やっと城太郎出演の回まで来たよー。
これまで武蔵が「俺は強い!」って暴れてばっかりで剣術とおつうの事ばっかりでこの人ってどんな人なのかさっぱりわからないけどやっぱりわからない。
で、春馬君演じる城太郎は突然出て来たの?何か最初から武蔵と知り合いみたいなのに。だるくて流し見してたから見逃したか?
それはともかく子春馬君可愛いー撮影時は12歳くらい?大人びてるなー。この頃から目が印象的で海老蔵さんといい勝負だ。海老蔵さんはカッ!っ周りを焼き尽くしそうな眼光だけど、春馬君の目は凛として透明感があって何もかも見抜かれそうな感じ、静と動のいいコンビだわ。
この頃の春馬君は子供ならではの感性のみで演じている気がするので彼の間とか「東京公園」の役の原型を感じるな。その後経験や技術を重ねても彼の役者としての素のようなものはここにあったんだなと思った。
海老蔵さんの演技は激しくて周囲を台風のように巻き込んでいきそうなのに春馬君は受け手の演技ながら個を確立していて素晴らしい。滑舌とか緩いけどちゃんと武蔵の仲間として存在感がある。もうこの頃から相手に引きずられる事ない立派な役者だったんだな。
それにしても海老蔵さんの所作の美しさと刀捌きには惚れ惚れしてしまう。
一見野生的で荒々しいのにこういう所に代々受け継がれた資質と鍛錬が出るんだろう。他の役者の動作が緩慢なので余計に際立っている気がする。
何か話が面白くないので別な面で楽しんでいる。出演者は豪華だしOPはエンニオ.モリコーネだし脚本は鎌田俊夫って「金妻」の人だっけ?内容としては今のところ武蔵とおつうの恋と剣術修行と中村玉緒の面白さが5割って感じだ。
ちなみに5話にはあのドラマにも出たあの人が出てきたり春馬君の後の共演者探しも楽しい。これもこの後の役者人生が続いたからそう思うのだから役者三浦春馬が生きた証ってこれだなって実感。