映画「スンノーデン」を観ました。

2017年03月06日 00時05分00秒 | 映画・DVD

▲<全国で上映中の「スノーデン」>

話題作ですが、少し遅く「スノーデン」を観ました。

「ロシア」や「中国」などの「情報スパイ合戦」が、報じられますが、やはり一番、情報を収集している国は、「アメリカ」だという話でした。

忠実に再現しているのだと思いますが、それでも現代のIT社会の「情報(サイバー)戦争」は、ここまで凄いのかと恐怖すら感じる映画です。

主人公の「スノーデン」は、ロシアに情報を持ち込みたかったのではなく、滞在中の「香港」から、途中の「ロシア空港」で、乗り換え中で入国していない状態だった。

スノーデンは、空港内にある露外務省窓口に、「キューバ」、「ベネズエラ」、「中国」、「スイス」など18カ国の国々に対して亡命申請を行ったが、「アメリカ」から旅券をストップされ留まったのが「ロシア」だったという事を初めて知った。

人間の正義・モラルに悩みながら仕事をしていたが、自分のやっている事は、絶対いけない事だ。と悩み抜いて、告発するに至る。

まっとうで、正義感溢れる人間に描かれていた・・・。


▲<「携帯」「パソコン」など、すべての情報が傍聴されている・・・>

映画の中で、彼が勤務した「日本」での情報機密問題に触れている。日本は当然「機密を守る」と、アメリカからの要求を拒否したが、スノーデンが「ボタン一押し」で、日本のネットがストップするシステムを構築して、日本を離れたと語っていたのに、衝撃を受けた。

難しいITの仕組みが、いっぱい出て来るので、多少解りにくい作品だが、素人でも現代社会の「情報(サイバー)戦争」の怖さが、肌身に感じられる映画でした。

【評価】★★★★☆

※「エドワード・ジョセフ・スノーデン」は、アメリカ国家安全保障局 (NSA) および中央情報局 (CIA) の元局員である。NSA局員として、アメリカ政府による情報収集活動に関わった。2013年6月に香港で複数の新聞社(ガーディアン、ワシントン・ポストおよびサウスチャイナ・モーニング・ポスト)の取材やインタビューを受け、これらのメディアを通じてNSAによる個人情報収集の手口を告発した事で知られる(PRISM計画)。2013年6月22日、米司法当局により逮捕命令が出され、エクアドルなど第三国への亡命を検討しているとされていたが、同年8月1日にロシア移民局から期限付きの滞在許可証が、発給されロシアに滞在中である。2014年1月、ノルウェーのボード・ソールエル元環境大臣からノーベル平和賞候補に推薦された。【ウィキペディアより】