自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今年のロウバイ(5)

2015-02-18 | ロウバイ

大きなキンバエのなかまが訪れました。花の中に入り切れない程の大きさです。


後脚が花弁の縁に付いているのがわかります。

ロウバイの花に来た,そうした昆虫を写真に撮るのは一苦労です。ほとんどの花が枝から垂れ下がるように,地面方向に開いています。木がまだ小さいので,しゃがみながら真上を見上げる姿勢を保たなくてはなりません。なんと窮屈なこと! 

 


それでも,からだに付いた花粉を見て,「ほほーっ! これは,これは。苦労して観察した甲斐があったな」と,思わず「ほっ!」。  

 


別の花に別のキンバエがいました。なにやら賑やかな風景です。 

 


花から出ると,次の花に移って行きました。そこでも一心に,そして時間をかけて食餌をしていました。 

 
別の花に目を移すと,そこにもキンバエが。からだの花粉は目立ちません。というか,ほとんど付いていないので,活動はこれからという感じ。


頭をすっぽり花弁の内に入れて,餌を貪り食べている様子。メタリック色のからだが,日を浴びて輝いています。 


開催中の写真展を鑑賞してくださった方がおっしゃっていました。「ハエがこんなに美しいなんて,思ったことがありませんでした」と。これは,宿ったいのちを感じて自然に出てきた感想です。

 


最新の画像もっと見る