚本家を批判し騒ぎになった。
彼女がどうしてあの判断を下したのかは定かではないが、明らかにトリガーの一つではあったと思う。それが同業者には簡単に想像できるからこそ今回の件には声を上げたのだ。
春馬君はそれがなかった。
亡くなる数日前には新しい作品を紹介し、音楽番組出演を控えてファンはもちろんのこと世間だって予想も付かなかった。だからあれだけ驚愕したのだ。
芦原さんの場合は
「えっ?死んじゃったの?」
春馬君の場合は
「何で死んじゃったの?」
この違いは大きい。
SNSを頻繁に利用する者なら今回の田中さんドラマで起きていたトラブルは原作者生前から知っていたし、周囲にとっては起承転結の「転」もしくは「結」である。今の状態を見ると転の方が近いかもしれない。
春馬君の自◯は「起承転結」の「起」だ。明らかにここから彼の死の原因の謎解きがはじまった。
いや、2020年1月の国力ツイートでの炎上が「起」だと言う人もいるだろう。現にそれで誹謗中傷されて苦しんだと言う説も出た。
しかし本人は当該ポストを削除せず残したまま普段通り仕事を続けていた。
だから結局同業者にも彼の決断は青天の霹靂すぎたのだ。
同業者が動くも何も出来るはずがない。
芦原さんは自身の死で終わり
春馬君は自身の死から始まった。
これほど明確な違いはない。