自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春! 虫の目写真シリーズ(34) ~ウスタビガの繭~

2020-04-16 | 昆虫

サクラの写真を撮っていて,目に留まったのが近くの路上に落ちている繭。ウスタビガのものです。

サクラの枯れ葉に付いているので,幼虫はサクラを食草にしていたのははっきりしています。路上に落ちていたのは,たぶん落ち葉が風にでも飛ばされて来たものなのでしょう。

 

まったく指を触れないまま,あったままの状態で撮影しています。よくもまあ自動車のタイヤにでも踏まれなかったものよ。

 

ところで,中の蛹は羽化済みかどうか気になります。確かめることにしました。切ってみると,羽化済み! 触角のかたちからオスだったことがわかります。

 


モンシロチョウ,孵化!(続)

2020-04-16 | モンシロチョウ

大きく口を出しました。

 

こうなると,もうどんどん出始めるといった感じです。

 

頭をすっぽり出しました。側単眼が並んで見えます。

 

ゆっくり,それでいてさっさと出て来ます。

 

頭部にピントが合うように注意深く撮影していきます。

 

頭が葉の表面に触れた瞬間です。

 

前脚で着地。第一歩を踏み出します。

 

あとはさっさと殻から出てしまうのみ。このあと,卵殻を食べます。大抵はほとんど。あるいはすっかり。誕生物語の大筋は遺伝子情報として体内に組み込まれています。