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ACGヴィラ京都(旧小川邸 別邸)

写真は、主屋と庭園。
ACGヴィラ京都は北白川にある大阪のアートコートギャラリーのビューングルームとして2018年にオープンしました。
元は百三十銀行副頭取や阪神電鉄の取締役をつとめた小川為次郎の妻、小川むらの別邸でした。
アクセス
市バス 銀閣寺道の1つ北、北白川校前で下車します。
そのまま北に進み、2つ目の交差点(次の信号の手)を左折します。
約250m直進した右手の角、白川疎水手前にACGヴィラ京都の黒い塀と門が見えます。
本邸は武田五一の設計で鹿ヶ谷(住友有芳園)の隣にありましたが、
こちらの別邸は藤井厚二の設計で、大工が北村傳兵衛、作庭が小川治兵衛だそうですが、庭園は作り変えられてるそうです。
通常は非公開ですが、2021/6/17,6/18,6/19,6/24,6/25,6/26に事前予約制の市@ACGヴィラ京都という展示会の模様です。
入場料は3000円でした。
表門を入ると苔のきれいな前庭があり、正面には庭園に続く柴折れ戸が、右手奥に玄関があります。
玄関は白御影の石段があり、内開きの洋風です。
玄関を入ると床は清水焼のタイルです。
靴を脱いで上がります。
主屋は正面にまっすぐ9.5mの縁があり、右手に広間、左手が庭園です。
縁の天井はずっと網代です。
入ってすぐ左手は応接間。
応接間の床は波型の木組みの意匠、天井は十字にクロスし、対角に一枚板と網代になっており、交差点に四角の照明が入っています。
床の間もあります。
左手には広間を回り込むように、廊下になっています。
この廊下の天井は一部高さが変えられており、段差を利用して換気窓を設置されています。
この廊下と縁の間に、6畳の仏間と8畳の広間が手前から並んでします。
6畳の仏間は仏壇が壁にbuilt inされています。
8畳の広間は床の間と床脇があります。
外は苔のきれいな庭園で、左手前に小さな池があります。
廊下に戻り奥に進むと、廊下の正面に6畳間と連続する茶室、右手奥に板の間の1室がありました。
6畳間は右手に床の間があり、床の間に接して大きな丸窓があります。
6畳間の左手は一畳台目中板向切の茶室があります。
連子窓や躙口はガラス戸にリフォームされていました。
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