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「小麦の番人」

2011年03月09日 00時30分00秒 | 沖縄現地情報

▲<小麦の番人の「餃子」2人前>

今年の初め頃、「ゆいレール美栄橋駅」の近くを歩いていたら、厨房機器を入れているところに出くわした。2月中旬に、同じ場所を通ったら、飲食店中華料理店がOPENしていた。
2月下旬に、食べに入った。店の名前に「小麦」が付いているので小麦製粉会社のアンテナショップと思っていたが違うらしい。

▲<まずお目当ての、「餃子」を二人前とビール食す>
羽根を付けた焼方なのだが、ごく普通のしっかりした味だった(この大きさなら羽を付けずに焼いて欲しい)。

ラー油や酢・醤油に、こだわりを持っているような調味料の揃え方だ。
従業員に聞いたが、これと言ったこだわりを話せなかったのはもったいない。

メニューが絵本のようになっていて、デザインセンスを感じて面白い。

▲<メニュー絵本で、「オムトロ焼きそば」680円也を食す?>

▲<「カツ飯」温玉添え780円也>

▲<「昔なつかしカレー」美味しそう400円也>

▲<ちゃんと、「ソーキそば」500円也もあります>

▲<裏表紙には、持ち帰りの案内もありました(生餃子1個60円から、生沖縄そば一人前200g58円からあります)>

この店の形態は、女性に受けると思う(事実、3月上旬21時頃に、若い女性がお一人様が食事していた)。

▲<再訪の3月4日、まず餃子一人前とビールを注文した>

関西人の性(サガ)で、「キャベツと三枚肉のとんぺい焼き」(380円也)も注文をした。良心的な価格だが、でもこれは「とんぺい焼き」ではない!

やり方が業界的でないところが、他業界からの若い人の経営のような気がするが(あくまでも推測だが、大いに期待はしている)。

※私の店舗診察では、店のコンセプトが、「餃子ライス倶楽部」と打ち出しているだけに、不思議な魅力を感じる食堂である。しかし、50人くらい入る大きな席数の店だけに、店のピーク時間をどこ合わせているのか解らないが、夕方と21時の店内を見た限りでは、従業員が余っている。従業員を少なくするか、女子会や男性の団体客を入れないと、このままでは経営は厳しくなるだろうと思った。


「シーサイドガーデン浜比嘉」

2011年03月03日 00時30分00秒 | 沖縄現地情報

▲<目の前に「フットサル場」が拡がる>


▲<光と風が心地良い空間>

神話の島、うるま市勝連浜比嘉島南端の高台に「シルミチュー霊場」があります。
ここは、琉球開びゃくの神アマミキヨとシネリキヨが住んだとされる聖なる場所(洞窟)です。
ここから下段した道を、港へ行かず途中道をそれて入り込むと、何とも言えないような場所がある。
そこが、先日(1月9日)のブログで、レポートした。私がが言うところの「浜比嘉島の斎場御殿のような場所?」です。

▲<饒平名さん作成の「ミルク門」や「祠」等の解説カタログ>

▲<あまりに暑い日だったので「氷ぜんざい」を食べる>

古謝美佐子さんのコンサートに行った際、チェックインまで時間があったので、再びそこに行った。
そこは、饒平名(ノヒナ)さんが、自己所有の土地を自力で開墾して造ったリゾート地(現在も開墾中)ですが、光と風が心地よい空間です。「オオオゴマダラ」も養殖中。

▲<オーナーの饒平名さんが、「パッションフルーツ」を収穫に行くところ>

▲<サービスで出してくれた「パッションフルーツ」は、良く食べるものとは異なり、肉厚の皮の中に少し酸っぱい種があり、食べたがすごく美味しかった!>



▲<出来ている所が見たかったので撮影した>

ショップ内には、饒平名さんが集めた鉱石や骨董品が部屋一杯に置かれて販売している。

▲<私はこういう物が趣味で好きだが、興味無い人にはただの我楽多のように思うだろう>


▲<オープンテラスに座り、アイスコーヒーを飲む。私の後ろに「パッションフルーツ」の棚が見える>

体力がある人は、小高い山の展望台に登る事も出来る。
キャンプやバーベキュー施設もあるようなので、小学生がいるファミリーには良いかも知れない。
※「シーサイドガーデン浜比嘉」098-977-7157(オーナー饒平名)

「沖縄観光のリピーターに朗報!」

2011年02月02日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報


プロ野球のキャンプスタートで盛り上がっている沖縄です。

私が、顧問をしている株式会社パムがやりました!
沖縄旅行リピーター(平成22年の沖縄来県観光者の82.3%が2度目以上の訪問)に、沖縄県内全域290 カ所以上の観光関連施設で利用出来る地域金券「名称:沖縄観光サポート・クーポン券」(ホテル他、事前予約総額の10%)を沖縄来県最初の利用場所で手渡される「沖縄ファン・チョイス」を2011 年2 月1 日より開始した。
「沖縄ファン・チョイス」は、ホテル・レンタカー・マリン・グルメ・お土産・観光体験施設等(2月1日現在、170 社293カ所)との沖縄県内のジョイントプロジェクトとして、沖縄の観光マーケット(沖縄ファン)を創出・拡大することを目的に考案された。
今までの、クーポンのように家に帰ってからもしくは、次回使用出来るものではなく、来県して手渡された直後から使用出来るのが大きな魅力です。
この金券を使って、「もう少しリッチに」、「もう一泊過ごす」、「お土産をもう少し買う」など、今まで出来なかったプラスアルファを楽しんで下さい。
詳しい内容は、「沖縄ツワーランド」&「沖縄ファン・チョイス」 http://fan.okitour.net をご覧下さい。

首里城祭

2010年11月02日 00時15分00秒 | 沖縄現地情報
 
▲<「国王」>           ▲<「王妃>

10月29日~11月3日まで、那覇市首里城で、世界遺産登録10周年記念「首里城祭」が行われています。
10月31日は、国際通りで「琉球王朝絵巻行列」が行われました。

今回、我らの友人である小出さんが行列に参加しているとの事で撮影をしに行きました。
毎年、国王・王妃を始め行列の演者約1000名は、事前の一般公募で決められている。

▲<「冊封使行列(中国皇帝使節団)」の先頭。「国王・王妃」「摂政」「三司官」「王府高官」と続き、その後多くの家来などが続き、「冊封使行列」が続く。最後部に、「若衆」「踊り隊」の「伝統芸能行列」がある。>
 
▲<左、冊封使の琉球国王への詔勅を乗せた「龍亭」。右、冊封使の「文官行列」>

▲<冊封使「文官役」の小出さん>
 
▲<左、冊封正使の「旗持ち」(虎、龍、雲)の絵柄で行列を飾る。右「冊封正使」>

 
▲<行列を終え、戻りのバス待ちの間、「王妃女官」とリラックスしている小出さん>

 
▲<帰路の、ゆいレールに乗ってきた「王府高官」。行列スタート地点の県庁近くの「開南小」へ、バスに乗らず着替えに帰るとの事>

10月30・31日は、首里城公園内で「万国津梁の灯火(一万本のキャンドル)」と首里城内御庭で「世界遺産の宴(琉球舞踊と地域芸能)」が行われた。

11月3日は、首里において「古式行列」が行われる。
首里城御庭~守礼門~龍譚通り~鳥掘交差点まで琉球王朝の古式衣装に身を固た行列が行われる。

第6回「壺屋やちむん通り祭り」開催

2010年10月31日 20時30分00秒 | 沖縄現地情報

10月31日~11月3日まで、「壺屋のやちむん通り」でイベントが多数行われているので、31日の初日に覗いてきた。

まず、国際通りの「テンプス館~牧志公設市場~壺屋やちむん通り」で、「やちむんサンバチーム」がパレードをしていた。


その間、壺屋博物館前では、壺屋の旗頭のお披露目があった。


育陶園横では、「ロクロ無料体験」が行われていた。


◎明日以降は、11月1日、「ロクロ無料体験」「壺屋窯元めぐり」「壺屋さんしんクラブ演奏」「壺屋博物館無料開放」、11月2日「ロクロ無料体験」、11月3日、「演舞と道ジュネー」(フラダンス、琉球演舞、三線と唄、やちむんサンバチーム)、「壺屋焼の器で食べる沖縄風カレーライス」などがあります。詳しくは、「壺屋やちむん通り会」098-867-1883へ。

「那覇まつり」

2010年10月14日 00時30分00秒 | 沖縄現地情報



▲<「奥武山公園」の「オリオンビアパラダイス」>

那覇市内で、10月9日~11日の3日間「那覇まつり」が行われた。
10月9日は、国際通りで交通を遮断して14:00~18:30まで「市民演芸・民俗伝統芸能パレード」が行われた。


▲<奥武山公園内の屋台「ヤンバル豚」のスペアリブコーナー>

10月10日は、やはり国際通りの交通を遮断して12:00~14:30まで「旗頭行列」(那覇大綱挽に参加する那覇市内の旗頭が勢ぞろいして行列:ウフンナスネーイ)が行なわれた。

そして、15:00~19:00まで、国道58線を遮断して、那覇まつりのメインイベントの「那覇大綱挽」が行われた。




▲<「みつくら製麺所」の出展屋台で、「ピリ辛やきそば」「石垣車海老の焼き物」「やんばる鶏の炭火焼」「美崎蓄産の石垣牛のサイコロステーキ」を頂く>

そして、この期間(9日~11日)の3日間に奥武山公園では、「那覇まつりRBC市民フェスティバル」が行われていた。
地元放送局主催のステージイベントやラジオ放送、毎晩最後に花火などがあった(各種夜店も多数出店)。


▲<珍しい「琉球相撲」を観戦。お互いにまわしを掴んでから勝負を行う(3回勝負。両肩に砂を付けた方が勝ち。引き分けは、三人の審判が優勢のジャッジをして勝敗を決める)>

奥武山公園内で他には、「沖縄セルラースタジアム那覇」の「リアル野球盤」、「県立武道館」の「わんぱく相撲大会」、「RBC王国」(ディアマンテス、D-51、しゃかり、下地勇、テツandトモ・・・)など多数のイベントが実施されていた。

「那覇大綱挽」in2010年 後篇【綱寄せ】

2010年10月13日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<雌綱と雄綱の曳き寄せ作業>

今年も10月110日に、「那覇大綱曳」が、開催されました!
600年前の琉球王朝時代、安里~若狭まで「長虹堤」という橋を造った造成記念の「お祝いの綱挽き」です(沖縄県の綱引きは、豊年祈願や豊漁祈願です。だから沖縄では珍しい御祝いの綱引きなのです)。
もう一つは、「沖縄大空襲」の10月10日、「平和祈願」の意味があります。

那覇の大綱は、全長200m、高さ1.58m、総重量40tでギネス認定された世界一の大綱です。
大綱の制作費は、6,000万円くらいかかるもので、本綱は保管して20年近く使用しているらしい。化粧綱(引っ張る綱)のみ、毎年新しく創ります。
でも、化粧綱だけで15名の人が、2カ月かけて作製する。

▲<当日の15時前まで、大綱(雄綱)は、久茂地交差点の国道58号線のセンターコンクリートのあった所に、置かれている>

今年は、女綱(西)と雄綱(東)の「綱寄せ」に随分時間が掛り、スタートもが、15時15分のところ、6時近くになった。
それまでの、約1時間私は雄綱の最前部にいたが、進行が遅れて、人の熱気で蒸し返っている中にいた。
 
▲<15時、パトカーのサイレントをスタートに、国道58線の交通が遮断され全6車線が綱曳きの会場と変わる>


久茂地の交差点は、代表旗頭の「ガーエー」や「空手演舞」が終わると、最高に盛り上がる雌綱と雄綱の「綱寄せ」が始まる。

 
人力で綱を寄せ合いを行うのだが、ロープや化粧綱を前に曳いて大綱を手繰り寄せるこれがひと仕事だ(結合部分の下だけに台車が入っているがなかなか動かない)。
  
今度は、人の力で重さ365㎏の「カヌチ棒」を結合部分に差し込む力仕事を行う。
私は、これが一番好きなので、毎年最前列で観るの楽しみにしている(プロのカメラマンを筆頭に我々の様な者が世話役の作業の妨げになっているのだ)。

▲<「カヌチ棒」が入ると一斉に歓声がある>

「カヌチ棒」入れが成功した後にも儀式がある。スタート前に行われる琉球王府武士の「ガーエー」の古式様式が面白い(外人が特に喜ぶ)。


儀式がすべて終われば、いよいよ大綱挽が始まる(結果は、10月10日のブログで報告済みなので省略)。今年は、5分くらい曳いたが、翌日身体が痛い。

▲<これが「カヌチ棒」だ。直径43㎝、重さ365kの紫檀で創られている>

「那覇大綱挽」in2010年 前篇【旗頭行列】

2010年10月12日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<国際通りの「御果子御殿」前で行われた首里旗頭のガーエー>

那覇大綱挽きに参加する那覇市内各地区の旗頭が勢揃いして、東西に分かれて練り歩く(ウフンナスネーイ)ために、国際通りの交通を遮断して12:00~14:30まで行われる。

▲<最前列には、各旗頭長老の世話役が歩く>

旗頭行列は、100~150名を従えて行進し、途中で旗頭の持ち手が頻繁に交代するが倒れないように棒で支える。
統一の黒装束に身を包んだ、旗頭役の姿が凛々しくて美しい。小中学生も精一杯に参加している。
  

 
▲<外人のファミリーがたくさん来て、大変感激してカメラに収めている。おそろいのTシャツとアニメのお面で楽しんでいる>
  
▲<耳かき専門店「みみリフレ」さんの3階ベランダから撮影させて頂く>

「那覇大綱挽」速報!

2010年10月10日 21時00分00秒 | 沖縄現地情報

10月10日、15:00から国道58号線を遮断して「第40回那覇大綱挽」が行われた。
今年は、観客を早く道路に入れた事で、旗頭の入場や退場が遅れて「カヌチ棒」を入れる終わるまでに時間がかかり、スタートがずいぶん遅れた。

▲<綱引前に行われる「ガーエー」、琉球王朝の武士が戦いの姿を見せる。こんなものも外人にはたまらない>

昨年まで、東(アガリ)12勝、西(イリ)12勝、12引き分けらしい(回数が合わないのは、開催するも勝負が出来なかった年があったとの事)。







今年の勝敗は、予定より遅く始まったため、6分で勝敗を決め、引き分で終わった。

それにしても、今年も半数ぐらいが、外人(駐留米国軍人と家族)、それも年々増えている。
挽きたくて仕方がないので、待つ事を知らないので、どんどん家族連れでも綱に向かって出て来る。
綱の曳き方も、ルールは解らないし世話役の言う事も解らないので、やたら力任せに挽くだけで、特に子供を連れて来ているので危なくて仕方がない。
それと、日本人の若いバカカップルが、抱きついたまま、綱の近くに出て来て動かないので、世話人の指示に対して集団が動けなくて障害になっている(観光客は遠巻きに見ているだけで挽ける事も知らない人が多い)。
27万5,000人の参加者する大イベントともなると、こんな状況が続くのだろうか、もっといいやり方があると思うが・・・(例年参加していて、沖縄最大の観光イベントなのに、やり方が凄くアバウトで、もったいないなぁと思う)。

「デポアイランド」を見学してきました。

2010年10月05日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報


北谷町美浜で、建造中だった新しいテーマパーク・シティの「デポアイランド」が、夏休みにOPENしたと聞いてたので、少し遅くなったが見学に行ってきました。
「アメリカンデポ」奥側の一角に、明るい個性的な建物が出現していました。
  



   
ディズニーシーをイメージしたコンセプトのようですが、店舗は建物の2階まで、映画のセットのような、軽いおもちゃの都市のような感じです(若い女の子には受けるだろうが・・・?)。
これだけ明るいカラフルな建築物は、沖縄ではここだけしか見られない。
建物が曲線と複雑な配列になっていて、迷路のような造りになっています。
  
ファッション系が28店舗、雑貨・小物・コスメ系が9店舗、ビューティ系5店舗、エンタテイメント系5店舗、飲食系が17店舗あるようです。
しかし、3カ月近くたった今も、まだすべての店舗がOPENしていないのはなぜ??
飲食もファッションも個性がなく、客受けは厳しいだろう。
若者達の週末のデートコースには、なるだろうが食事をしたり買い物をするかは未知数。
テナント料の問題もあるのだろうが、テナントはあまりにも普通。
10店舗位は、実験ショップにあてて、ここから有名になるような店が出るようでないと、歩くだけのテーマ・パークタウンになりそう(商業施設の運営会社は、投資費用がかかる割には、集客が難しいので大変だ)。


※第一工区は、2010年7月16日OPEN!完工した。県内事業者を中心に衣料・雑貨、飲食店、ギャラリーなど64店舗が入居決定。これまでの総工費は約35億円とか。12棟の敷地面積は約1万3千平方メートル、延床面積は約1万平方メートル。今後、あと6棟前後が建設され、計約3万3千平方メートルを開発する計画である。

「孔子祭」【釋奠】

2010年10月02日 00時10分00秒 | 沖縄現地情報

▲<年に一度この日しか開かれない「至聖門」が開いたところ>

9月28日、那覇市若狭の「孔子廟」において孔子祭「釋奠(セキテン)」が行われると琉球新報別冊のフリーペーパーに出ていた。

それによると「祭礼」は、年に一度この日しか開かれない「至聖門」を開けるところから始まり、孔子の御霊を迎え入れ、酒・後三味(豚・鳥・魚)、果物・野菜などのお供え物が置かれた「大成殿」へ案内する儀式を、祭主を中心に行われるとの事。
祭礼の参加は、崇聖会会員以外の一般も参加可能(入場料無料)と書いてあったので、初参加してきました。
 
▲<この三人の「引禮」先導で、すべての「釋奠」が進行される>

18時から、雅楽のような音楽が流れる中、約一時間「釋奠」が行われました。[以下プログラム進行表より]1)執事就位(全執事が各人の持ち場につく)2)祭主就位(祭主は、引禮の先導で大成殿に対面する)3)啓扉(ケイイヒ)(至聖門開扉準備と開門)4)迎神(祭主は、参列者と共に至聖門に向き、孔子を迎える)5)進饌(シンセン)6)上香(祭主は、洗手所で手を清め、正位と四配に上香する)7)初献禮(ハツケンレイ)(祭主は、正位と四配に、「帛」絹織物と「爵」神酒を献ず)8)祝文奉続(孔子に対し、祝文官が祝文を奉続する)9)亜献禮(アケンレイ)(祭主は、二度目の爵を献ず)10)終献禮(シュウケンレイ)(祭主は、三度目の爵を献ず)11)来賓上香(来賓および久米崇聖会会員代表は、引禮に先導されて上香する)12)飲福受胙(インプクジュソ)(祭主は、孔子よりお下がりの、福酒と福胙を代表して頂く)13)撤饌(テッセン)(執事が、お供え物に蓋をする)14)送神(祭主、参列者ともに孔子をお送りする)15)燎祝文(リョウシュクブン)(祝文、帛、爵の順に燎所に向かい祝文を炙る)16)闔門(コウモン)( 至聖門を閉じる)17)撤班(サンパン)(祭主、全執事は、開始前の位置に戻る)

▲<「迎神」、全員「至聖門」に向き孔子を迎える>

▲<「来賓上香」来賓の仲井真県知事が、一番目に引禮に先導されて上香する>

▲<左側最前列には、「久米三十六姓」の各代表者が座っている>

▲<一般参列者席は、「大成殿内」で行われている「釋奠」の様子が、大型モニターに映し出され、座って観ながら参列できる>

▲<「送神」全員で「至聖門」に孔子をお送りする>

▲<「大成殿」の脇にある「燎所」で祝文を炙る>

▲<「釋奠」終了後、一般参列者の「大成殿」入場が許され線香を上げ願掛けが出来る>

※「釋奠」とは、孔子の誕生を祝う祭事で、今から400年前に、蔡堅喜友名親方が、進貢使として中国に渡り、山東省にある孔子廟を参拝し、孔子とその弟子の絵像を久米村に持ち帰ったのが始まり。この催事は、日時こそ国や地域によって異なるが、世界各地の孔子料廟で行われている。

「第17回首里城公園“中秋の宴”」

2010年09月27日 00時30分00秒 | 沖縄現地情報

▲<沖縄の18:30頃はまだ明るいが、少しずつ暮れなずんでくる頃。ライトアップされた「正殿」が幻想的で美しい(右側、漆塗り工事途中なのが残念!)>

一週間前の9月19日、首里城内「御庭」で「第17回首里城公園“中秋の宴”」(当夜800席が無料開放)が行われました。
残念なのは、18日には、「人間国宝の演奏と演舞」があり、島袋正雄・照喜名朝一・宮城能鳳の3名が観る事が出来る素晴らしいイベントになるはずだったが、台風11号の影響で中止になりました(残念!)。

19日一日だけのイベントとなりましたが、琉球舞踊「四つ竹」「上り口説(ヌブイクドゥチ)」「下り口説(クダイクドゥチ)」「本貫花(ムトゥヌチバナ)」、国王・王妃選出大会、組踊「万歳敵討(マンザイティチウチ)」、琉球舞踊「醜童(シュンドウ)」が、月夜の下で行われました(夜風が肌に心地よく快適な状態で観劇出来ました)。

▲<「上り口説」薩摩藩に統治されていた時代、王府の役人が薩摩へ旅立つ姿を凛々しく描いた「二才踊り(ニーセーオドリ)」。薩摩在藩を歓待するために創作された祝儀舞踊>

▲<「下り口説」薩摩での役目を終えた王府役人が故郷へ帰ることの喜びをかみしめながら琉球へ戻る船旅の様子を表した「二才踊り」>

首里城「中秋の宴」とは、琉球王朝時代に中国皇帝の使者である「冊封使(サッポウシ)」を歓迎するために開かれた「冊封七宴(サッポウシチエン)」(その七つの宴の一つが「中秋の宴」で、旧歴の8月15日、十五夜(中秋の名月)の下で行われものの再現です)。
  


▲<「本貫花」白瀬川に散り浮かぶ赤白の桜の花びらを糸に貫き、恋人に贈るという内容の歌詞にのせて踊る。貫花の赤は情熱的な女の恋心をあらわし、白は純真無垢を意味している。美しい衣装とゆったりした踊りに時を忘れる・・・。>

国王・王妃選出会から会場を後にした。「広福門」を出たところで振り返ると月が雲間から出ていた。


「糸満大綱引」後篇【大綱引】

2010年09月25日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報
  
▲<「道ズネー」が始まる前の国道331号線に置かれた「大綱」の前で記念写真。綱の大きさが解る>

「糸満大綱引」は、古式伝統を尊守し、毎年、旧歴の8月15日に行われ(今年も9月22日、平日の水曜日でした)、豊年と大漁祈願、家内安全、無病息災を祈る神事です。
「大綱」は、毎年、字糸満の人達で当日の午前中に作り上げます(午前8時~19時頃まで国道331号線を交通規制をして行われる)。全長180m、太さ1.5m、総重量10tです。
「糸満大綱引」は、衆人綱(スニンジナ)、万人綱(マンニンジナ)とも呼ばれ、誰でも参加出来る綱です。

▲<綱引きの前に、「旗頭」の「ガーエー(披露)」が行われます>

北組(ニシカタ)と南組(ヘーカタ)に分かれて引き合います。
競技時間は30分、勝敗は10m引いた方が勝ち(時間内に10m引けない時は、2m以上引いた方が優勢勝ち、双方2m以上引けない時は引き分け)。
昭和21年以前は、時間制限が無く勝敗が決するまで何時間も引き合ったと言われています。平成21年度は、北組の勝利。過去の対戦成績は、北組31勝、南組28勝、4引き分けです。

 
▲<「大綱」の「雄綱(ウージナ)」と「雌綱(メージナ)」を人力で寄せます。左「雌綱」、右「雄綱」>

▲<観ている側にも力が入って疲れる>
  
▲<「カヌチ棒」を入れて結合させると完成です>
雄綱と雌綱を人の力で、引き寄せて結束させます(これが一番時間がかかった・・・)。


▲<糸満の伝説上の人物に扮した若者(シタク)が戸板に乗って現われます。「雄綱」には「マカビチャ―ン」と従者が乗り、「雌綱」には「イチマンマギー」と従者が乗り、向かい合って対峙して、お互い陣営の士気を高めます(いずれも糸満中学3年生から選ばれる)、にらみ合いが終わったら綱引きが始まります>

「糸満大綱引」は、一斉に引き合うのは、最初の数分で、相手が引いている時は、綱に乗って座ったりして休みながら重量をかけ引かせないようにして、疲れが出た頃を測って引くなど、他の大綱引にはない駆け引きの特徴があり面白い。

今年は、約30分間引合った末、昨年に引き続いて「北組」に軍配が上がった。

「糸満大綱引」前篇【道ズネー】

2010年09月24日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<「ちょんだらー」の二人。道ズネーの演者達のお世話役で、水などを積んだ手押し車を担当。左は女性で、スタイル抜群できっと美しい人何だろうなぁと思って見てました>

9月22日(旧暦の8月15日)、糸満市で「糸満大綱引」が行われた。
「糸満の大綱引」は、旧歴8月13~15日にかけて、「白銀堂」を中心に行われます。
戦後昭和22年に復活し、今日まで続く「糸満ハーリー」と並ぶ糸満の大イベントです。

大綱引きに先立ち、字糸満の各区による「道ズネー」11グループ(52~157名)が、糸満小学校~糸満ロータリー~白銀堂まで、約1㎞を練り歩きます。
  
▲<「旗頭」は、各地区のシンボルです。10本あったがどれも個性的で美しかった!すべて紹介出来ないのが残念>

今年は、北組(ニシカタ)の「世果報(ゆがふう)」の旗頭を先頭に、(南組:ヘーカタは、「嘉例吉(かりゆし)」)約2,000名の市民が参加した各地区の「旗頭」を先頭に、趣向を凝らした「道ズネー」(舞踊・歌・子供エイサー)が続き、沿道の観客に披露しながら練り歩きます。
 












▲<最終地点の「白銀堂」に、奉納して「道ズネー」は終わる>

各地区の「道ズネー」は、伝統的なエイサーを始め、個性的なものあり、次から次へと楽しめた。14:00~17:00まで続くが、長くは感じなく本当に面白い!!私が今まで見た沖縄県内のものでは最大規模の「道ズネー」だ。大綱引にも負けないくらい、見所満載の「糸満大綱引道ズネー」でした。
※次回は、後篇【糸満大綱引】です。

「第18回なは青年祭」

2010年09月23日 02時30分00秒 | 沖縄現地情報

▲<「新都心公園」内の自然の傾斜を生かしたすり鉢型会場で繰り広げられる「なは青年祭」>

おもろまちの「新都心公園」で、9月18・19日の両日で那覇市青年団体連絡会が主催する祭りがありました(開催時間は、15~21時)。
実施されているのは、以前から知っていたが、今年初めて観に行った。

今年は、台風11号の強風で、18日は中止になり19日のみ実施。
会場で配布されたプログラムを観ると、開催地の新都心「おもろまち」という事もあるのだろうか、演目は、「エイサー・獅子舞」「棒術」「旗頭」だけでなく、半分くらいが「ストリートダンス」「パラテク」「歌」「パーフォーマンス」「台湾舞踊」などが多かった。
出場者は、那覇市内の高校や子供クラブが多かった。

▲<真嘉比っ子ダンスクラブ>
 
▲<左「ダンスを見て踊る子供」、右「城西っ子ダンスクラブ」のパラテク>

▲<「真地青年会」のエイサー>
各出場時間は15分だったが、皆んな真剣で元気に踊っていた。
観客も青空の下で芝生に座り、のどかな感じの、若いファミリーが多かった。