「金武大川(ウッカガー)」見学記

2010年09月06日 00時05分00秒 | 沖縄の生活


◎9月3日~5日まで2泊3日で、初めての「宮古島旅行」をしてきました。4日の夕方から、「台風9号」の大雨に遭遇!それでも、宮古島観光を満喫してきました!(後日、ご報告します)。

8月26日の話です。
「琉球リハビリテーション専門学校」さんへ行った際、約30分間ほど時間が空いたので早速見学に行ってきました。
井泉・湧水ウォッチャーとしては、金武町にある大きな井泉を必ず見たいと思っていたが、何度か、金武町を訪ねるも仕事の関係で、今まで観る事が出来なかった・・・。

場所は、金武町役場前の国道329号を渡り南下した住宅街の中、こんもりとした森の下にありました(少し解り難にくく、近所の人に聞きながら辿り着いた)。
 
▲<しっかりした赤瓦屋根の下に、12個くらいの「樋口」があり、そこからこんこんと美しい水が流れ出ていた>

これだけの規模の井泉は、沖縄で初めて見ました!(沖縄には、水量の豊富な井泉は各地にあるが、これだけ整備されたものは最高レベルです)。




かんばつ時も、枯れて途切れる事が無く、今でも一日1,000t湧いているらしい。
水道が発達するまで、村の水汲み場に活用された。
道路を境に区別して、飲料水、食料洗い・洗濯・男女別の水浴場などに活用されたとの事。


▲<裏山は「御嶽」になっていた。鳥居をくぐると祠が3つあった>
  
▲<左「裏山の一番高いところの祠の中にも水があった」、中央「中くらいの高さにあった祠」、右「井泉の上に合った祠」>

今も、若水(正月の水取り儀式)に、活用されているそうだ(湧源を見たが、珊瑚が敷き詰められて凄く美しい水だった)。

現在では、下流の武田原に注ぎ、稲や田芋(ターム)の水栽培に貢献している(金武町は、田芋の栽培が盛んで、「金武田芋」は最高ブランド品です)。




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