古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「アライグマくん、我が家のイチゴは美味しかったでしょ」

2021年04月30日 14時25分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 ずっと雨でした。二日間家にこもっていました。今日は晴れ。「さ、外仕事しよう」と裏山の池をさらえたりしました。道子さんは山頂の祠に花を供えて拝んできました。
 お昼まえ、道子さんが気落ちした顔で裏山にやってきました。
 どうしたの?/アライグマにイチゴやられた。ネットハウスの戸が開いてた/鍵かけてなかった?/ゆるかったか、もう一度入ろうと思ってあけてたか/全滅?/赤いイチゴも赤くなりかけのイチゴも全滅。まだ青いイチゴが放ってあった/ガッカリだね/ガッカリ! あと半月はイチゴが採れない/そうか。連休はダメだな。丹精込めたのにね/戸が開いてて、イチゴをやられたのを見たら、足が震えたわ/そうだろう。一年間ずっと世話してきたのに/先週の土曜日に大志母が採ってからそのままだったし、いっぱい採れると思ってたけど/アライグマに仕返ししたいな。檻を借りて捕まえようか/それはいい。アライグマは美味しかったでしょ。これから鍵をちゃんとする/ …… 。
 アライグマにイチゴをやられたのは2度目です。
 2017年5月中頃、下の畑のイチゴ・ネットハウスでやられました。このときは動物ネットで囲った丈夫なネットハウスでしたが、大きなアライグマがネットを破って侵入しました。3畝180株のイチゴが全滅。日曜日に萠ママが採ろうとして一粒もなし。市役所で檻を借りてアライグマを捕まえたけど、檻に鉄パイプを突っ込んでアライグマをいじめたけど、後の祭りでした。
「最盛期だから、日曜につづいて水曜日にも採れる」と芦屋の親友に「イチゴ狩り」の声を掛けてたのも急きょ中止しました。その後彼は6月に急死したので、この世で会うチャンスをのがしました。
 あーあ、道子さんは力がぬけるでしょうね。なぐさめようもありません。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日、気持ちよく大工仕事ができました。

2021年04月28日 16時56分08秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝から雨の一日です。外仕事はできません。先日買った杉板で野鳥の巣箱を作りました。

 先日とりつけた巣箱は、ホワイトスプルースという外国から輸入した木材で作りました。野鳥は日本の杉板で作った巣箱のほうがいいでしょう。今日はシジュウカラ用の巣箱を2つ。
 雨が降っていますが、小屋はまったく心配ありません。屋根の補修をするまでだったら、棚は朽ちてるし、作業台は行き場の決まっていない道具の山だし、床はゴミが散らかっていました。そんな場所で雨の日に大工仕事をするのは、考えられないことでした。
 いまは雨の心配はまったくないし、道具類/ネジ類/金具類/はそれぞれの棚に収まっています。必要なモノを取り出し、片付け、掃除して、気持ちよく作業を終了しました。
 道子さんはふだん、とてもよく働いてます。裏山のバラ園の手入れ/レンゲ畑の世話/竹に勝つように蕎麦を播き、水をやる/カラスノエンドウなどしぶとい雑草を抜く/山頂の祠に花を供える/花を植えて世話をする/など裏山の仕事がいっぱい。ウッドデッキまえの庭も花園です。その花の世話。前の畑のイチゴ/タマネギ/ジャガイモ/ソラマメ/エンドウ/ゴボウ/ネギ/葉っぱの野菜/などなどいっぱいの世話。今日は雨が降ったけど、前の畑は真砂土なので水やりが毎日必要でした。
 今日は雨でお休みの一日にして、スマホをさわっています。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオデマリ/コデマリ/は満開です。

2021年04月27日 16時06分27秒 | 古希からの田舎暮らし
 近隣で一番見事に咲いているのは裏山の『オオデマリ』です。「いい写真を撮ろう」と樹のまわりをまわるのですが、全体がうまくおさまりません。次の写真がベストです。我が家の窓から撮りました。

 昨日/今日で花が白くなり、満開です。あと2,3日すると花が散り、樹の下が白くなります。この見事な花を窓から眺められる人はしあわせですね。なんていいながら自慢してます。

