2月14日(土)。いつも気にかけているホトケノザの小群落。それは住む人がいなくなった廃屋の,犬走りにあります。コンクリートにヒビが入って,そこからわんさかホトケノザが生えてきているところです。
この日はわりあい穏やかな一日で,そこは風が当たらず,加えて日だまりになるという好環境なので,観察にはピッタリ。
さっそく見つかったのがナナホシテントウ。もちろん,そこにはアブラムシがいるので,それを食べようと動き回っているというわけです。わたしが見ている間は,アブラムシを捕えることはできませんでした。
しばらく経って,たまたま目に入ったのがシャクガの幼虫。体長1cmです。さっさと尺を取って進んでいくので,一目でわかりました。
指先をちょこっと触れると,パッと硬直。まるで葉柄のような感じになりました。きっと緊張しているのでしょう。申し訳ない。
このシャクトリムシはホトケノザを食しているのでしょう。ごく小さいので,ふつうなら目に付かない程です。動けば,天敵と思われるクモやハチにも,わたしと同じように見つけやすいのかもしれません。この日,すぐ近くでクモを見かけました。
冬だって,生きていくのはたいへんです。