自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春! 虫の目写真シリーズ(30) ~ツクシ・サクラ・飛行機雲~

2020-04-12 | 自然一般

ツクシとサクラのコラボ写真を撮っていると,空高く飛行機雲が伸びていきました。

近景と中景,それに遠景を一枚に収めようと,試みました。

でもこれは贅沢な願い。ある程度はなんとかなるにしても,なんだかわかりにくい部分が出て来るのはやむなし。サクラの花は小さな花の集団なので,「これはサクラだ!」とすぐに合点はゆかぬかも。色とか雰囲気とかで感じとるほかなし,かも。

空の飛行機雲は,なんとかそれらしく見えるのではないでしょうか。直線になった一筋の雲は飛行機によってつくられたことがわかりそうです。写真は逆光下でかなり無理をして撮りました。

 

このように曲がった筋の場合は解説がいるかもしれません。「魚眼レンズなのでこうならざるを得ないのです」。たとえば,そんなふうに。

 

伸びてきた草の上を這うようにしてカメラを構えます。春ならではの匂いが感じとれるひとときです。

 


アカタテハ,孵化へ(1)

2020-04-12 | アカタテハ

産付6日目(産卵当日を含む)。からだの影が見えているような。

 

確実に孵化に向かっています。

 

一日が経てば,変化がはっきりしてくるのでは? 卵の数がとても多いので,変化を見逃すことはないはず。孵化も複数撮影できるでしょう。

 

産付7日目。気温がまだ低めなので経過がずいぶん遅めです。

 

思っていたほどの変化は見られません。

 


春! 虫の目写真シリーズ(29) ~続 サクラ~

2020-04-11 | 

このサクラはソメイヨシノより早く開花する種。定点撮影のつもりで撮りました。サクラの開花季節がもう過ぎているのに,今記事にアップするのはいろんな記事が目白押しでついつい新しい記事が先送りになっていくためです。

わたしのブログ流儀は記事を書き溜めておくのが柱。つまり予約投稿をどんどんしておくのです。まあ2,3週間分程度はよくあります。記事探しに追われる日々を過ごしたくないし,そうかといって記事があるときは書かないともったいないという無手勝流です。

ということで,時期外れ感のある記事をアップすることがよくよくありますので,ご了承ください。この記事もまたその範疇に入るものです。

根元から枝がわぁーっとばかりにこちらに伸びて,その先辺りに付いた花を撮りたかったのです。光を味方に付ければ,陰陽がうまく現れ出ておもしろいはず。そう思って,午前中に撮りました。

 

半逆光を生かして撮りました。七,八分咲きといった感じです。

 

枝が無数に伸びています。満開を迎えたら青空がもっと少なくなるでしょう。そのときも訪れようと思います。

 

サクラはやっぱり最高の花です。撮っていてもるんるん気分になれます。春のこの時期に咲くからこそ,希望・期待のような明るさにつながる花に感じられます。

 


カラムシにある卵,なあに?

2020-04-11 | 昆虫

カラムシの葉に産み付けられた,アカタテハの卵を観察している際,別の卵を発見。かたち,表面の凹凸模様は,これまで見たような,見ていないような。記事にしたような,していないような。もしかすると,ウリキンウワバのそれかも。

 

とてもあいまいなのに記事にするのははばかられますが,謎解きの気持ちで敢えて書き留めることにします。

大きさはアカタテハの卵程度。

 

真っ白。饅頭のようなかたち。

 

たぶんガの卵だろうと予想しています。

正体を突き止めようと思っていたところ,翌日見るとそこから卵が消えていました。落下したのでしょう。残念!

 


春! 虫の目写真シリーズ(28) ~ミヤマセセリの給水行動~

2020-04-10 | 昆虫

N公園でミヤマセセリを一頭見かけました。オスです。初めに目撃したのは水路の中。といっても,そこにはクヌギなどの落葉がたまって,じめっとしたところです。

コンデジで撮影してしばらくすると,舞い上がって近くの草地へ。今度は虫の目レンズで追いかけました。晴れた日だったのですが,このときは雲が日を隠した瞬間でした。

 

舞い上がって,また近くの枯葉の上に移動。日がパッと照り付けたときに撮影。

 

さらに,元の水路に戻りました。よく見ると給水しています。

 

すこし移動したものですから,今度はコンデジで給水行動を撮影。吻が伸びているのがよくわかります。

 

しばらくすると,またまた移動。こんなふうにその辺りを動くものの,この範囲から去ろうとはしませんでした。

 

このチョウは落ち葉の下で幼虫越冬し,春に蛹になって,間もなく羽化するらしいです。ということは,この個体は生まれて間もないってこと! わたしは幼虫も蛹も,まだ見たことがありません。チャンスが巡って来たらいいのに……。クヌギやコナラが幼虫の食樹なので,気にかけておくことにします。

 


ホシノヒトミと昆虫 ~ヤマトシジミ~

2020-04-10 | 昆虫と花

ホシノヒトミがパラパラっと咲く草地。そこは冬草が刈り払われていて,歩きやすいところです。

どこからともなくやって来たヤマトシジミがホシノヒトミに降りて吸蜜。さっそく近寄って撮影開始。

 

吻先が蜜腺に触れています。

 

チョウは別の花に移っていきました。そして吸蜜行動を続けました。

 

また移動。複眼にも花粉が付着。吻は器用に蜜を吸い上げているようです。

 

わずかな時間でしたが,わたし流の接写としては上出来です。

 

久しぶりにこの花と,このチョウとの組み合わせを目撃。ヤマトシジミに感謝,です。

 


産卵! アカタテハ(その3)

2020-04-09 | アカタテハ

今回は産卵風景をご紹介します。

地面で芽を出した新芽に産卵中です。腹端を葉の表面に付けています。

 

腹を上げると,そこには卵が一つ。

 

石垣の最上部。背伸びをしながら撮影。

 

石垣の上の方,石の隙間から新芽が出ています。ここにも産卵。

 

とにかく,この産卵行動がずっと続きました。たぶん孵化も複数確認できるでしょう。

 


モンシロチョウ,盛んに産卵

2020-04-09 | モンシロチョウ

モンシロチョウの舞う季節になりました。

畑にはキャベツやブロッコリーの株が残ったままになっています。そこから脇芽が伸び,新しい葉が次々に出てきます。それを産卵場所と心得て,モンシロチョウがたくさん訪れています。

見ていると,さっさと産卵します。卵を産むために,つまり子孫を残すために生まれてきたことがよくわかります。

去ったあとを見ると,卵がちゃんと産付されています。

 

もっと葉を調べると,あちこちに産み付けられているのがわかります。

 

なかには,産み付けられてから日が経ったものもあります。色が黄色っぽいので,ちがいがわかります。

 

放っておくと,幼虫が誕生して農家には害虫として嫌がられる存在です。わたしは適当に野菜を残して,観察することにしています。ありふれたチョウでも,いのちの観察につながるものは観察者のこころを引き付けるものです。

 


産卵! アカタテハ(その2)

2020-04-08 | アカタテハ

カラムシの茎はまだとても短いので,卵がかたまったようにして産み付けられてます。

 

カラムシの若葉・新芽は赤っぽい色をしています。それを食草と見分けて卵を産み付けているのです。

 

一枚の葉に数個ある例も。

 

中には,カラムシの傍に立つ枯れた茎にも。

 

接写した卵写真を二枚アップしておきます。

 

何度も何度も舞い上がっては,葉を探して産卵。これがずっと続きました。なんとも印象深い風景でした。産卵の写真は次回にご紹介します。

 


出てきた青いアマガエル

2020-04-08 | 生物

畑を耕していると,足元にアマガエルが。冬眠からまだ目が覚めていないのでしょう。そろそろアマガエルが目覚める季節。

と思ってよく見ると,土まみれになっていながらも,どうやら青色が混ざっている色彩変異のカエルのようです。そうならとても貴重な例になるので,水で洗って写真に収めました。

 

青色がまだら模様になっています。

 

全体が青色のカエルは時に新聞報道がなされることがあります。この例のように部分的に青色の例も話題になります。

わたしは過去自分で見つけたことがあります。学校に勤務していた関係から,子どもが実物を持ち込んだのを見たこともあります。子どもが見つけた例については新聞紙上で紹介していただきました。

今回のカエルは日が経てば,青色がもっと濃くなるかもしれません。さて,どうか。確認できるまでたいせつに飼ってみます。