 次の写真は裏山の登り口に咲いている『コデマリ』です。小さい花ですが、満開です。蚊のようなムシが花にとまっています。見ていると自然の妙を感じます。
 こんな気持ちのいい日は「裏山の『御休み処』でお昼にしよう」と焼き芋とパンの食事を用意しました。スポーツ刈りしたおじいさんの写真で、すんません。

 遠くの景色を眺めるウッドデッキのランチとちがい、近くの緑に圧倒されそうです。でも気落ちがいい。こころがひろがります。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりに「本」を買いました。

2021年04月27日 00時58分33秒 | 古希からの田舎暮らし
「本を読みたければ図書館で借りる。自分では本を持たない」。
 そう思い立ったのは何年前のことでしょうか。あれから毎年たくさんの本を処分してきました。大坂のアジア図書館(民間のボランティア図書館)に持ち込んだり、道端の紙類回収箱に投入したり。
 新聞の新刊書紹介欄/本の広告/も見なくなりました。図書館で見かけた本を借りるだけ。それなのに今日は、本屋さんの店頭で本を見掛け、「この本買う!」とすぐにレジに行きました。

 中公新書の一冊で、『鳥取力』(とっとりりょく)です。著者(いまの県知事)も内容も知らないけど、本の題名を見ただけで、飛びついて買ってしまいました。
 なぜ買ったか。ぼくは鳥取県生れ鳥取県育ちです。22歳のときに阪神間に出てきて、その後両親も都会に呼ぶことになり、69歳まで神戸など阪神間で暮らし、「田舎暮らしをしたい」と三木で暮らし、83歳になるのに、「鳥取県とは縁が切れた」のに、こんな題名の本を見た瞬間に跳びつく。
 新聞にコロナ人数の県別一覧表があると、「兵庫県は …… 。/鳥取県は …… 」と見てしまう。「県別対抗駅伝」のテレビ放送があると「兵庫県はいま何位 ……、 鳥取県は …… 」と気になる。
 尼崎生まれ育ちの道子さん、幼いころに夏休み、冬休みなどに帰省した娘たちには、そんな感覚はないでしょう。
 自分のふるさとにそんな気持ちをもった、たくさんの年を重ねた人が、日本の都会には、漂流してるんだろうな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラの巣箱をとりつけました。

2021年04月24日 20時23分54秒 | 古希からの田舎暮らし
 やっぱりシロハラはロシア沿海州/中国の奥地/に渡ってしまったのですね。餌を食べに来るのはハト2羽。石は投げませんが、窓を開けて追い払いたくなります。
 何かしたい。シジュウカラが、しきりに家のまわりで鳴いています。シジュウカラは巣箱によく入るそうです。よし! 巣箱を架けよう。昨日は早速板を買ってきて、巣箱をつくりました。
 シジュウカラは小さい野鳥で、「巣箱の穴は直径27ミリにしなさい」と書いてあります。その穴をあけて巣箱をつくりました。こういう大工仕事は大好きです。
 さて、巣箱はどこにつけるか。ほんとうは餌場のそばの切り株につけたい。あそこなら/小鳥の出入り/ヒナの巣立ち/がバッチリ見えます。でもそんなオープンな感じの巣箱に入ってくれるか。
 餌台の3メートルほど後ろの樹(黄モクレン)につけるか。

 室内からよく見えるし、前には餌台があるし、巣箱は葉が繁ると少し隠れた感じになって、つかってくれそうな気がする。なんてムシのいいことを考えてとりつけました。(室内から撮りました)
 昨日は外国産のホワイトスプルースの板を買って作りましたが、あれはよくない。思い直して、今日は杉板を買いに出ました。もう3つ巣箱をつくって、裏山につけることにします。
 それがすんだら、畑のサツマイモを植える準備にとりかかります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もマムシは退治します。

