2009年11月30日(月) 午後7時開演
@Dom muzyki シアターホール
マルガリータ先生が日本人作曲家に委嘱して作ったらしい、
お夏清十郎の悲恋を描いた日本語オペラ『お夏』
師匠のお許しをいただき、興味津々でリハーサルから見学。
普段着のままで、場当たりと通し稽古を一緒にしたようなリハでした。
歌っているのは全員ロシア人だけど、全篇完全にニホンゴ。
それをDom muzyki シアターホールの客席で、
耳ダンボにして聴いているニッポン人、ヒイラギ。
リハーサルと本番の2回、全部通して聴いていても、
やっぱり何言ってるのか完全には分からない。
聴き取れた部分の日本語も、現代人が創った割には小難しい。
仏教用語の四文字熟とか歌っちゃうし。
歌詞の難しさはともかく、曲は結構よかった。
作曲は、塚本一成さんという愛知県在住の音楽家。
ピアノさんと、弦はチェロが2人、フルート兼尺八が1人と尺八専門が1人、
それに、小鼓のつもりらしいボンゴ、という異色のアンサンブル。
これがなんともうまくマッチしていて、味のある演奏だった。
冒頭とラストシーンとで、お夏がゆっくりと歩きながら、
細いソプラノで「セイジューロー、セイジューロー」と繰り返す旋律は、
シンプルながら、切なくてきれいで、耳に残ってしばらく離れなかった。
師匠まで、訪ロメンバーの男性に向かって口ずさんじゃうほどで♪
ロシア人だからねー、くす、と笑ったのは、ここ。
清十郎の父とお代官様のやり取り。「ワレニメヌジテー、ワレニメヌジテー」(父)
「ドーRe-ドーRe-」(お代官)
ロシア語って、単語が「n」で終わってるとき「ン」じゃなくて「ヌ」なのね。
で、「r」はどうしても巻き舌になっちゃうのね。
あー面白かった♪
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