自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬! この昆虫!

2015-02-15 | ホトケノザ

2月14日(土)。いつも気にかけているホトケノザの小群落。それは住む人がいなくなった廃屋の,犬走りにあります。コンクリートにヒビが入って,そこからわんさかホトケノザが生えてきているところです。

この日はわりあい穏やかな一日で,そこは風が当たらず,加えて日だまりになるという好環境なので,観察にはピッタリ。

さっそく見つかったのがナナホシテントウ。もちろん,そこにはアブラムシがいるので,それを食べようと動き回っているというわけです。わたしが見ている間は,アブラムシを捕えることはできませんでした。

しばらく経って,たまたま目に入ったのがシャクガの幼虫。体長1cmです。さっさと尺を取って進んでいくので,一目でわかりました。


指先をちょこっと触れると,パッと硬直。まるで葉柄のような感じになりました。きっと緊張しているのでしょう。申し訳ない。


このシャクトリムシはホトケノザを食しているのでしょう。ごく小さいので,ふつうなら目に付かない程です。動けば,天敵と思われるクモやハチにも,わたしと同じように見つけやすいのかもしれません。この日,すぐ近くでクモを見かけました。

冬だって,生きていくのはたいへんです。