喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

無題

2015-02-27 19:13:45 | weblog 2015~2017
川崎の事件で日本中が怒りにつつまれている。

被疑者が少年というのもあって少年法があるためか、マスコミの報道も今一つ煮え切らない。

それが余計に国民の怒りをを増長させていて、ネットなどではもうすでに犯人の住所、家族まで特定されようとしている。

これってマスコミが大っぴらになれない分世間に変わりに怒ってもらおうとしてるとしか思えない。世間の怒りを大義名分にすれば動いてもいいんじゃないかって窺っているような感じもする。

情けない限りだ。


被害者の少年の冥福をお祈りします。


どうかこれ以上怪物たちの手にかかる人が出ませんように。

あれはもう人ではないから。
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充実

2015-02-24 21:27:10 | 米崎さん
健ちゃんの出演舞台がまた発表になりました。

http://monsier-mausoir.com/


題名といい内容といいなんじゃこりゃと思ったのですが、どうやら弾丸ジャッキーさんと西田シャトナーさんの共同企画みたいですね。

ソラオ以来のシャトナー作品、しかも惑星ピスタチオ時代の作品の焼き直しではない完全オリジナル!!この作品のメンバーに選んでもらえるなんて健ちゃんは幸せ者だ。

今年はたきともから始まって刻めの続編、滝口炎上、これと七月にはピーターパンかあ。何が嬉しいって仕事が充実してるのはもちろんだけど漫画原作がないのが一番嬉しい。

2.5次元作品は人気もあるし華やかだけど自分としては一からキャラクターを作る作業をたくさんしてほしい。年齢的にもストプレに出てほしい。

2013年いろいろあって本人もファンも悩んだけど、残った人達は応援し続けたし健ちゃんも期待に答えてくれた。その成果が実って今があるんだと思う。ピーターパン出演はまさにそれ。

1500席なんてるひま舞台除けばテンペスト以来じゃないかなあ。東京フォーラムCホールはむかし「ビッグ」の舞台で行った記憶がある。ミュージカルっていうのがちょっと不安だけどきっとやってくれるよ彼は。


さて5月の「ブラックベルト」もちろん行かせていただきます。チケット取るぞ―。

出演者はお初の人は宮下君とオラキオさん(弾丸ジャッキー)名前は知ってます。どんな演技か楽しみだ。紹介写真からメンバー5人怪しさ前回でこの写真だと平野君は金八の良夫の面影が残っているなあと懐かしくなった。どんな舞台になるのか想像もつかないけど体力を使う事は間違いない(笑)一人何役かなー。

しかしせっかく健ちゃんの舞台が複数あるのにこれだけしか行けなさそうな予感

刻めは日程が無理だし、滝口炎上は高いし、ピーターパンはう~ん悩む。でもブラックベルトは絶対に行く公休の日にマチネがあるのが助かるわ―。
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職場で目をつけられない方法

2015-02-24 18:13:53 | weblog 2015~2017
人間関係について思う。


支配欲の強い人が権力を持つと最悪だ。


人って他人に対し「もっとこうしてくれたらいいのに」って思う事がある。

その思いが強いほど相手がそうならないとイライラする。

でもその期待ってそもそも自分の価値観で考えているから他人には無理じゃない?ってなるのだが、支配欲の強い人は「自分の価値観」=「周囲の価値観」だから絶対認めない。だからそのレールから外れた人は目の敵にする。

こういう人が単独行動ならそれほど害はないのだが、徒党を組みリーダー的存在になると怖い。

自分の周りはイエスマンで固め、自分の価値観に合わない人は徹底的に排除する。

こうなると一つの集団だ。リーダーとその取り巻きはグループで支配する。

だが、その中は決して平和でなく、周りはリーダーにいつもびくびくして顔色を窺っている。
いつ自分がはじき出されるか分からない。周りの価値観はリーダーのそれに同化していく。

