古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「篠山」はいいなあ。

2024年05月11日 23時52分14秒 | 古希からの田舎暮らし
 イチゴの最盛期で手入れがいるし、花花の季節で〈水やり〉に手がかかるし、夏野菜の苗を植えなくてはならないし、「道子さんに言っても、いま篠山に行く気はないな」と思いましたが、「明日、篠山の音楽会に行かないか」と声をかけてみました。田園交響ホールで「オペラのいいとこどり」(蝶々夫人)があり、問い合わせたら、チケットがまだあるそうです。
 彼女のこたえは意外にも「ウン、行こう!」。今日は朝10時に出掛けました。
 篠山の町は1995年(地震の年)、篠山町内の乾新町にアパートを借りて2年間暮らしたところです。この2年間のお陰で、いまの〈田舎暮らし〉があります。「行く」と「暮らす」はおおちがいです。篠山の暮らしは30年も前になりますが、いま思い出しても「こころがほころび」ます。
 道子さんもこころがはずんでいます。
 まず乾新町のアパート前の道を通り、〈藤岡ダム〉に行きました。アパートから2,3キロ山に向かって走ると大きな農業用ダムがあります。笹山のアパートにはお客さんに泊まってもらい、朝食はバスケットに入れて藤岡ダムで食べました。自然にかこまれての朝食は、もてなすぼくたちも、こころがはずみました。

 篠山は田植えが早い。五月の連休には田植えをすませます。雨がよく降ったからでしょう。田植えのあとなのにほぼ満水のダムでした。
 食事は篠山特産館でして、音楽会の前に「雲部車塚古墳」に行ってみました。ここで1995年にはじめて「ヌートリア」を見かけ、「こんな大きなネズミがいるのか」と気持ちがはずんだところです。

 古墳のまわりに濠があり、そばの田んぼは田植えがおわっています。
 音楽会は、兵庫芸文センターでのオペラ『蝶々夫人』の「ええとこどり公演」です。出演する歌手が歌います。字幕が出るのでオペラの流れがわかります。音楽会のあと、出演者のみなさんが記念撮影に出てこられました。

 西宮の芸文センター・ホールにはもう行く元気がありませんが、オペラのスピリットは歌で伝わりました。
 なにより、二人が「篠山はいいなあ」と思い出にひたることができました。道子さんは「また秋に来ようね」。家から一時間以内で行けます。人生の陽だまりのような、とてもいい一日でした。
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