2021年04月23日 16時36分07秒 | 古希からの田舎暮らし
 東条図書館/ホームセンターで買い物/から帰って、何気なく裏山の竹藪を見たら、なんか気配を感じます。見たらマムシがゆっくり這って、トタン板の陰に入っていきます。頭は見えませんが長い感じです。
「おーい、マムシがいる。手伝って!」
 道子さんに声を掛けて、二人で服装をととのえ、道具を持って、トタン板のところに行きました。4枚のトタン板を持ち上げて、はずしていきます。2枚目をはずしたら、マムシがいます。道子さんとぼくは、同時に棒で押えました。
 頭をねらうまえに、とにかく胴体を押えます。道子さんが竹の棒で押さえている間に、ぼくはネジ釘のいっぱい出た〈マムシ退治棒〉で頭を押さえました。これで少々くねっても大丈夫です。
 太い、長い、マムシでした。1メートル近くあるでしょうか。何度か突き刺して弱らせ、ゴミ袋におさめました。
 いままでのところ、マムシがかま首を持ち上げてかかってくる場面には遭遇していません。胴体が見えて押えたり、にらみ合いをしている間に、マムシ棒で押さえて、退治しています。
 マムシは「にらみ合い」をしているうちは逃げません。物陰に入ったら、どこかに行くのでなく、その場でじっとしています。今日も、見かけてから10分たったけど、トタン板の陰にいました。
 無事に退治できてよかった。
 いつも言いますが「どうかマムシに咬まれることのない一生でありますように」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裏山は花盛り

2021年04月23日 03時16分59秒 | 古希からの田舎暮らし
 桜/ミツバツツジ/黄モクレン/カラタチ/ミモザ/などは散りました。つぎの花が咲いています。ネモフィラはいま満開です。「ネモフィラまつり」最中の〈ひたちなか海浜公園〉や大坂の〈まいしまシーサイドパーク〉では、きれいに咲いているでしょうね。我が家でも花壇で道子さんが咲かせています。

「関東は遠いから大阪〈まいしまパーク〉のネモフィラまつりに行こう。三木発のツアーバスもあるようだし」と思ったのは一昨年だったか。満席でダメでしたけど。
 青い空が地面に映ったような「ネモフィラまつり」を、死ぬまでに見てみたいな。それから秋にもう一つ。埼玉県日高市の巾着田。地面に赤い絨毯を敷きつめたような「曼珠沙華まつり」。
「シロハラはいないし、道路の掃除でもしよう」。
 山すその道端を草刈りしました。アスファルトと溝のコンクリートの間に草が生えています。それが伸びて見苦しい。ナイロンコードで刈って、竹ぼうきで溝に掃き落としました。

 溝の掃除は今日やります。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タージマハール ⇒ 富士山 に。

2021年04月21日 16時00分02秒 | 古希からの田舎暮らし
 部屋のポスターをかえました。タージマハール寺院のポスターにしてから何年になるかな。雰囲気を変えようとパソコンでポスターを選びました。はじめは「田舎の景色はまわりに十分あるから『海』の景色にしよう」と思いました。しかし「タージマハール」の前は「海のポスター」を貼っていました。
 その海のポスターは、なんというか『パワー』がありませんでした。ただの海岸は「ちょっといいようでもすぐにあきる」と感じました。で、「インドの寺院」のポスターにしたのでした。
「どれにしよう」とパソコンで探しているうちに『富士山』にすることを思いつきました。銭湯のタイル絵みたいでありふれています。でも日本人にとっては、パワーを感じる山です。
 関西に暮らしていると富士山は遠い存在です。目にすることもない。でも「その山の存在を感じる絵を貼ってみよう」と思いたちました。

 赤いパネルに貼って壁につけてみました。枠付きのポスターですが、パネルで張り立ちます。しばらくこれで暮らしてみます。

 シロハラはやっぱり中国の奥かロシア沿海州あたりに渡ったのでしょうか。 ……  。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シロハラ」がいなくなって淋しいです。

2021年04月20日 18時26分43秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝、ロールカーテンをあげて、野鳥餌場を見ました。シロハラもアオジもいません。北の国に渡ってしまったのでしょうか。
 暖かくなっても、若葉の色が濃くなっても、まるで自分の家のように、あんなに長くとまっていたのに、北の国に渡ってしまったのでしょうか。
 これを書いている夕方になっても、バードフィーダーに野鳥は飛んできません。
 毎日見ていたシロハラがいなくなって淋しい。仕方がないのでボランティアでもするか。午後はゴミステーションの草刈りをしました。

 今年から電動草刈り機です。途中でバッテリーを換えて写真のように刈りました。機械が軽いし、らくに刈れます。バス停留所にまわってベンチのまわりも刈りました。

 ゴミステーションの片隅にある大日如来の石像です。道子さんのほかにもお花を供えてくださる村の方があるみたいです。石像か石ころかわからないほどちびています。おおむかしから村人が拝んできたのでしょう。
 シロハラが日本に渡ってくるのは冬かな。秋かな。はやく戻ってきてね。バード・フィーダーはちゃんとあるからね。

