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美山荘


写真は、玄関。

美山荘は摘草料理のお店(宿坊もあり)で、ミシュランガイド2つ星店として有名です。 
かつて峰定寺にお参りする際は、朝に徒歩で洛中を出て鞍馬越えをして、夕方に現地に到着。
一泊して朝にお参りをして、また徒歩で洛中に帰るというのがモデルでした。
なので当時は宿坊が繁盛しましたが、今は車で日帰りになったので主が摘草料理になったそうです。

アクセスはこちらに。

参道に向かって左手に山の棟、右手に川の棟があります。
食事は両方の部屋を使いますが、宿坊に使うのは川の棟です。

食事は昼夜同じメニューで、18,975円、24,200円、30,250円のコースがあります。
今回は淡交会主催、2021/8/31の「美山荘 摘草料理の昼懐石と初秋の特別茶会」でお食事後、お茶席をした際に内部も見学させて頂いた時のものです。

山の棟の玄関を入ると、左手の突き当りに名栗の間、右手に母屋があります。
名栗の間は囲炉裏型のカウンター席で、目の前で調理を見ながら頂けます。
また床が手斧で殴ってあり、目や足の感触も楽しめます。

母屋は6畳、6畳、6畳、10畳が並ぶ大きな広間で、左右に床の間と違い棚があります。
欄間は鶴。奥には池のあるお庭もあります。

参道右手の川の棟へ。
道側に細い掛け込み天井の廊下があり、川沿いにお部屋が並びます。
手前から山椒、岩つつじ、楓、すもも、石楠花です。

当日山椒は水屋になっていたので入っていません。
岩つつじは楓と襖を挟んだ隣の6畳間で、船底天井。
楓と石楠花は10畳ほどで、川沿いに月見台があります。
また石楠花には桂離宮の写しの下地窓があります。
すももは4畳半+川沿いに一段高くなった掘り炬燵の縁があり、ここから川を眺めます。また網代天井が印象的です。

食事は母屋で頂き、お茶席は楓でありました。
食事はいずれも味に角がなく、自然の旨味を引きだしているようで非常に美味しかったです。


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