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2018 10/21の拝観報告4(大覚寺 戊戌開封法会)


写真は、勅封心経殿

仁和寺を出て、きぬかけの道を西へ。
広沢池の脇も通過して、11:45にやって来たのが大覚寺です。

もちろん戊戌開封法会です。

本来は今回の拝観料は1000円ですが、受付で恐る恐る嵯峨芸術大学の生涯学習講座登録者証を出すと「大丈夫ですよ」と。
戊戌開封法会でもあのカード使えるんですね。
神カードです(笑)。

さて拝観ルートですが、いつもは宸殿→御影堂→御霊殿→五大堂→霊宝館→御影堂の裏にある勅封心経殿→正寝殿→霊明殿です。
しかし今回は先に勅封心経殿に先に行けるように、正寝殿→(霊明殿は封鎖)→勅封心経殿→霊宝館→五大堂→御霊殿→御影堂→宸殿と逆回りでした。

勅封心経殿には仮設の橋が架かっており、御影堂の裏から入れます。
この中に嵯峨天皇の勅封般若心経が展示されていました。
金色の文字が、霊験にあやかろうと歴代天皇により擦り取られ服用されていたんですね。
1200年前の写経がこんなにきれいに残っているんですね。
皇室のものですので文化財指定されていませんが、国宝を2、3周ぐらいする価値があるんじゃないでしょうか。
こちらは感動しました。
本当に拝見出来てよかったです・・・しかも無料で(笑)。

また霊宝館には、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇の般若心経も展示されていました。
皇統を覚える際に歴史背景から覚えるのですが、そういう意味でも悩ましい時期の天皇ばかりですね。
いずれの天皇も般若心経を写経して、仏にすがりたくなるような時代背景です。

もう勅封心経殿と霊宝館以外はほぼスルーしたような感じで、12:20頃にこちらを出て一旦帰宅しました。

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