古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

桜は満開です。

2023年03月31日 17時50分47秒 | 古希からの田舎暮らし
 いい天気です。桜はどうかな。大志・母が訪ねてきたので、おじいさんおばあさんといっしょに花見に出かけました。
 
 北播磨ソロプチミスト桜苑は満開です。花見客は我が家の三人だけ。もったいない気分でした。
 北谷川にまわってみました。

 ここも満開です。壮年期の桜という感じです。
 午後、東条図書館に本を返しに行ったら、シャレードのデッキの桜も満開です。「シャレードの桜の下でコーヒーを飲む」のを死ぬまでにやりたいことにしていました。それは一昨年実現しました。去年も桜の下でコーヒー。今年はどうしよう。やっぱり行こうか。

 入ってみたら、あのデッキに若い女性客が10人お茶してます。でも席があったので、おじいさん・おばあさんもお茶。何歳までここでお茶するかなー。そんなこと考えんとこ。
 
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竹が枯れはじめています。

2023年03月29日 17時24分20秒 | 古希からの田舎暮らし
  午後、福地池のまわりを散歩に出ました。太陽が竹藪の奥のほうまで射しこんでいます。

 イノシシ柵の向こうは、竹が混みあって暗い竹藪でした。その竹藪に陽が射して明るい。倒れている竹も目立ちます。竹の花はあちこちの竹に咲いています。そして竹が枯れはじめたんだ。
 蛇ガ池のほうに歩いていく途中も、明るい竹藪になっています。

 こんな明るい竹藪ではありませんでした。
 この竹が全部枯れて、折り重なって倒れるんだ。どうしようもないけど。
「生の竹を伐って、枝を払って、生きた竹を裏の小屋に少し保存しておこうか」と思います。
 それにしてもこの竹が全部枯れて、倒れかかって、荒れた廃墟のような藪になったら、片付けるのが大変だなあ。

 ピアノの練習はいままで気の向くままに〈ときどき〉やっていました。いまバイエルの30番くらいです。しかし身を入れて練習しないと、途中でやめてしまう気がします。
 いま『大人のための独習バイエル』上巻を練習していますが、この先どんな曲なのか〈ユー・チューブ〉で聴いてみました。「これなら弾けそうだ」という感じです。そこで『大人のための独習バイエル』下巻と『これならひとりでマスターできる! 大人のための独習バイエル併用レパートリー』という本を買いました。
 いまはいい時代ですね。〈ユー・チューブ〉で学んで、ピアノが弾けそうです。毎日30分~60分時間をとって練習しようと思います。朝食後に時間設定するのがいいか。
 
 
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ブランコに屋根をつけました。

2023年03月28日 17時32分08秒 | 古希からの田舎暮らし
 ぼくは小屋をつくったり、屋根をつけたりするのが好きです。花見デッキに置いたロッキング・チェア・ブランコには屋根がついてません。屋根付きのブランコもありますが高い。「自分でつけよう」。屋根の生地だけを注文して、枠をつくり、屋根をつけました。

 つけて乗ってみましたが、気分はイマイチ。「野外だし、屋根がなくてもよかった」という気分です。強風のときは布だけをはとりはずすことにします。
 手前に写っている池ですが、つくったのは2015年の冬でした。ドイツ製の〈プール・ライナー〉というシートを敷いて水をためて池にしました。あれから8年になるのに、一重に敷いただけなのに、いまだに水が漏れることはありません。実にスグレモノです。

 四月になります。月末にはイチゴができる。それまでに〈イチゴ・ネット・ハウス〉をつくるという大仕事があります。アライグマには「一粒だってやるものか」という〈敵がい心〉をもっています。頑張ります。

 道子さんはいろんな植物を裏山に移植しています。ノアザミもワラビもフキもリンドウも。池のまわりに移植したフキが増えてきました。

 そのうち、フキを食べられるようになりそうです。

 これは村の公民館の写真です。気をつけていたので見事な〈花盛り〉です。今年は四月に統一地方選があり、四つの村の方が投票に来られます。手入れした甲斐がありました。
 
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我が家の桜は〈六、七分咲き〉かな。

2023年03月27日 17時05分43秒 | 古希からの田舎暮らし
 まだ3月の27日なのに、裏山の桜(ソメイヨシノ)はもう六分咲きか七分咲きです。

「今年は桜が咲くの、早いなあ!」。よーし、「天気がいいし、桜の咲き具合を見てまわろう」。午後軽自動車で出掛けました。
 東条町「南山西」交差点の近くには新しい桜苑があります。ソロプチミスト協会で植えた桜です。

 ここは〈七分咲き〉くらいです。樹が新しいので満開のときは勢いがあるでしょう。また見に来ます。
 吉川町・北谷川の桜を見に行ってみました。ここは壮年になった大きな樹が並んでいます。4月10日前後に満開になったときもあるのに、もう四分咲きか五分咲きというところです。ここも早い。

