喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

1993年とその25年前

2018-07-17 00:19:12 | ドラマ・演劇感想
ナイロン100℃「睾丸」観てきました。

「百年の秘密」が女二人の物語ならこちらは男二人、しかも劇団きっての自由人コンビの三宅、みのすけ主演とくれば見に行かない訳はない!ってことで池袋東京芸術劇場シアターウエストに来場。

まだ公演は続くのでネタばれは避けますが、25周年公演だけに舞台設定は1993年とその25年前の1968年、後者はある意味超有名な年代ですよね。

しかし私は映像や資料でしかその頃の出来事は知らないので劇中の過去のシーンは共感出来なかった。あの頃の若者は元気だったんだなーってくらい、流石に1993年はいろいろ思うところはあったけどね。平成生まれには理解出来ないだろうな。

まあストーリーはとんでもない台詞を笑って流すは、恐ろしい行動を笑い飛ばすはでいつものナイロンでした。違うのはオープニングが無音だったくらいかな、後BGMがガチャガチャしてて時計の音と共にちょっと寒気がしたなあ。昔の白黒の特撮みたいな音楽で怖かった怪奇大作戦思いだしたわ。(リアル世代ではない念の為)

ラストは物議を醸しそうだけど、ナイロンはいつも悪を逃がしはしないからまあこうなるなと驚きはしなかった。(ついでに一見普通の人が巻き込まれるのもお約束)ケラさんの思想がそうなのか必殺仕事人が好きなのか悪い人は最後に痛い目に合うんだよね。でも実行犯に意外性が全くなくて、そこが残念だった。

見てるこっちが悪が成敗されていい気味だって思いつつも、よくよく考えれば詐欺で普通に捕まれば言い訳だから、あのラストって被害者は自滅だし、あの人は自ら巻き込まれたし容赦ないなって思った。最終的にどうもすっきりしなくてあのラストは必要だったのかと疑問に思った。

あのクズ男こそ「キン○○就いてんのか!」ってどなりたくなる最もたる人物なのでそれこそ阿部定事件じゃないけどアソコ切られて痛い目に合えばいいのにって思うよ。あんな男のために手を汚すなんてもったいない。

もう一回くらい見たいけど当日券も競争率が高くて無理かな。一つ気になる個所があって確かめたいんだけどDVDを待つしかないか。

役者陣は三宅さんは言わずもがな、みのすけさんが光ってました。あの人なんであんなに不気味で面白いの?やっぱみのすけは唯一無二だわ。
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