こんな時徒党にも入らず、なおかつ目をつけられないようにするにはどうするか。


1.逃げる
(仕事なら完全別シフトにする。もしくはやめる)

2.上のポジションに付く
(これでも攻撃されることはある、リーダーの目線で仕事が出来ないと判断されると総攻撃)

3、マイペースでいる
(元々マイペースな人は派閥には気が付かないか興味を示さないが、演技でやろうとすると大変だ)

4、馬鹿になる
(出来ないふりをする、頼る(リーダーは頼られるのが大好き)自分の存在は毒にも薬にもならないと思わせる)

自分を曲げたくない人は1か2で割り切れる人は3か4、私は4かな、仕事は普通だけど。

後、仕事以外の話をしない。これ大事。一見いい人でもリーダーと繋がってる人には秘密や誰かの話をしないこと。昔これで痛い目見ました。

そして支配者が一番周囲の自分の評判を気にしています。この人が人を一番疑っている。

その弱さを隠すために権力を持つのかもしれない。

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リフレッシュ

2015-02-20 19:05:01 | weblog 2015~2017
先週は岩盤浴、今日はカラオケと二週続けてストレス解消してきました♪

歌うとやっぱり気持ちがいい~そして相変わらずのトイレ問題(笑)原因は謎です。

誰か解明してほしい。テレビでやらないかなー。


テレビといえば4月の新ドラマが続々発表されているのですが、三宅さん木10に出るんですね―びっくり。「いやおうなし」後のスケジュールが発表されてないので何か出ないかな―って思ってたら蓮ドラですか。

これで藤木君、三宅さん、5月にウッチャンと私的四天王(笑)の3人が同クールですねー。しかも同じ局とな、阿部さんと三宅さんがバッタリあったりしてね。

楽しみです。
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本人は呟いてるだけなのに

2015-02-17 12:26:46 | weblog 2015~2017
忙しかった仕事が一段落しました。

大変だった・・今日は休みです。

さて、「鎌塚氏振り下ろす」DVDの発売が決定!3月5日だそうです早い。
バカロックもそうだけど発売まで日が短いのはいいですね。会場で予約取って3,4ヵ月待たされるより気は楽です。で、アマゾンでも発売されるので予約をとぽちりにいったらもう在庫切れ!!うっそー公式発表昨日だったのにもう?アマゾンの入荷予定枚数が少ないのかもしれないけどそれでも恐るべし鎌塚人気!イケメンいないのに(こらこら)ま、送料無料だもんね。

さあどうしましょう、去年の衛星放送の録画があるので困りはしないけど、コメンタリーを聞きたいしなあ。前回と同じメンツだからほのぼのとしてていいんだよね。クドカンの演技好きだから「結びの庭」に行こうかなその時買うという手もある。とりあえずアマゾンの在庫復活を待ってみますか。

そうそう三宅さんといえばプライベート姿を一般人に撮られて本人のTLに載せられていたという事件が昨日ありました。

いつものように彼のツィッター見に行って美味しそうな写真の下に妙なコメント発見、いやな予感がしてその人のツィッターに行ったら堂々と電車の中の三宅さんの姿を掲載、しかも寝てるし・・これ盗撮だろーって焦りました。本人悪気はないみたいで単純に見つけて喜んでいたけど(ファンでもなく「みいつけた」で顔を知ってる芸能人って感じ)三宅さんがツィッター始めた時に心配したことが現実に・・と怖くなりました。これ撮られた本人絶対怖いでしょー。しかも女子高生なのかな?堂々と三宅さんに報告してるしああもう!