 ここまで書いてたら、道子さんが窓をのぞいて、「シロハラがいる」といいます。地面をピョンピョン跳んで、粟粒をついばんでいます。色の濃いシロハラと色の薄いシロハラがいましたが、濃いほうが残っているみたいです。
「なんか、いるとホッとするね」と道子さんはつぶやいて、台所に行きました。
 自然にまかせるしかありません。覚悟はしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『手作り野草酵素飲料』を仕込みました。

2021年04月19日 16時11分07秒 | 古希からの田舎暮らし
 「手作り野草酵素飲料」の材料には、地元でとれた/穀類(玄米)/豆類/も加えます。

 ひと晩水にかして1キログラム入れます。
 春の野草酵素の材料は、木の芽/野草/野菜/果物/などです。朝ぼくは裏山に、道子さんは福地池周回道に、植物採集に出掛けました。
 今年は「木の芽」をしっかり採ろうと、多めに芽を摘みました。種類も多く、50種以上の木の芽を摘みました。道子さんは道端の草=カラスノエンドウ/ギシギシ/たんぽぽ/ノアザミ/ヨモギ/などたくさんの野草を摘んできました。

 ウッドデッキのオーニングを繰り出して、仕込んでいる写真です。植物採集に頑張り過ぎたので野草があまってしまいました。神戸の郊外で野草酵素飲料をつくっていたときは、野草採集に苦労しました。ここではあり余るほど採集できます。きのう雨が降ったし、今朝は晴れているので野草を洗わなくても仕込めました。
 仕込みおわって、お昼の食事は外食にしました。悠庵でお寿司。コロナ禍で商店や飲食業の方は苦労しておられます。「少しでも応援したい」気持ちもあって。「お手盛りごほうび」は、とっても美味しかったです。
 この地に家を建てることになったとき、「三木にも食堂があるだろうか」と不安でした。知らない土地に暮らすことになるときは「不安の針」が大きく振れます。我が家が三木に引っ越した頃に、悠庵/稜庵/ができて、この15年間ほんとによかった。
 この気持ちは終生変わらないでしょう。これからもどうかよろしく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『よかたん』で酵素飲料の材料をそろえようと …… 。

2021年04月18日 20時07分17秒 | 古希からの田舎暮らし
 外仕事をして疲れ、家でグズグズしていたら、この2、3日ブログに書くことがなにもありません。こうして老人の日日は過ぎていくのですね。
 さて今日は、「春の野草酵素飲料」の材料を仕入れに出掛けました。果物を多めに入れようと「よかたん」に行ってみました。いまはイチゴ中心で、果物はありませんでした。焼き芋用のサツマイモを仕入れようと思ったのですが、それもありません。
 久しぶりに温泉に入ることにしました。脱衣場に入ると『黙衣』と大書して貼ってあります。脱衣して浴槽に入ると『黙浴』と大書。お昼は「稜庵」で蕎麦を食べることにしました。日曜日で混んでいましたがここでも『黙食』。
 名前を書いて少し待ったら大テーブルに。お向かいとはアクリル板で仕切られています。
 蕎麦を注文して待っていると、目の前に『雪塩』の小瓶が置いてあります。「宮古島の雪塩だ! 宮古島に行ったのは冬だった。雪塩を土産に買ったなー。何年前だったかなー」。ちょっと味見しようと小瓶を振って手のひらに塩をうけ、口に「パッ!」と。
 アッ! マスクしていました。それを見た向かいの席の奥さんが笑われ、なかなかとまりません。よほどおかしかったのでしょう。あとで「ごめんなさい」といってました。
 東条の道の駅でも材料を仕入れるつもりでしたがあまりなし。結局東条のスーパーで仕入れました。
明日は木の芽/野草/野菜/などを植物採集して、野草酵素飲料を仕込みます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈若葉の季節〉です。

