自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

早春,マンサクの花と訪花昆虫(7)

2015-02-09 | マンサク

ハナバエのなかまが訪れました。わたしの力では,正確な同定は手に負えません。せいぜい「〇〇のなかま」程度でぼかすしかありません。だって,我が国にはハエは3000種生息しているといいますから。「〇〇のなかま」といっても,その「〇〇」がもしかすると間違っているかも,なのです。

それはともかく,ハナバエは静かに花に取り付いて,関心を示しているようでした。 


時間をおいて,別の場所でも同じなかまと思われるハナバエを見かけました。なんとスマートな体形かと,うっとりする脚の長さ。 

 
また別の場所で,今度は,花を覗き込んでいる個体を見ました。これは間違いなく,花蜜・花粉を求めているポーズです。

 
花弁がまだ伸び切っていないのは開花してから日数が浅い証拠。ということは,まだ蜜も花粉も十分に現れ出ていないということです。今は序の段階で,これから昆虫と花とのかかわりがいよいよ本番を迎えます。

大寒でも立春でも,成虫は生き生きと(?)活動をしています。春本番の頃と比べると,動きは鈍いのですが,今だからこそ伸び伸び活動する成虫がいるって事実が肝心です。アクセスしていただいている皆様,そんなふうに思って,身近で咲いている花に目を向けてみてください。意外なドラマが見えてくるかもしれません。