「哀しき獣」

2012年02月15日 00時05分00秒 | 沖縄の生活


2月13日は24度、14日は25度で、車の窓は全開で走った。

年明けから、映画を良く観る(27本)。全て書いていたら、このブログが「映画評論」に、なってしまうで、私が良かったと思う作品のみ紹介するようにしている。

この作品は、韓国映画です。第64回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」正式出展作品で、韓国初のハリウッドのメジャースタジオが出資して、ハリウッド版のリメイクも決定したとか。

見所は、釜山市の中心街を3キロメートル封鎖して50台の車が使われたカーアクション(そのうち20台が使用不能になった)。特に、交叉点で転倒する大型トレーナーの一発撮影(13台のカメラが使われた)が凄い。


▲<中国の朝鮮自治区から、出稼ぎに行き音信不通になった妻のいる韓国へ、殺人を目的に密入国する主人公>

借金の取り立てに追われ、帳消しにするために殺人を引き受ける事になった主人公が、殺人した組織や依頼組織、もちろん警察からも追われて逃げる逃げる・・・。車のアクションだけでなく、銃は一回も使用しないで、刀や手斧のリアルな死闘が、これでもかこれでもかと、スクリーンに映し出され(R15指定)、我を忘れて入り込み140分が気にならない展開が続く・・・。しかも、主人公と敵役がなかなか死なないで戦い続ける「ターミネーター」のようだ(笑)。妻に会うまでは、死ねない主人公の最後は・・・。



※デビュー作品「チェイサー」(2008年)で世界的評価を受けた、ナ・ホンジン監督の最新作品