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妙顕寺 泉妙院


写真は、光琳忌の表門

泉妙院(せんみょういん)は妙顕寺の塔頭寺院で、尾形光琳や乾山、その一族のお墓があります。

アクセス
堀川今出川からさらに北に進み、寺ノ内通へ右折します。
最寄りのバス停は堀川寺ノ内です。
宝鏡寺を通過して約180m先の左手に妙顕寺の山門があり、さらに約20m先の左手に泉妙院の表門があります。

尾形光琳は1716年6/2に亡くなっており、当初は尾形家菩提寺の興善院に葬られたそうです。
やがて後継が途絶え無住となり、墓のみが残り本行院の管下に入りました。
そして1743年6/2には乾山が亡くなっています。
1815年光琳没後100年に、酒井抱一が光琳の墓石を探したものの見つからなかったため、本行院跡に碑を立てたそうです。
しかし1823年に尾形乾山の墓を発見できたそうです。
その後、本行院は泉妙院と合併し再建されました。
1962年に光琳らの墓石は、総墓所からかつての埋葬地である泉妙院に戻されたそうです。

通常表門は閉まっていますが、6/2の光琳忌の際は開門しています。

表門を入ると正面にお墓が並んでおり、右手は小さな枯山水庭園のようになっています。
右手の奥に庫裏などがあります。

表門を入って正面の”長江軒青々光琳墓”と彫られた墓石は、1815年の光琳没後100年に酒井抱一が建てたものです。
その右側にあるのは、1962年に総墓地から移された弟乾山ら光琳一族の墓石だそうです。
一番右端にあるのは三越が建立した供養塔だそうです。

本堂
2019年11/17~11/30に開催されたまるごと美術館で、本堂内部に入れました。
お墓の右手にある民家の1階が書院、2階が本堂です。
1階の玄関を入ると廊下を経て正面に1間あり、その奥に8畳間
そしてその左手にも床の間がある8畳間があり、茶道の稽古場としても使われています。
廊下を左手に進んで2階へ上がると内陣があります。
本堂の内陣中央には日蓮上人像、釈迦如来像と多宝如来像の二尊がお祀りされています。
右の脇壇には鬼子母神像、左の脇壇には中興の祖である日法上人像がお祀りされていました。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
まるごと美術館 (ok)
2019-11-07 22:27:05
第55回京都非公開文化財特別公開も、もうすぐ終わりです。次は「まるごと美術館」で、まだ行っていない2箇所に行こうと考えています。

妙顕寺の泉妙院では、本堂で展示があるようです。11/17~11/30、11/23は休み、10~17時、無料です。上記の記事のおかげで、尾形光琳一族の墓があることがわかりました。有り難うございます。

あと、寺町北部の本満寺は、境内に入ったことはありますが、本堂にはあがったことがありません。こちらは、11/2~12/7、11/10・14・19は休み、10~16時、800円です。
 
 
 
まるごと美術館(追記) (ok)
2019-11-07 22:55:02
「まるごと美術館」の他の会場は、本法寺、報恩寺、妙蓮寺、妙顕寺、妙覚寺、現代美術製作所、be 京都、です。
会期、有料・無料は会場によって異なりますので、「まるごと美術館」のホームページを見て下さい。
 
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