古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「〈平成〉の時代に何か一言」/「べつに……」

2019年04月30日 20時10分27秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日はテレビが朝から晩まで「平成最後の……」とかやってます。
 街でマイクを向けられたどこかの小学生は、「悲しい」とポツンと言いました。「何か言わないと……」と思って、とっさに、思ってもいないことを言ったのでしょう。
 もしぼくにマイクを突きつけられたら …… 「べつに」といいます。何も言うことはありません。「これは平成最後の○○です」と言われたって何の感慨もありません。
 マスコミは「騒ぎ過ぎ」です。何も目玉がないから、やたらに「平成最後の ……」と言ってるだけです。 おやすみなさい。
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珈琲を買いに出てみました。

2019年04月30日 01時04分01秒 | 古希からの田舎暮らし
 世の中は10連休です。
 家にいると何も変化はありませんが、コーヒーが無くなりました。我が家のコーヒーは〈パウリスタの森の珈琲〉を通販で毎月とっています。それが無くなったので買いに出てみました。
 ペンギンのいる喫茶店は豆を売っています。先日電動のコーヒーミルを買ったので、そこの珈琲豆を買うことにしました。
 喫茶店に来てみると満席です。ふだんそんなに混む喫茶店でないのに「やっぱり連休はどこも人出が多いのか」と感心しました。
 家で、畑や裏山の仕事をしていると、何の変化も感じません。
 しかし人のいるところに出てみると、世の中は、連休気分ですね。人人は、それぞれ、それなりに、うろうろしている、みたいです。
 連休の気分を、ちょっとだけ味わいました。
 
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「来てみろ! アライグマよ」

2019年04月29日 04時30分21秒 | 古希からの田舎暮らし
 イチゴが赤くなりはじめました。アライグマは夜ごと来ているでしょうか。
 きのうはアライグマ対策の仕上げをしました。
 四隅の動物ネットは対策をしていなかったので、桟でとめました。
 鉄パイプと地面の間が空いているところもあるので、U字に曲げた鉄筋を打ち込んで、パイプを地面にとめました。地面を掘ってネットハウスに入ることは可能ですが、モンテクリストのような忍耐力が必要です。そんなアライグマがいるとヤバいかな。
 市役所に行って、アライグマ用の檻を借りてきます。イチゴを入れて仕掛けてみます。
 畑のときはカラスにやられましたが、今度は目の前の畑です。夜8時に、懐中電灯を点けて、檻の戸を開けに行きます。
「♩ 夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る  …… カラスといっしょに帰りましょ」と歌うのは間違いです。カラスは帰らないで、仕掛けた食い物をねらっています。子どもが帰ったあとで食い物を喰って、それから帰ります。
 それを知らなかったもので「檻にかからんなあ」と嘆いていました。夜、懐中電灯を持って畑に行き、暗くなってから檻の戸を開けたら、アライグマが掛かりました。
 不具合で捨てるイチゴを入れて、檻を仕掛けます。
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「さあ10連休!」とは無関係です。 

2019年04月28日 04時30分29秒 | 古希からの田舎暮らし
 新聞の見出しに「さあ10連休!」とあったけど道子さんとぼくには何の関係もありません。いつものように一日一日が過ぎてゆきます。そんな老人って、結構多いでしょう。
 さて、今日は大働きをしました。
 何をしたかというと、裏山のスペースに芝生を張りました。まずホームセンターに芝生の不足分を買いに行きました。5束買っていたので9束買い足しました。店によっては置いてある芝生が少なく、色もわるいです。ナフコにはいい芝生が入荷していました。ナフコに買いに行ってよかった。

 芝生は肥料と日光がたっぷり必要です。ここは大きな山桜の樹があって日陰になっていました。芝生が育ちませんでした。山桜を伐ってもらったので、陽がよくあたるようになりました。来年には、ふかふかの芝生のスペースができるでしょう。
 この写真はオオデマリです。この樹は庭先などに植えてあり、ときどき見掛けます。

 うちの裏山のオオデマリは近隣で一番見事に咲いています。芝生の中に植えてあり、芝生の肥料をもらって、たくさんの花をつけています。「裏窓から目の前に眺められるのがうれしい」と道子さんは毎日見とれています。
 