誰か周りに彼女に注意する人はいなかったの?昨日は休演日だったけど今舞台本番中なんだよ。こんな馬鹿げた行為してモチベーションを下げないでくれ!と関係者のように嘆きました。

調べたら結構芸能人って盗撮にあってるみたいで怒っている人も多数、それなのに「有名税だから」とか「だったらマスコミや週刊誌はどうなるの」とかしまいには「マスコミの行為が一般人を勘違いさせている」なんて責任転嫁の意見もあり驚いた。

そうじゃないでしょ!赤の他人を無断で撮影して誰でも見られるツールに載せる事が問題なんです。自分が知らない人に撮られててツィッターに載せられていい気持ちするか?自分の立場に置き換えて考えられない人が多すぎる。有名人とか関係ない、他人を勝手に撮っちゃ駄目だよ。


三宅さんがマメな人だったから良かった流石一日一ツィートを欠かさない人だわ

経緯はわからないけどすぐ彼女のコメントは見られなくなってたし(ブロックしたのかな)少なくともこれで三宅さんのフォロワー側から撮影者への繋がりは切れたってことで二次災害は防げたんじゃないかしらん。ここで怒りの呟きとかするとファンを煽ってしまうものね。賢明なやり方だ。相手は子供だし同じ土俵に上がる必要はないでしょう。

芸能人は大変だ。健ちゃんはツィッターをやらないよう祈ろう。
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予想はしていた

2015-02-08 22:24:09 | 米崎さん
健ちゃん滝口君の舞台に出るんだね―。

ただ、舞台でも小劇場派の私はこのメンバーが豪華なのかどうかわからない。どちらかというとタレント的な意味で豪華と言うか大物の関係者で豪華というか。

う~んどうしようかなー。山崎さんを久々に見たいけど他に惹かれる要素がないのが辛い。

年末るひま常連組もそんなにいないし若手で人気のある子達でいいなって思う子いないしね、メンバー的に某お笑い事務所をバックに感じるのが何とも・・

健ちゃんの医者見たいけどちょっと考えよう。
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いやおうなしにはめられていく

2015-02-07 22:30:51 | ドラマ・演劇感想
「いやおうなしに」観てきました。

同じ音楽劇でも「たきとも」とはエライ違い、このふり幅が演劇の面白いところだなあ。

さて、「たきとも」が東宝ミュージカル役者による正統音楽会ならばこちらは小○今日子率いる夜も引っ張れデラックスみたいな感じでした。やっぱキョンキョンはすごいわ、流石80年代を代表するアイドルなだけあります。しかも現役、彼女がスポットライトを浴びて歌うだけでここはトップテンの会場かベストテンのスタジオになってしまう歌はとんでもない歌詞なのに(苦笑)

この舞台の元となった「O.L.H」の歌詞はえぐいというかエロいというかこういうの聞くとグループ魂なんて可愛いもんです。

「ゴムまり」とか歌に合わせて役者が演技するんだけど、子供役が古田さんなんで存在だけで笑ってしまった。いや笑う歌じゃないし子供の最期が悲惨すぎて・・でも古田さんだから泣けない。(こらこら)最期の方にドギツイシーンがあってそこの三宅さんと聖子さんを見るのが辛かった。実際舞台ではこれは「逆かあ」って後で思うけどね。まあ、(舞台上の)現実でも子供が悲惨だったけど、こっちはよくニュースで目にするしちょっと泣きそうになった。

高畑さんも良かった。ピーターパンを演じてた子なのかあ、どうりで歌が上手いと思った。元気でハキハキしてて、でもどこか屈折してる女子高生、誰とでも愛を確かめ合うんだけど満たされる事がない。こういう子って意外と多いのかも。

古田さんが若干受ける側の演技で多少ボケたけど割と大人しめだったような・・登場したとき老けたなって感じたけど父親役だからかなあ。その分後半奥様がはじけてました。

さて、お目当ての三宅さんですが、ちょいちょいほとんど三宅マンが出てきつつも聖子さんを持て余し気味のヒモ旦那を演じてました。一幕だけ見ると酷い亭主なんだよね。女房の時給に口出したり人の見てる前でアレコレしようとしたり聖子さんの「やめてよう」の悲痛の叫びが辛い。しかも「ゴムまり」だし(これの謎は後で分かる)現実が「パチンコ」の歌の通りでも働かない駄目亭主ですけどね。でも彼はもう妻を許していて彼女とやり直したいと思ってる、言葉足らずだし乱暴者には違いないけど二人で落ちたどん底から這い上がりたくてもがいている。そんな二人が切なすぎて「おみそしるあっためてのみなね」では思わず涙。

