今回の幻視探偵、私は劇中音楽が印象的でした。
初演よりもさらにメジャー化したというか、推理劇らしい音運びというか、悪くいえば王道になってしまったと言う感じ、でもピッタリハマっているんですよね。
初演はもっと音数も多くリズムも独特で個性的だっただけにありきたりといえばそう。
でも、覚えやすいのと盛り上がりは圧倒的に再演の方がいい。
逆転裁判とか名探偵コナンとかここぞって時にあのテーマ曲が流れてアドレナリンが一気に噴出してテンション上がる感じ、あれが今回の音楽にはあった。
で、あの舞台の幕が開いた時にジャーンジャーンジャーンジャージャーン🎵で舞台セットと登場人物が出てきた時の感動がすごかった。一人一人がクローズアップされてポーズを取るのはリーライお馴染みなんだけど、最後にバディの二人が両側から登場した時はライトの演出も相まって鳥肌立ちまくりで私はもうこの時点で泣いていた。(はえーよ)もーちょーかっこよかった、なんで配信でロングで撮ってくれなかったんだろうってこれこの先10年は言い続けるからね。(しつこい)
で、音楽効果なんですが、暁が幻視が上手くいかずに落ち込んでいる時に摂理が諭すじゃない。あの名場面でも上手く使われていて暁が「証明する事」に気付いたときにあのOPが流れるんだよね。これ逆転裁判でなるほど君がまさに形勢逆転する時と一緒で話も気持ちも最高潮になる。暁のテンションが上がると同時に観客の心もぱあって開くんだよね、あそこがねもうたまらんのですわ。
もちろん初演を見たら同じように感動すると思うけど、再演は音楽の力がすごく大きいと思った。ありきたりな曲だから王道推理ものにピッタリきたと言うかね。
個性の時代と言われるけど、長く愛されているものは普遍性があって割と単純明快なものが多い。ドラマとかで半沢直樹みたいな勧善懲悪ものが流行るように音楽も王道って必要なんだなと思いました。とはいえ初演の音楽も好き、前の担当の方の曲の中では「カラーズ」が1番良かった。ミステリアスでおしゃれで映画を見てるみたいだだったなー。あのジャングルジムみたいなセットの1番あえて微動だにせずの推しがかっこよくてライビュ会場で興奮したの覚えてる。あら再演じゃなくて初演もう一度見たいよー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます