自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

早春,マンサクの花と訪花昆虫(4)

2015-02-04 | マンサク

1月でも穏やかな日中だと,結構昆虫が現れるので,観察をたのしめます。

マンサクの蕾がほんのすこし膨らみ加減になったところだのですが,さっそくツマグロキンバエが訪れていました。さすがに敏い感覚の持ち主です。しばらくじっとしていたので,慌てることなく写真に収めることができました。 

 
開いた花はすくないのですが,そこを訪れる昆虫が目立ちます。遠くからでも,ちゃんとわかるのは花が色・匂いでシグナルを発しているからでしょう。名前は不明ですが,ハエのなかまです。花弁の幅が1mm程度なので,体長はせいぜい2mm。


ヒメコバチが花を覗き込んでいました。葯から花粉がこぼれていないのは,まだ開花して間もないという印でもあります。蜜源を探しているような姿勢に見えます。 


ふつう考えると,冬,昆虫と出合うというのはふしぎな出来事かもしれません。そのふしぎを,わたしはたっぷりたのしんでいます。