 テニスの試合のことを書いたら、錦織圭も大坂なおみも準決勝戦で敗退してしまいました。
 錦織は勝てる試合だったのにミスがひびいた。いつもの錦織、いつものイージーミス。情けない。阪神と同じで、あんまりはまらんほうがええかもな。
 大坂なおみは脇腹痛で棄権。これは仕方がない。「準決勝/決勝/と勝ち進む。たのしめるぞ!」。と思ったのに、はかなかった。
 大阪なおみは、『全仏オープン』に期待しています。もし全仏オープンをとったら、今度はウインブルドン。去年のUSオープンをとってから、今年1月に全豪をとり、グランドスラム4連勝てなことになると、超スーパースターの誕生に立ち会えるかも。
 そんなことになれば、日本の女子テニス界は、えらいことになるなあ。一挙に歴史が塗り替えられる。
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テニス選手の活躍を期待してしまいます。

2019年04月27日 01時23分43秒 | 古希からの田舎暮らし
 老人は、若者の何倍もの意欲を集めないと、体が動きません。
 裏山に芝生を敷こうと思ったら、すごい雨。「やる気」が吹っ飛んでしまいました。今日の仕事はおしまい。
 テレビ観戦で、テニスの応援です。
 まず錦織圭選手。 ……  バルセロナの大会で勝ち進んで、こんど準決勝戦です。なんか久しぶりに勝ち進んでる気がします。「コロッと負けてがっかり」が続いてましたから。 
 大阪なおみ選手。ポルシェの大会で準々決勝戦をテレビ観戦。第3セットがはじまり、1ゲームだけとったけど相手は5ゲームとってる。「この試合は負けたな。追い込まれたら弱い。まだ21歳の女の子だし、ま、このたびは仕方ないか」と思って見ていました。ところがタイブレイクに持ち込んで、勝ってしまいました。準決勝戦に進出です。知らぬ間に心が強くなってる。感心しました。
 
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畑と裏山の仕事はつぎつぎとあります。

2019年04月26日 00時58分38秒 | 古希からの田舎暮らし
「〈わかば〉はいいな」と裏山や遠くの山山を眺めているうちに、しっかりした緑になりかけています。そのなかで長く「わかばいろ」をたのしませてくれるのが「ユウゼンケヤキ」です。

 裏山の樹樹はしっかりした緑色になりかけています。友禅欅だけはまた〈わかばいろ〉です。

 きのうは午前中買い物をして、午後ゴミステーションのアプローチを草刈りしました。カラスノエンドウが伸びていましたがまだ草刈りはできます。

 遠くで作業しているのは花壇を手入れしている道子さん。その向こうに小さく木立ちが見えます。大将軍神社です。
 母が3月に亡くなったので、来年3月までお参りはできません。しかし鳥居をくぐらないで(手前で)「奉納と書いて12の倍数のお金を入れたお供え」を当番の方に渡すことはできます。3月は遠慮しましたが4月はそれでいきました。

 畑のほうの仕事も、裏山に芝生を張る仕事もあります。夕方、裏山に芝生を張ろうと、耕運機をかけてみました。
 一日1000回鳴くというウグイスは、ひっきりなしに鳴いています。
 そうそう、トンボを見ました。

 カマキリも、連休の頃にはズワズワ生れてくるでしょう。(一群のタマゴから200匹生れて、大きくなれるのは1匹だそうですけど)
 道子さんは、ソラマメやイチゴにたかるアブラムシを、刷毛で掃き落とすのに追われています。
 テントウムシ10万匹飛んできて、アブラムシを喰ってくれたらうれしいな。
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「草刈り」はちゃんとできます。

2019年04月23日 19時48分57秒 | 古希からの田舎暮らし
 4月も終りに近く、あちこちの草がぐんぐん伸びています。田んぼの土手のカラスノエンドウが高く盛り上がってきました。ああなってから刈るのは、草刈り機にからみついて、大仕事になります。
 街に出掛けるときに、去年まで借りて、道子さんとぼくが作っていた畑が見えます。今年は地主の方が「黒豆の枝豆でも作ろうか」と思案されているようです。この畑も草が盛り上がってきました。
 で、ぼくは、どこの草を刈るのか。
 今日は裏山の草を刈りました。芝生には、いろんな雑草が生えています。それを草刈り機で刈っていきました。裏山にはマムシがいます。草むらのままにしておくのはよくない。通るところは、月に一度は刈ってきれいにします。
 足を引きずっていますが「草刈り」はベテランです。田んぼの土手みたいな急斜面もないし、「まかせなさい!」。
 明日はゴミステーションのアプローチを刈るつもりです。
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今日はひと休みして『星乃珈琲』でランチしました。

