自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

早春,マンサクの花と訪花昆虫(15)

2015-02-26 | マンサク

見たことのあるハナアブが訪れました。体長8mm。腹部がうんと細くなった,独特の体型は,たぶんコシボソハナアブでしょう。コシボソハナアブといってもいくつか種類があります。そのうちどれなのか,ちょっとわかりません。 


しばらく食餌をした後,花の上できちんとした姿勢をしました。ほんとうに,ピンと。 


そのあとプイッと飛び上がって,近くの枝に止まりました。そうして,そこでからだを盛んに動かして身づくろいをしていました。 ときどき,後脚を妙な格好で曲げました。じつにふしぎな動作に見えました。いったいどんな意味があるのでしょうか。

 
観察事実に勝る証拠はありません。とにかく自分の目で目撃し見届けることが,いのちの実態に迫る武器になります。見れば,なにか感じるものです。

 


今年のロウバイ(9)

2015-02-26 | ロウバイ

花にすっぽり入り込んでいたのが,写真のハエのなかま。何という名か,今のところ,さっぱりわかりません。頭部がとても小さく見えます。

オシベがメシベと離れているのは,他株から花粉が運ばれてくるのを待っている状態を示しています。そこに来た昆虫は大歓迎すべきところなのですが,このハエは貢献しているようには見えません。

 
この花の花粉がハエに付いて,他の花に運ばれる可能性はありそう。


花の中で,すこしずつ動きながら食餌をしていました。環境はこの上なくよさそうです。

下方向に開いた花を見上げて撮影するのは,なかなか苦労がいります。しかし,苦労の甲斐があって,写真に収められたら気分はいいものです。

ハエはしばらくいて,飛び去りました。