最期の二人良かったなあ。「綺麗だよ」って言いながら泣く三宅さん、この人の演技は本当にダイレクトに心に刺さるからやっぱりここでも泣いてしまった。

主役二人はラストでも色々あってそれでも明るいのにね。堂崎夫婦の方が未来という点では光があるのにどこか切ない。男性側の違いかな達観してる真壁さんとといっしょに溺れている万歳との違い

野球部だった藤岡(甲子園出場禁止の原因となった真壁をうらんでいる)の腕にほった文字には唖然としたものの(そーいうオチかい)全体的には華やかで面白かったです。

庶民はどん底から這い上がってまた落ちて上がっての繰り返ししかない(こんなニュアンスの台詞)が心にどよんと残ってます。ほんの少しの後味の悪さもこの舞台の魅力の一つかも

出来ればもう一度観たいのですが。チケットが売り切れで当日券を狙うしかないのが辛い。
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「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」についてダラダラ語るその3

2015-02-06 02:17:56 | ドラマ・演劇感想
今日は渋谷で観劇です。先週のと180度雰囲気が違うのでどうなることか・・
その前に感想は終わらせておきましょってことで役者感想トリはこの人です。


兼崎健太郎の瀧廉太郎(名前が似てる)

正直不安でしょうがなかったです。再演だし初演の役者さんがすごかったみたいなので、行くのも迷いました。

でもある日思ったんです。健ちゃんが瀧廉太郎にキャスティングされたという事に絶対意味はあると。

オーディションにでも依頼でも評判の良かった前作の再演、主役は東宝ミュージカル役者、共演者は元宝塚、このメンツに初演役者に劣る人など持ってくるはずがない(断言)絶対いい演技をしてくれる筈、ファンの自分がそれを信じなくてどうする!と開き直ったらすっかり気持ちも前向きに。

結果・・「まあどうせやるからコイツは」(逆転裁判再演パンフ富田氏談)でしたねー。


舞台が始まって岡野とフクが談笑する中帰宅する瀧廉太郎


「あ、瀧さんだ」って思いました。本物がどんな人だったかなんて知りません。でもそこにいたのは瀧廉太郎でした。岡野さん達の会話の中の瀧さん、彼らの話している内容から想像する彼にピッタリ当て嵌った感じを受けました。「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」と言うパズルのピースがまた一つはまった感覚

この舞台はきっとうまく行く


そう確信した瞬間でした。


そのあとはもう舞台が楽しくて岡野に笑い、瀧の苦悩に泣き、感情の揺さぶられがひどかった。


感情を爆発させるところもすごかったけど、最後の三人で歌を作るシーンの瀧の顔が好きだなあ。
後、激しい咳をする彼を心配して駆け寄る岡野と幸の手を振り払うところとか二人が吹っ飛んじゃいそうなくらいの強さで、私は何であんなにきつく拒絶するの?って疑問だったけど【結核は伝染病だ」って気付いて納得が行きました。

今の時代は時間はかかるけど完治するからなー当時は忌み嫌われた病だったから瀧は染るのを恐れたんだよね。と演技と演出の細かさに感動しました。

それにしても役者って何でああも見事に泣くんでしょう健ちゃんに聞いてみたいですよ。

元々涙もろいとか(そうは見えない)
悲しい事を思い出して泣く(そういう器用な人にも見えない)
瀧廉太郎に同情して泣く(これだと舞台上で生きてるとはいえない)
自分の中に瀧廉太郎を取りこんで泣く(イタコ?)
実は目薬だ(目薬で鼻水は出ない)

色々掘り下げればこの演技はちょっと・・ってとこもあるかもしれないけど概ね満足しました。と言うか登場のシーンで「間違いない!」って心の中で親指立てましたから、彼にはもっとたくさんストプレを演って欲しい。瀧さん再々演にこだわらずいろんな芝居に挑戦していってほしいです。

余談ですが、ビジュアル的にも大満足だった事を付け加えておきます。

椅子に座って脚を組むところとか・・脚長すぎ、モデル怖い。
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「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」についてダラダラ語るその2

2015-02-03 23:44:17 | ドラマ・演劇感想
この作品は再演です。去年初演をやって一年後に再演だから相当評判が良かったんでしょう。

当然前回観た人には比較される訳で・・今回三人役が変わって続投の人がいて、なのでここも「宝塚BOYS]と同じだなって感じました。

ただ、演出が同じなBOYSと違いこちらは演出も変更、ある意味その方法は間違えてなかったなと思いました。

結果初演を観た人にも新鮮だったと思えてもらえたし変更キャストも気が楽になったんじゃないかな特に瀧さんは。

初演の人の当たり役だと言われファンにさえミスキャスじゃないのって懸念され、プレッシャーが半端なかったと思う。

そんな健ちゃん演じる再演瀧さんについてはのちほど語りますが、主役の岡野さんはじめ出演者についての感想をば


岡野さん役の原田さん、


実はミスサイゴン地方公演で拝見してるんですよ。歌が上手い人だなーという印象でどの役をやったかまでは覚えてないです。今回の舞台でこんなコミカルな演技もするんだと驚きました。
初演を見た人によると岡野のキャラがかなり変わっていたという事なので初演はもっとシリアスな人だったようです。演出が変わると・・の見本のようです。

笑いも取れてシリアスも出来て(歌の時だけ東宝ミュージカル)上手な役者さんだなという印象ただ、なんていうか暴走しすぎてたというか、あんな感じで押し掛けてきて泥酔してたんじゃ瀧じゃなくても「何しにきたの?」って言いたくなります(苦笑)フクとのやりとりはコントみたいだし笑いの部分は板垣演出のるひま舞台っぽかった。岡野さんだけのせいじゃないけどちょっと苦手だったな。ただ、彼の情熱で瀧も引っ張られて感情をさらけ出せたんで終盤は涙なしでは見られませんでした。


幸役の和音さん

こちらは初見、名前からして宝塚の人かな。歌が上手いですね。上品な感じで綺麗な方でした。
東宝ミュージカル部がハモると迫力が違うなあ。


野口役の佐野さん


最年長のジャニーズJr(笑)どこかで見てるかもしれないプレゾンとか。
40代になってたのかー(驚き)この人もコミカル、でも職務を全うする役人って感じでしたね。病を患った瀧に対しての言い方は厳しいようだけど国費留学だから当然でしょう。現実は更に厳しい処遇だったしこの人はまだ情があったかも。この方安定した演技でした。流石ベテラン


さてここからは再演メンバー


フク役の新垣さん

ロビーでもファンが熱かったなあ。彼女目当ての人多かったんじゃないでしょうか。
元モ―娘の子ですね。舞台では初見です。

可愛かったです。けなげな感じで岡野と息の合った掛け合いをみせてくれました。


基吉役の白又君

ん!白又君だなって感じでした。去年ひさしぶりに年末るひま舞台で見た時も変わらないなーという印象だったけど今回もちょっと憎らしいくらいでやっぱ白又君だなーって感じでした。それが悪いわけじゃなく今は個性を大事にしてればいいんじゃないでしょうか。若いんだしまだまだ発展途上ですよ彼は、10年後くらいに岡野役で見てみたいな。


さ、次は瀧さんについてダラダラ語りますよ―。
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「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」についてダラダラ語るその1

2015-02-03 19:15:07 | ドラマ・演劇感想
先週の土曜日に「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」を観てきました。

健ちゃんが出なかったらおそらく見なかったであろう音楽劇、結果行って良かったです。


瀧廉太郎というと真っ先に浮かぶのが「荒城の月」彼に関する知識はその曲と若くして亡くなった?くらい。この舞台の後、都市伝説で話題となった「憾」や組曲「四季」など聴きました。

「箱根八里」や「お正月」も作曲していたとは知りませんでした。でもその中でも昌歌が多いのでピアノ曲の「憾」は強烈だったなあ。舞台でも瀧が飛び出した後流れましたよね。

何曲か聞いて「秋の月」が一番好きになりました。舞台上では使われなかったかな。


さて、私は瀧廉太郎の事を何も調べずに観に行ったのでこの話はほぼノンフィクションだと思ったのですが、実際は瀧と岡野は友人ではなかったようで、幸田幸も留学はしていたけれど離れてたみたいです。瀧がドイツの病院に入院していた時2,3回お見舞いにいったくらいだとか。

なのでこの話は実在した歴史人物を使ったほぼフィクションなんですね。脚本家による瀧廉太郎の創作物語

で、昔これと同じような舞台を観たな―(内容ではなく)と思い出したのが「宝塚BOYS」

昔、宝塚に男の団員がいた!という事実を元にしたストーリーでした。あの話では実現することのなかった彼らの舞台を最期にやるんですね。燕尾服を着て羽をつけてでもあくまでも夢であってその舞台の現実ではなかった。物語では彼らは全員のショ―をすることなく次の場所へと去っていくんです。

「たきとも(こう略すらしいです)」も同じ、事実、瀧は病院を抜け出してくることなんてなかったし、失意のまま日本へ帰り、そこで教鞭をとることも出来ずに結核でこの世を去りました。

楽譜とかも結核菌に侵されてたから処分されたそうですが、私の読んだ本によると実の母親が息子痛ましさのあまり焼いたと書いてありました。(都市伝説では文部省が処分したみたいに言ってたけどねえ何が事実なんだか)

この事実を知るとこの「たきとも」は瀧の救いの物語だったのかなって思いました。

岡野と言うかけがえのない友がいて、幸という音楽を通じて分かりあえる知人がいて、もしかすると有名なあの曲も瀧の作品だったのかもしれないよ、仲間と作り上げたのかもしれないよ、いやそうだったらいいのになという夢物語。

こういう話って歴史に煩い人からすると否定されがちですが、「たきとも」は瀧の悲劇性、岡野の曖昧性(唱歌の作曲家という以外の情報が不確か)もあって窓口が広いというか脚本家も自由に書いたのではないかなって気がします。それに皆救われる話って好きですからね。

あの後彼は確実に死ぬんだけど、無念の気持ちだけを懐いてこの世を去っていったのではないって思わせてくれるラストシーンが良かった。夢の世界だから切ないし儚いけど「たきとも」世界の現実では笑ってピアノを弾いている。心に染みますね―。


登場人物は一部を除いてまあいい人ばかりで、ささくれ立った物語が流行ってる昨今では甘っちょろいかもしれないけど、隠れているだけで今もこういう話ってあるんじゃないのかな。本当は誰かに癒してもらいたいんじゃないのかな、実はこういう話好きな人多いんじゃないのって自分を含め泣いている妙齢の婦人たちを見て思いました。

再々演あるといいですね。演出家と瀧役は毎回替えて行けば新鮮さが保てるしWでもトリプルでも面白いかも初演と再演でガラリと変わったと言う人もいたのでレミゼ方式でいきましょう。

絶対帝国劇場ではやらない音楽劇(笑)広さの理想は青山円形劇場なんだけど、ピアノ演技が丸見えだし(おい)そもそも円形って無くなるんですよね残念。

ま、とりあえずいい方向に行く事を願っています。空席が残念だったのでね、初演の入りってどうだったのかな。

ダラダラ語り続きます。
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