2019年04月22日 18時00分29秒 | 古希からの田舎暮らし
 イチゴ・ネットハウスができてヤレヤレ!もう、こんな大がかりなものをつくることはないでしょう。
 今日は散髪して、図書館の本をみて、ひと休みするつもりで出掛けました。
 前の畑の隅にコンクリートの排水桝を置こうとホームセンターに寄ってみました。小さい排水桝でも重さが30キロあります。そんなものを動かしてセメント工事をするのは無理です。コンクリートブロックとセメントで排水工事をすることにします。
 そろそろお昼。ご近所の方にきいた『星乃珈琲』に行ってみることにしました。

 駐車場にはかなり車がとまっているのに店内に入るとひっそりしています。一つ一つのテーブル席が区切られており、プライバシーが大事にされている感じです。
 ぼくはハンバーグを、道子さんはパンケーキをいただきました。コーヒーは厳選されているのか飲みやすかったです。また来たいと思いました。
 
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ネットハウスは完成です。

2019年04月22日 00時44分00秒 | 古希からの田舎暮らし
 道子さんが「カラタチの花が咲いてる」といいます。三日ほど前に見たときは蕾もなくて「今年は咲かないかな」と思っていたのに。

 去年とちがって蕾が多く、これから毎年花盛りになりそうです。2メートル超に伸びているので剪定しようと思っていました。やめます。
 カラタチのそばには黄色の木蓮『エリザベス』の大きな花が咲いています。今年は八輪。来年はもっと咲くでしょう。後ろに見える樹は「ミモザ」です。

 植えた苗木がみんな、こんなに順調に育つと思ってませんでした。せまくてごめんなさい。
 
 さて、イチゴ・ネットハウスは完成しました。

 動物ネットをかぶせて枠に桟を打ってとめた写真です。道子さんはいま肩が痛くて腕があがらないので、親おもい、イチゴおもい、の大志くんのお母さんが、日曜日に手伝いに来てくれました。

 ネットはピンと張らないようにしました。ゆるんでいるほうが破りにくい。
 地面に脚を着けて破ろうとしても金網ではどうしようもない。
 金網につかまって登り、ぶら下がって動物ネットを破ろうとしても不安定で無理。
 これでアライグマは〈くやし涙〉を流すだろう。そばの檻のイチゴを食べて捕まるだろう。
 ぼくの期待。
 道子さんはイチゴの葉っぱにつくアブラムシを刷毛で掃き落としています。葉っぱは繁っているし、120株あるので、時間のかかる、根気のいる、作業です。花はよく咲いて、ミツバチもよく働いて、イチゴの実はほんとに多いです。みんな大きく、赤く、なるのでしょうか。道子さんの期待と不安。
 
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〈若葉のころ〉は2番目に好きな景色です。

2019年04月21日 01時16分27秒 | 古希からの田舎暮らし

 春です。田舎ではどちらにカメラを向けても〈若葉〉が写ります。低い山山のクヌギ・コナラの芽がふくらみ、やわらかい線で青い空と接しています。
 ぼくは晩秋の彩りが一番好きです。心がしっとりします。
 2番目に好きなのが〈若葉のころ〉。〈わかば〉を見ると「あなたたちのつくる新鮮な酸素を吸って今日もちゃんと生きるぞ」という気持ちかな。

 さて写真を撮ったのは植物採集の途中でした。
 朝から二人で植物採集をしました。ぼくは木の芽担当です。この採集まで刈らずにおいたレッドロビン/花が散って葉が出てきた桜/アラカシ/柿若葉/ガマズミ/サンシュユ/タカノツメ/イタヤカエデ/クスノキ/など30種類以上の木の芽を摘みました。道子さんは野菜とスギナ/ハコベ/ヨモギ/レンゲ/クローバー/タンポポ/ツクシ/など野草摘み。上の写真はギシギシを摘んでる道端から、川向いの蓮華寺あたりの山を撮りました。
 春の『野草酵素飲料』を仕込む日です。

 いつもの設営をして、道子さんがまず1キログラムの野草や果物をきざんでペール缶に入れ、ぼくが砂糖1キログラムを入れます。それを10回繰り返して仕込むのです。
 仕込みは順調に午前中ですませました。
 午後、道子さんは公民館前の「花壇の草抜き」に出掛けました。うちの村の公民館が市会議員選挙の投票所になるのです。
 ぼくは大きな動物ネットを日曜日に取り付けるために、イチゴ・ネットハウスまわりを片付けました。いろんな道具やネジを持ち出していたので、それは小屋のほうに返し、動物ネットをとめる桟をハウスのまわりに置いたり。
 まえに一級建築士の人が「段取り6分仕事4分」とか言ってたな。ほんとにそうだ。道具をしまったり、次の材料を配ったりするのは労力と時間がかかります。
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『動物ネット』をつなぎ合わせました。

2019年04月20日 01時42分49秒 | 古希からの田舎暮らし
〇 動物ネット(幅2メートル×50メートル)を切って、つなぎ合わせて、長さ13,5メートル×幅6メートルのネットにする。
〇 それをイチゴ・ハウスにスッポリかぶせて、枠に桟でとめる。

 その枠はできました。最後に残ったのがネットの「つなぎ合わせ」でした。
 まず、長いネットを切らねばならない。 ⇒ ネットをどこで広げるか。 ⇒ 家の前の道路は広い。そこで広げて切る。(400坪の広い畑をつくっていたときなら畑でやれた作業ですが) ⇒ ときどき車が通る。(一日に10台くらい)道路ではしないほうがいい。 ⇒ もっと山のほうに行って農道で広げる。(農閑期のいまはだれも通らない) ⇒ 可能だけど「なんかやる気がしない」。 

 そのあたりでグジグジしていました。イメージがわかず「やる気」がでませんでした。
 きのうの朝「そうなんだ。全部広げる必要はないんだ。ネットの長さを測れば、あとはネットの網目で切れる」と思いつきました。なんでもない。いまの畑のフェンス沿いにネットの一辺を張って13,5メートルを3枚切りました。
 ネットを縫い合わせる糸は水糸でいい。畑で作業しなくても家でできる。
 家に持ち帰り、道子さんが水糸で縫い合わせてくれました。そして夕食前に広いネットができました。
 
 あとはこのネットを枠にかぶせて、桟(サン)で止めれば完成です。
 広い畑でイチゴ・ネットハウスをつくっていたときは「畑で作業するものだ」と思い込んでいました。しかし、縁さえ縫ってつないでいけば、家でもできる。
 簡単なことでした。
 
 畑の仕事は「苦労をいとわず、一生懸命、真面目に、畑でする」ものだと思い込んでいました。あるお寺の門に書いてあった警句を思い出しました。(出典は忘れました)

   真面目という狂気が一番恐ろしい。

  
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イチゴ・ネットハウスは時間がかかります。

2019年04月19日 00時34分25秒 | 古希からの田舎暮らし
 きのうは動物ネットを縫い合わせるつもりでしたが、入口の戸に金網をつけたり、下半分の金網を補強したりして、一日が過ぎてしまいました。
 
 残りの仕事は、動物ネットの縫い合わせ、そして天井からかぶせて桟でとめる仕事です。
 ネットが大きいから縫い合わせに取り掛かるのに気が重い。
 それに疲れがたまってきた。
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ネットハウス完成までにあと「ひと山」を越えなければ。

2019年04月18日 03時25分24秒 | 古希からの田舎暮らし
 連日イチゴ・ネットハウスづくりに精を出しています。作業は一応思うように進んで、あと「ひと山」になりました。
 下は現在の写真です。

 ハウスの下90センチは金網のネットを巻いています。金網の上と下は金属のパイプです。それに鉄筋を結ぶ針金でくくりつけています。鉄筋工の仕事を見ていると、金属の引っ掛け棒みたいなもので針金をクルクルと巻いて、素早く鉄筋を結んでいきます。
 あの「引っ掛け棒」を売っていないか。ホームセンターを見たけどありませんでした。調べてみたら、あれは『結束ハッカー』と呼ばれる工具で、一万円前後もします。それだったら手で結んでいこう。
 道子さんと二人でセッセと金網の上を結び付けました。道子さんが下のパイプと金網をつないでいるのが写っています。
 残るのは天井と横の動物ネット。2メートル幅のネットを買ったので、これを3列横につないで上からかぶせます。13メートル×6メートルのネットにつなぐのが大仕事です。

