映画 「みんなで一緒に暮したら」

2015年06月17日 12時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<2011年第64回「ロカルノ国際映画祭特別招待クロージング作品(フランス・ドイツ合作)>

パリの郊外に住む40年来の友人達(2夫婦と、独身男性一人。みんな75歳)。

いつものように集まって、友人の家でワインで乾杯するが、それぞれ家庭の事情や健康問題を抱えている。

ジャンヌ(ジェーン・フォンダ)は、自分の病気の進行を知りつつ、少し認知症が出始めた夫に、完治したと嘘をついている・・・。

パーティーの場所提供していた夫婦にも、老後の過ごし方に食い違いが出ていた・・・。

その中の一人が、「みんなで一緒に住めば問題は無くなる」と言ったが、耳を貸す者はいなく話は流れる・・・。

唯一、独身生活を謳歌している男(カメラマン)は、不特定多数の若い女性とのSEXに夢中。

しかし、色んな事情があって、75歳の老人たちによる、初めての共同生活が始まる。

みんな仲良しだ。

大きな屋敷を持つ夫婦の考え方のすれ違いも面白い。

夫は、庭の植物楽しんでいるが、妻は「孫を呼ぶにはプールが有効」と信じて、勝手に工事を始める。

その中に、認知症が始まった夫のために、犬の散歩係りの若い青年が加わる。

大学生の彼が、卒業論文のために「老人の生活(老いとSEX)」を研究し始める・・・。

※どのように老後を過ごし生きるか? みんな必ず通る道。サブタイトルが「仲間と笑顔とシャンパン」これからの日本の老人も、フランスの老人たちを参考にする価値はあると思った作品でした。 監督は、1970年生れのステフィァン・ロブラン。

【評価】★★★★