だいぶ暑くなりました。
遅くなりましたが「カナタ」の感想です。
私が参加したのは東京公演一日目のマチネです。ちなみに前日は「修羅天魔」でした。
そちらは特に感想はないなあ、まあいつもの壮大なエンターティメントでした。面白かったけどスタンディングオベーションするほどだったかな?って疑問も。カンテツもアオドクロの焼き直しだったしね。
さて「カナタ」、18歳以上の女性限定朗読劇ということで、まず思ったのはどこまで官能的なのか?ということ。やはり男女の愛の表現とかR18なのかなと、私もいい大人なので照れはしないけど実際そういうシーンって身構えてしまいます。しかも大好きな声優が演じるとなればますます・・ってなわけで拝見したところ、まあ、そういうシーンはあったけど大丈夫でした。といっても文章は直接的なのではっきりわかります。でも、この作者が行為をぼやかさずにストレートに書いているので逆にいやらしくないというか、すごくリアルな恋人同士という感じでした。ただよちさんの朗読のとあるシーンは彼の演技も相俟ってドキドキもんでしたが。
ストーリーはある一人の女性の恋愛遍歴、「カナタ」は読み手が三人いて、いつもは三者三様のラブストーリーらしいのですが今回は相手の女性が同一人物です。これはよちさんのアイディアが採用されたとかで、同じ人物だと飽きないかなって不安もあったけど杞憂でした。
相手によって女性は話し方も振る舞いも違うし時間軸も異なっているので可愛かったり、背伸びしていたり、傷ついていたり、彼女の境遇と似たものを一つでも持っていたらいたら共感したんじゃないかな。
三人の時間軸はこんな感じ
岩田さん・・彼女の初めての男(性的な意味で)
吉野さん・・彼女振った男
羽多野さん・彼女の今の男
読む順番も同じかなと予想したけど実際は吉→岩→羽の順でした。
面白かったのは岩田さんが完全に過去として彼女を語ってる中で現在として出て来る吉野さんとの恋バナ(振られた後愚痴を岩田さんにこぼす彼女)と現在の視点でしか語っていない吉野さん。二人の話では羽多野さんは未来の相手であり全く出てきません。一見蚊帳の外かと思うほど接点のない二つの話の後で満を持して登場する最後の男(笑い)
ステージには三つ椅子が段差で置いてあってこれが時間差をものすごく感じさせたのですが、再上段から三つの椅子を行き来する羽多野さんに対し二つの椅子しか行き来しない吉野さん、一つの椅子の岩田さん(二つ目行ってたかな?このへん曖昧)二人にとって彼は彼女のこの先の相手であって見えない相手だからこの表現なのかなあと感じました。いい演出だと思いましたよ。
遅くなりましたが「カナタ」の感想です。
私が参加したのは東京公演一日目のマチネです。ちなみに前日は「修羅天魔」でした。
そちらは特に感想はないなあ、まあいつもの壮大なエンターティメントでした。面白かったけどスタンディングオベーションするほどだったかな?って疑問も。カンテツもアオドクロの焼き直しだったしね。
さて「カナタ」、18歳以上の女性限定朗読劇ということで、まず思ったのはどこまで官能的なのか?ということ。やはり男女の愛の表現とかR18なのかなと、私もいい大人なので照れはしないけど実際そういうシーンって身構えてしまいます。しかも大好きな声優が演じるとなればますます・・ってなわけで拝見したところ、まあ、そういうシーンはあったけど大丈夫でした。といっても文章は直接的なのではっきりわかります。でも、この作者が行為をぼやかさずにストレートに書いているので逆にいやらしくないというか、すごくリアルな恋人同士という感じでした。ただよちさんの朗読のとあるシーンは彼の演技も相俟ってドキドキもんでしたが。
ストーリーはある一人の女性の恋愛遍歴、「カナタ」は読み手が三人いて、いつもは三者三様のラブストーリーらしいのですが今回は相手の女性が同一人物です。これはよちさんのアイディアが採用されたとかで、同じ人物だと飽きないかなって不安もあったけど杞憂でした。
相手によって女性は話し方も振る舞いも違うし時間軸も異なっているので可愛かったり、背伸びしていたり、傷ついていたり、彼女の境遇と似たものを一つでも持っていたらいたら共感したんじゃないかな。
三人の時間軸はこんな感じ
岩田さん・・彼女の初めての男(性的な意味で)
吉野さん・・彼女振った男
羽多野さん・彼女の今の男
読む順番も同じかなと予想したけど実際は吉→岩→羽の順でした。
面白かったのは岩田さんが完全に過去として彼女を語ってる中で現在として出て来る吉野さんとの恋バナ(振られた後愚痴を岩田さんにこぼす彼女)と現在の視点でしか語っていない吉野さん。二人の話では羽多野さんは未来の相手であり全く出てきません。一見蚊帳の外かと思うほど接点のない二つの話の後で満を持して登場する最後の男(笑い)
ステージには三つ椅子が段差で置いてあってこれが時間差をものすごく感じさせたのですが、再上段から三つの椅子を行き来する羽多野さんに対し二つの椅子しか行き来しない吉野さん、一つの椅子の岩田さん(二つ目行ってたかな?このへん曖昧)二人にとって彼は彼女のこの先の相手であって見えない相手だからこの表現なのかなあと感じました。いい演出だと思いましたよ。