 それにしても「アライグマのやつめ!」という気持ちになります。一昨年イチゴの一番の最盛期に、アライグマに全部食べられてしまったから。
 アライグマに全部食われてしまった日曜日。ふだん通りなら水曜日にはまた実が赤くなる。芦屋で菜園をたのしんでいる親友に「イチゴ摘み」に来てもらう予定になっていました。
 アライグマの襲撃で、急きょイチゴ摘みをストップしました。
 その一ヵ月後に、元気だった親友は亡くなりました。朝、菜園に行って夏野菜の世話をして、夜中には亡くなってしまう急死でした。アライグマに襲われてなければあのとき会えたのに。いまもその気持ちを引きずっています。
 もう、オレの目の黒いうちはアライグマには一粒のイチゴもやらないぞ! 
 だからネットハウスづくりのパワーが出ている気がします。
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人生は何が起こるかわからない。

2019年04月17日 00時08分56秒 | 古希からの田舎暮らし
 ノートルダム大聖堂が焼け落ちてしまいました。

 このニュースを聞いて、ぼくはいきなり大学2年生の秋に〈ワープ〉。しんみりした気持ちで一日をすごし、ニュースを見ています。
 ぼくが、ヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』(井上究一郎・訳)を読んだのは大学生になってからでした。
 エスメラルダ/カジモド/だけでなく、クロード・フロロ/グランゴワール/クロパン・トルイフー/など細かいところまで、いまも登場人物の名前を覚えています。ちょうど人生のそんな時期にぼくはこの本を読んだということでしょう。
 時間をかけてこの本を読み終わった頃、ちょうど映画館に映画がかかりました。何度も映画化されていますが、決定版ともいうべき映画でした。
 エスメラルダはジーナ・ロロプリジーダ/カジモドはアンソニー・クイーン。本を読み、映画を観たあと何ヵ月か、なぜか〈しんみり〉した気分ですごしました。
 ノートルダム寺院の壁にクロード・フロロの刻んだ「宿命」(原語は忘れましたけどラテン語で)を英詩のテキストの裏表紙に彫るように書いて、文字をただ眺めていた時期もありました。
 
 平凡な自分の人生とは、あまりにも懸け離れた「数奇な運命」に、ことばにならない思いを抱いて何ヵ月かをすごしました。青春時代の深い思い出です。
 そんな青春時代でなく、81歳の老人になってから、ぼくは、この火事のニュースに接しましたが、いまユーゴーのこの小説を読んでいて、深い気持ちを噛みしめている青年がいたら、このニュースにどんな思いを抱くでしょう。

 今日の畑仕事は、イチゴ・ネットハウスに金網を張りました。20メートル超の長い金網を一応張れたので「ヤレヤレ!」。あとは鉄パイプに括り付けてアライグマに破られないようにします。









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イチゴ・ネットハウスはあと4日かかります。

2019年04月15日 21時01分12秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝5時20分、起きて窓のシャッターをあけたらこんな景色でした。

 朝目覚めて窓をあける。景色を見て深呼吸する。小鳥たちの声がきこえる。
 いい気分で一日がはじまります。田舎に暮らしてよかったなあ。つくづく思うことがあります。
 今日の仕事はイチゴ・ネットハウスの続きです。
 ネットハウスは、下半分を金網で囲います。今日の作業は金網をとめるパイプを取り付けることでした。ちょうどいい長さのパイプはないので、こちらで鉄パイプを切断します。電気コードを家から引いてきて、ディスク・グラインダーで切りました。

 電気のコードは道路を横断しますが、一日に5台くらいの車が走るだけですから問題ありません。
 そうだ。畑が近くなったから誘蛾灯がつけられるかな。
 前の畑のときは黄色い粘着シートをおいたり、ストチューのペットボトルで蛾をおびき寄せようとしましたが、誘蛾灯が使えたら効果も大きい。
 畑との付き合いはいろいろと続いています。
                                                                                               
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