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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今年のロウバイ(5)

2015-02-18 | ロウバイ

大きなキンバエのなかまが訪れました。花の中に入り切れない程の大きさです。


後脚が花弁の縁に付いているのがわかります。

ロウバイの花に来た,そうした昆虫を写真に撮るのは一苦労です。ほとんどの花が枝から垂れ下がるように,地面方向に開いています。木がまだ小さいので,しゃがみながら真上を見上げる姿勢を保たなくてはなりません。なんと窮屈なこと! 

 


それでも,からだに付いた花粉を見て,「ほほーっ! これは,これは。苦労して観察した甲斐があったな」と,思わず「ほっ!」。  

 


別の花に別のキンバエがいました。なにやら賑やかな風景です。 

 


花から出ると,次の花に移って行きました。そこでも一心に,そして時間をかけて食餌をしていました。 

 
別の花に目を移すと,そこにもキンバエが。からだの花粉は目立ちません。というか,ほとんど付いていないので,活動はこれからという感じ。


頭をすっぽり花弁の内に入れて,餌を貪り食べている様子。メタリック色のからだが,日を浴びて輝いています。 


開催中の写真展を鑑賞してくださった方がおっしゃっていました。「ハエがこんなに美しいなんて,思ったことがありませんでした」と。これは,宿ったいのちを感じて自然に出てきた感想です。

 


果樹へのお礼“寒肥”

2015-02-18 | 日記

果樹や庭木に,冬季に与える肥料を“寒肥(かんぴ)”あるいは“寒肥え”などと呼んでいます。春前の12月~2月に与えて,春の芽出しを助け,土壌に棲む微生物のはたらきを活発にするために行われている作業です。健康な土作りをして木々の生長をサポートするのわけですから,与えるのは有機肥料。

今日(2月18日)は我が家の果樹園で,油粕を施肥しました。果樹園といっても,ごく狭いところです。植えているのはカキ6本,イチジク2本,ビワ1本,レモン2本。昨秋はカキとレモンがどっさり生りました。お蔭で,感動をたっぷり味わうとともに,レモンに至ってはあちこちにお分けしてたのしい話題で花が咲きました。

今年もどうかたくさん生って,自然の恵みをいただけるようにと願って作業をしていきました。片方が実りを一方的にいただいて,何もお返ししないというのでは,まるでバランスがとれません。マアいってみれば,「お礼肥だよ」といいながらの作業なのです。

与え方は,果樹の枝が張り出している辺りに溝や穴を掘り,そこに油粕を入れていくというもの。終われば,土をかけておしまいです。ごく単純な作業です。


さあ,今年の実りがたのしみです。