2021年04月15日 18時56分29秒 | 古希からの田舎暮らし
「わかば」。いいですね。目にやさしい。こころにやさしい。
 裏山でも樹が芽ぶいています。

 真ん中の若葉は『友禅欅』です。後ろのクヌギ/コナラ/の若葉と色合いがちがいます。そして、まわりの若葉はもうじきしっかりした緑になりますが、友禅欅の若葉色は5月いっぱいつづきます。
 裏山の樹や花の様子を伝えようとすると、つい「自慢」になってしまう。自然の移り変わりの感動を伝えたいだけです。

 窓の前の野鳥の餌台(バード・フィーダー)には、毎日シロハラがやってきます。やってくると餌の粟をついばみ、水を飲み、糞をし、あたりを眺め、10分/20分/と台にとまっています。
 ぼくはお皿に餌の粟粒を入れ、水をかえ、刷毛で糞を掃きおとしています。シロハラの「餌・給水・便所掃除係」だなと思います。
「野鳥は甘やかさないほうがいい。自分の力で生きていくのだ」と書いてあります。その通りだと思います。渡り鳥で中国のほうに帰るように書いてありますが、ほんとに帰るのかなー。ぼくとしては、ずっと裏山にいてもらってもいいけど。
 
 裏山の山頂からうちの村を眺めると竹や下生えが邪魔になります。午後はノコギリを持って登り、竹や下生えを切り倒しました。斜面で足場はわるいけど、無事に仕事ができました。膝の手術まではとても考えられなかったことです。
 写真のようにまあ、よく眺められるようになりました。もう少し。そのうち。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉村昭の随筆『わたしの流儀』

2021年04月13日 20時13分28秒 | 古希からの田舎暮らし
 藤沢周平/城山三郎/吉村昭/は小説家で、3人とも昭和2年に生まれている。敗戦の年は18歳だ。あの戦争をどのようにくぐってきたか。
 城山三郎は熱血少年だった。海軍・予科練に志願した。「志願してくる馬鹿がいる」と先輩にさんざん殴られた。敗戦後、彼は「廃墟となって生きた」と書いている。その文をみてから城山三郎の本を読むようになった。それまでは「経済小説を書く人」と思って敬遠していた。
 吉村昭は『戦艦武蔵』などの大作を書いている。彼は軍人や戦争のことを書く小説家と思って敬遠していた。
70代になってから、大型活字本を図書館で借りて読むようになり、吉村昭の『破獄』を読んだ。文の力に圧倒され、引き込まれた。
 彼は、自分で調べ、事実に足をつけて大地から生えたように立っている。「彼ほど史実にこだわる作家は今後現れないだろう」(文芸評論家・磯田光一)という。図書館で借りる本に、吉村昭の本を加えるようになった。
『わたしの流儀』は吉村昭の小随筆集である。彼の文は実感の重さがある。一字/一文/もすべらないで、食い込んでくる。117編の小随筆集を数日かけてぽつりぽつりと読んだ。味がある。おもしろかった。短いので一篇だけ紹介します。

                 美人
 新聞記事にも、歳月の流れで移り変わりがあるようだ。
 夫が妻を殺害した。一家心中があったなどという出来事に、現在では新聞にその原因がはっきりと書かれている。が、以前は、それらの出来事の内容を記した後に、
「複雑な事情があるらしい」
 と、むすばれているのが常であった。
 この文章は、なかなか味わいがある。そうだろうな、複雑な事情があったのだろうな、と読者はあれこれと想像する。はっきりとした原因が書かれていなくても、読者はそれで納得するのである。
 終戦前の新聞では、美人という表現が多用されていた。
 たとえば、美人の人妻自殺、美人女給殺さる、といったたぐいである。事件に関与した女性は、新聞紙上ではおおむね美人で、それは読者の関心をひく常とう手段であったのだろう。
 年配の新聞記者からきいた話だが、「美人の首なし死体発見」という見出しの記事もあったという。首から上方がなくて、なぜ美人とわかるのか。
 それでも読者からは、別に抗議もなかったという。
 なんとなくほほえましい話である。「複雑な事情があるらしい」というような、物事を割りきらぬおおらかさも必要である。

 何がいいたいか不明だけど、なんとなくあじがある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反省しました。

2021年04月11日 18時17分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 野鳥の餌場(バード・フィーダー)にはシロハラ/アオジ/がよくやってきます。シロハラは渡り鳥で春には中国などに帰りますが、裏山のシロハラは居残りそうな雰囲気です。ほんとに帰るかな。
 朝起きてロール・カーテンをあけると3メートル先でシロハラが地面の粟粒を食べています。

