自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春! 虫の目写真シリーズ(27) ~テングチョウ~

2020-04-06 | 昆虫

ハクモクレンを被写体にして撮影中のこと。すぐ近くの地面にテングチョウが飛来。着地してしばらくじっとしていました。うれしくなって,そっと近寄ると,パッと舞い上がってしまいました。残念! と思っていたら,舞い戻って来ました。ありがたい!

今度はもっと慎重に近寄りながら,とりあえず離れたところから一枚パチリ。

 

もうすこし近づいてもう一枚。

 

まだまだ遠いと思いつつ,近寄って行くと,また舞い上がりました。ふしぎなことに,再び戻って来て近くに着地。今度はもっともっと慎重に,そしてできるだけさっさと撮ろうと接近。こうして撮ったのが下の一枚。テングチョウの翅は相当に傷んでいます。厳しかった越冬期が詰まっています。

 

地面も,鉄道の架線も,向こうの橋も,空の雲も写り込んでいます。春の初めの,うれしい写真になりました。

 


カラスノエンドウとヒゲナガハナバチ

2020-04-06 | 昆虫と花

カラスノエンドウはマメ科植物。マメ科の花はハチのなかまに来てほしくて,花のしくみを巧妙に発達させています。

 

脚の置き場にあたる"翼弁"と"舟弁"が下げられると,オシベ・メシベが露出。結果,葯が柱頭に付着するのです。

 

ヒゲナガハナバチぐらいの重さがあれば,花弁が花弁を押し下げられるのはじつに容易。

 

昆虫と花の,持ちつ持たれつのつながりはゆたかに展開しています。