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炭屋旅館2 客室 井筒・洗月・残月・花月

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写真は、残月の間。

玄関を入って廊下をまっすぐ奥に進むと、光悦垣のあるお庭があります。
基本本館はこれを取り囲むようにお部屋があります。
そしてこの本館の右手(南側)に連続して、鉄筋コンクリートの新館があります。
まず廊下の突き当りを左手に進むと2階への階段があります。
これを登った右手に、大広間の花月があります。
15畳間とその手前に6畳間が2つ連続しており、奥の間は網代天井です。

1階に戻り、時計回りにお庭の外周の廊下を回ると、右手に洗月の間があります。
こちらには内風呂がないため、宿泊には使いにいそうです。
しかし床の間が銀閣寺 東求堂の洗月亭の写しで、水面から昇る月をイメージした斬新なデザインになっていました。
ここからお庭を見ると、光悦垣が正面に見えます。
こちらを露地庭園とすれば、洗月の間は左手の残月の間の本席への待合になるそうです。

廊下を右手に回った突き当りにあるのが、前述の残月の間。
不審菴の残月の写し(やや小さめ)なので、左手奥に上段の間があります。
左手には床が焼き瓦の縁があり、露地につながっています。

もとに引き返します。
玄関からの廊下の突き当りを、今度は右手に進みます。
左に曲がった右手に茶室の玉兎庵があり、その向かい側である廊下の左手に井筒の間があります。
大きな床の間に付書院。
栗の釘隠しの意匠も凝っています。
縁の内露地に躙口が付いている面白いお部屋でした。

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