 朝6時過ぎです。もっと早くから食べているのかも。そしてお昼には『野鳥の餌台』に30分以上も陣どります。粟粒の餌を食べる/水を飲む/じっとあたりの景色を見る/また餌を食べる/……を延々と繰り返し、動こうとしません。その写真です。

「どんな気持ちでそこにとまっているんだ?」ときいてみたくなります。
 地面の粟粒を食べにアオジがやってきても知らん顔です。ハトもやってきて地面の粟粒を食べます。しかしシロハラは餌台を動きません。
 アオジやシロハラが目の前でゆっくり見られる。うれしくて見てしまいます。でもハトには粟粒を食べてほしくない。野鳥というより「野良ハト」です。来ないでほしい。そこでハトだけが居るときはガラス窓を開けて「コラッ!」と声を掛けていました。ハトはちょっと頭をあげて、また食べはじめます。他の野鳥ならパッと飛んでいくのに。ずうずうしい。ガラス窓をドンと音を立ててしめると、「しょうがないな」という顔で近くの木に飛び移ります。
 小石を投げて追い払おうとしていました。しかし昨日ホームセンターで粟粒の餌を買おうとしたとき、急に反省の気持ちがわいてきました。
「ハトはほかの野鳥をいじめたり、追い払ったりしない。地面に撒いてある粟粒を食べたいだけ。体が大きいから多く食べるだろう。しかしハトに悪意はない。ぼくが悪意をもってるだけだ。粟を多く撒けばいいだけのことだ」
 買い物をしてレジを通ったらポイントがたまって500円の買い物券が出てきました。それで大袋の粟粒を買いました。
 これからはハトを追い払ったりしません。好きにはなれないけど、憎まない。
 これがぼくの反省です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドライブ・レコーダー/芋ケーキ 

2021年04月10日 20時57分32秒 | 古希からの田舎暮らし
 安全に配慮した軽自動車の新車が3年目の車検です。まだ乗るつもりです。この際ドライブ・レコーダーをつけることにしました。360度を記録する日本製です。運転を記録する「マイクロSDカード」をどんなふうに利用したらいいかわかりません。おじいさんは⦅安全運転》を誓います。
 車検のかえりに、ペンギンのいる喫茶店:バランタインでお茶しました。
 ペンギンは赤ちゃんが生まれたそうで9匹に増えていました。写真を撮ったけどガラス越しでダメでした。

 バランタインは写真のように屋外の席が広くとってあります。これからは屋外が気持ちのいい季節になります。コロナ時代にピッタリの喫茶店です。ここの『とりいさん家の芋ケーキ』はよく知られており、おいしいです。鳴門金時の一番美味しい品種でつくるそうです。
 コーヒーと芋ケーキでお茶しました。

 コーヒーは屋外でも冷えないように、保温のきくタンブラーに入っています。コーヒー豆は自家焙煎の豆です。ケーキとよく合います。
 気分のいい「お茶タイム」でした。
 それからホームセンターに寄って買い物をしました。花や野菜の苗がいっぱい出ています。温暖化で野菜の苗もどんどんはやくなっていきます。
 そうそう、ハトのことで反省しました。明日書きます。(ここまで夕方書きました)

 現在午後9時です。もう一つ追加。今日はうちの〈村の全戸集会〉がある日です。回覧板がまわってきたので、しっかりカレンダーに記入し、昨日は「午後7時に全戸集会あり/午後6時40分出発」と大書したメモを便所に行くドアに貼って「参加する気持ち」満満でした。
 今日はいろいろあって、メモは何度も目にしたはずですが全戸集会のことを「コロッ!」と忘れていました。7時15分になって「さ、食後の洗いものでもするか」と立ち上がったとき「ハッ!」と全戸集会のことを思い出しました。
「いまから遅れて行ってもなんとかカッコがつく」とあわてて着換えて出掛けました。会議室に入ると会ははじまっており、議論の最中です。イスにすわって眺めていると、みんなマスク!!
 エライこっちゃ。あわてて車にマスクをとりに行きました。
 無事に全戸集会はおわりました。ぼくは「なんとかカタチをつけた」と思っているんですけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする