喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

AD-LIVE ZERO ライビュに行って来ました。

2019-09-15 08:51:31 | ドラマ・演劇感想
AD-LIVE ZERO ライブビューイングに行って来ました。14日昼公演です。

正直アドリブ舐めてました。きっと内輪ネタだらけの楽屋落ちになるんだろうなと思ってたし、舞台劇として物足りないだろうなと思ってた。推しが出るだけでコンテンツにはマイナス印象でした。

ですが見たらその印象は覆されました。いやーすごかった、エンディングで放心状態だったわ。打ちのめされたって感じです。ボーっと電車に乗って帰って家についてまず出た独り言は「なんなん・・あれなんなん・・(なぜ関西弁?)」でした。2008年のナイロン公演以来だわあんななったの。

思ったのと全然違ってた・・あれ本当に即興の台詞なの?実は考えて組み立ててないの?もう驚きの連続で圧倒されるとはまさにこの事

私は昼公演しか見てないんですが、夜公演は笑いに振り切ってたらしいので貴重な回をライブで体験できたんだなとしみじみ、巷では笑いの多かったソワレの方が注目されてたけど、演者が慣れて遊ぶ位に余裕のあった(と推測)ソワレを見たとしても自分はマチネの方を評価するんだろうな、それぐらい凄まじかったです。

パンフに浅沼さんが書いていた「主催の鈴村さんと対峙するのは引退試合のよう」という言葉、よーく分かりました。AD-LIVEの創設者にしてストーリーの技巧者、まさにラスボス、それに対し予定調和を嫌う最強の破壊神とのタッグはまさにラスボス戦、殴り合いかと思いきや実は協力しあってラストへ繋げてる。不条理劇ともいうような展開を見せながらも感動のラストでしめる大好きですこういう作品。

即興だし、アドリブワードが多少笑いに走った物でも強引にストーリーに盛り込む二人、そのやり方も対称的でした。

あくまでも自然に入れ込む鈴村さんととにかく意図的に消化させつつここぞと言うときに最強のワードをぶっこむ吉野さん、何も考えずただただその場で消化してたように見えたから逆にパズルのピースのようにがっちり嵌った一言の存在感がすごかった。「神引き」だとの感想があったけどそう思わせるための演技の計算でのワードの使い方だったとしたら恐ろしい演者だわ吉野裕行って・・まあ偶然だっただろうけど、キラカンの協力エチュードのやり方を見てるとどうしてもそう疑ってしまう。

あれ見てる人ならあの人の「自由な演技」がどれだけ意図的な物か分かるはず、相手によって自分の立ち位置を決める、この人の対峙ならまずは待った方がいいのか、最初からぶっこんだほうがいいのか、割合で行くと相手が受動型だと思うと自分が動く、主導権を握りたい人だと相手の出方を見てから動く、乗ることも乗せることもできるから一見相手のペースに巻き込まれていると見えても実は彼の掌の上で踊らされていることに気付く。協力エチュードでゲストがぐったりしてしまう理由がこれなんですよね。吉野さんの行動には理由が存在する。彼の発する「何も考えてない」と言うのは後日談を聞くと(ラジオで割と話してくれる)嘘であるとわかり、その時初めてかれの恐ろしさに気付き打ち震えるというところまでがセットなんです。昨日の昼公演での感想で「怖かった」とつぶやいていた人がいて「おお、私と同じ!」って心の中で握手しました。

ファンの欲目かもしれない、でもそうなんですよ吉野裕行は怖いんです。

その化け物ともいえる彼と対峙した鈴村さんはまるでコンピューターのように瞬時に受け止めそれに見合った展開を構築していく、知識と語彙の豊富さと経験でストーリーの主導権を握ろうとする。こちらもすごい。あの柔和な顔の内側で緻密な計算をする冷静な裏顔があり、それを表に見せないこちらも最強。二人の会話は台本がないはずなのに自然で私は途中から一つのストレートプレイを見てるような気さえしました。二人の演技にのめりこんでは時折出す紙に現実に戻されたりもう大変。欲を言えばあの紙を出す演出はいらなかったなあ。もちろんあれがあるから笑いに持っていけるし演者によっては助けにもあると思うけど、この二人には必要なかったのでは・・せっかく世界に入り込んでいても引き戻されてしまうんだもの。特に吉野さんにはアドリブワードって助けというには枷にかんじてしまってもったいないなと思いました。でも一番笑いがあったのってワードの所だしなあ。複雑です。

やっぱ笑い重視なんですかね。鈴村さんはのあるワードが受けていたけど私はあれ興ざめでした。役者のプライベートを想像させるワードなんて所詮内輪受け、ファンの悪ノリが痛かったです。吉野さんも「ハロプロ」とか出たらどうしようかと心配したけどなくてよかった。

とりあえず夜公演は見てないのでブルーレイをポチりました。コメンタリーもあるみたいで楽しみだ。
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小市民

2019-09-07 12:38:28 | weblog 2019
久々にムカつく呟きを見た。実際はその人の親の言葉だけどね。

ホントこういうことを平気で言う人が記事を鵜呑みにしてクレーム入れたり不買運動起こしたりするんだろうなって私も決めつけてしまう。

何か某芸能人の誹謗中傷騒ぎってこういう些細な思い込みから広がっていったんだろうな。

前も書いたけど顔も知らない他人の一言でアンチを作るってすごい時代だな。

それとは逆に現実の推しの目撃談はいつもほのぼのとしている。

ウッチャンと言い何で自分の推しはこうもプライベートで芸能人感がないのか。

そこが好きなんだよ。
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一つの区切り

2019-09-06 23:38:14 | weblog 2019
関ジャ〇∞のN君脱退でうちの姉が抜け殻になってた。(N君ファン)

噂があったので覚悟はしていたけど、いざ現実になったら何も手につかないくらいショックだったと言っていた。

妹はO君ファン、彼女とずっとラインしていたらしい。

全国ツアーは一回だけ行って(ファンクラブの期限が残っているから)その後は抜ける予定みたい。

姉曰く、去年脱退したS君の件から歯車が狂ってしまったんだと、S君はどうしてN君からのメールの内容を公式に出してしまったんだろうと怒っていた。あれがあったから(自分がこれから引っ張っていくとの決意のメール)嘘つき呼ばわりされてしまった。でもあの時は本当にそう思って頑張ろうとしてたんじゃないだろうか。プレッシャーや責任感に押しつぶされてしまったのではと嘆いていた。S君も嬉しくてああ書いたのかも知れないけどあの言葉は胸の奥にしまって面に出さないでほしかったとのこと。


私は「言い切るっていうのは今の時代大変な覚悟がいることだよ、本人の言葉を支えにしている人も大勢いるから」と言ったと同時に「辞めない」と言い切ったO君の気持ちの行方が心配になった。妹からそれについてまだ感想はないが近いうちに連絡が来るだろう。

正直モチベーションの下がっている姉には早く次の好きなものを見つけて欲しい。春から情報に振り回され続けて、家族に内緒で行った東京公演も嬉しかったはずなのにいまは落差に打ちのめされていて見ててしんどい。

最初に情報を流した内部の人は何をしたかったんだろう。絶望とわずかな期待感で今年を過ごしてきた姉を見ると私には愉快犯としか思えないよ。承認欲求とお金のためなら平気で人を売る。きっと軽ーい気持ちしかないんだろう、まあ人を悲しませた奴が美味しい思いをするはずがない。いずれしっぺ返しが来る。

私はファンではないけれど、好きな俳優やバンドがこの先永久に活動してくれる保障なんてどこにもない。それは誰しも同じ、だからこそ今回の脱退は考えさせられた。去った者も残された者達も自分と向き合い決断してもう足先は次の未来へと向いている。もし自分の好きなバンドやコンビがそうなったとしても反対側を振り向かず同じように前を向いたファンでいたいなと思う。(もちろん悲しみの果ての近くには行くくらい泣くだろうけど)

別れ際、姉が「今度出るライブ盤は限定盤と通常両方買うよ、投資する」

健気だなあ。
大丈夫、止まない雨はない。


🎵疲れた身体無理矢理に 何かいいことを探し
 疲れた身体無理矢理に たたきおこし考える
  
  明るき未来を つらき今日を

  
この先何がおこるやら 悪いようにはならないさ(エレファントカシマシ「too fine life」より引用)
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