ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

水!

2009-12-06 21:41:38 | ロシア

ロシアの水道水は、ものすごくものすごーく、ミネラル含有量が多いみたい。
顔を近づけると、ツンと鉄のような金属の臭いがする。

とことん硬度の高い硬水は、
外国人だけでなくて地元ロシア人の口にも合わないらしく、
水道の水を料理や飲用にする習慣はない様子。
レストランでもサービスで水が出てくることはないし、
小さな食料品店には必ずミネラルウォーターが大量に売られている。

日本の水とはまったく成分が違うんだなぁと実感するのは、入浴(シャワー)のとき。

なんだか知らないけど、とにかく、石鹸もシャンプーも、泡がほとんど立たない。
石鹸つけたのに、とか、シャンプーと間違えてリンスしちゃったのかな、とか、
思ってしまうほど、ホント、泡が立たない。

これで洗えてるんかな、と不安にかられつつシャンプー。
流しながら、なんか髪の毛がぎしぎしする。
旅行にドライヤーは持っていかないので、暖房のきいた部屋で自然乾燥。
乾いた後は、しっとりというか、ややべったりというか、
うまくさらさらヘアーにはならない。

歯磨きのときにうがいする程度だとお腹はこわさずに済んだけど、
まるでお風呂に入ったという実感がもてないまんま、
髪の毛だけ微妙にホームレス感覚で過ごした一週間だった。

しかも音楽院のゲストハウスは、使いこなすのにちょっと慣れが必要。
まず、「Hot」と書いてあるカランをひねって出るのは水で、
「Cold」と書いてあるカランをひねって出るのがお湯。



洗面台の蛇口も、レバーを赤い半円の側に寄せて出るのは水で、
青い半円の側に寄せて出るのがお湯。



一応バスタブは付いてるシャワールームだけど、
切り替えレバーをシャワーに切り替えて出すと、お湯はチョロチョロ。
切り替えレバーを蛇口にしたままお湯を全開にして、
それからシャワーに切り替えれば、ジョロジョロくらいに湯量が増える。
でもそれが限界。
シャワーッとは出ないのね。

「湯水のごとく」という表現があるほど、ふんだんにお水もお湯も使える日本。
ロシアに来て、お風呂で不自由な思いをするたびに、
日本は何て恵まれた国なんだろうなと、ありがたさを実感する。


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