 北谷川の写真です。まだですが、4月3日前後に満開になるでしょう。
 帰り道「新しいコーヒー屋さんができた」というので、寄ってみました。
 蕎麦屋・稜庵から100メートルほど西よりにできた新しい店です。

 世界各国のコーヒー豆がズラッと20種類くらい並んでいます。

 街でも、こんなに種類の多いコーヒー専門店を見たことがありません。値段はそんなに高くない。200グラムコービー豆を買いました。店内で飲むことができるので、二人が別々のコーヒーを注文して飲みました。コーヒー豆の種類が多いので、どれを飲んで、どの豆を買ったか忘れてしまいました。コーヒーは二人とも、とても飲みやすかったです。
 
  
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パソコンが機嫌よくなりました。

2023年03月26日 11時05分56秒 | 古希からの田舎暮らし
 日曜日、パソコンでお世話になっている方に来ていただき、機嫌よく動くようになりました。あの方がいないと、おじいさんはパソコンに手も足も出ません。このたびは「あれ? おかしい。写真がアップできない。ちょっとこうしたらどうかな」とあちこちさわったのがよくありませんでした。
これからは、おかしくなったら「どこにもさわらずおとなしく待つ」。深く反省しました。
 さて、裏山の花がいろいろ咲いています。それを写真に撮って、紹介しようと思っていたのでした。少し遅れましたが、ちょっとだけお披露目します。
 3月下旬の花といえばまず「ユキヤナギ」です。

 裏山には四か所咲いています。(全部植えたものです)白だけでなく薄ピンクの花もあります。
 先日訂正したクリスマス・ローズです。

「咲きほこる」という感じです。道子さんの丹精です。
 次の写真はムスカリです。宿根草で、道子さんがいっぱい植えたのであちこち生えています。

 写真はアップしませんが、椿の侘助がいっぱい咲いています。樹も太くなりました。この山の土に合うのでしょうか。その侘助の陰に植えたのがこの椿です。

 きれいな花を咲かせるようになりました。「侘助を三分の一くらい切るほうが裏の椿がよく見える」と言われますけど、切るのをためらっています。
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訂正します。

2023年03月24日 16時07分29秒 | 古希からの田舎暮らし
 数日前、萌ちゃんの卒業・就職祝いをしました。そのとき道子さんは裏山や花壇に咲かせている花をあしらって、こんな花瓶をつくりました。

 この写真をブログにアップしたとき、ミモザ/椿の侘助/など花の名前を思いつくままに並べて、〈クリスマス・ローズ〉も入れていました。それを読んだ道子さんに訂正されました。「クリスマス・ローズは切り花にできない」そうです。切るとすぐにしおれてしまう。裏山に咲いているのを見るしかありません。それがいま〈花盛り〉です。写真をアップしようとしましたが、パソコンの機嫌をそこねたのか、うまくいきません。

 今日もテレビのワイド・ショーはWBCの野球の話です。国民の野球熱を上げるような調子で、優勝した試合を振り返っています。野球にとっては「すごくためになる」催し物でした。国民の野球熱があがりました。
 ぼくとしては、テニスの錦織圭/大阪なおみ/をテレビ応援していましたが、試合はありません。錦織圭はランキングが下がってしまい、テレビ放送のある試合に出ることはありません。大阪なおみは出産をひかえています。出産後練習して試合に出られるようになるのはかなり先になるでしょう。
 阪神タイガース中心に、野球の応援をすることにします。

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山田風太郎『戦中派不戦日記』

2023年03月23日 23時23分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 大型活字本で山田風太郎の『明治かげろう車』という本を読みました。明治24年に大津でおきた〈ロシア皇太子襲撃事件〉のとき「ロシア皇太子に切りつけた巡査を取り押さえた二人の車夫」の物語です。実際に起こった事件とフィクションが入り混じって、おもしろく読めました。
 日本のあの戦争関係の本を読んでいると、ときどき〈山田風太郎〉という作家の日記が引用されてます。どんな作家か知りませんでした。ぼくより15歳年上の1922年生れで、敗戦の昭和20年は23歳の医学生だったんですね。徴兵検査のほうは体格が劣る「丙種合格」で、医学生だったので戦争には行きませんでしたが、日記には若い自分の観察を素直に書いているようです。
 図書館であたって、彼の『戦中派不戦日記』を読んでみたくなりました。

 テレビは一日中、野球のWBC優勝を放送しています。興味があって見ていると、どのチャンネルも試合のビデオを繰り返し繰り返し放送します。試合の流れをしっかり覚えてしまいました。一生忘れないでしょう。(残り少ない一生だけど)
 このWBCという「催し物」は野球にとって大きかったなあ。
 最近はテレビでそんなに試合を放送してなかったし、ぼくはあまり見ませんでした。ときどき「阪神の勝ってる試合」を見るくらい。負けてる試合は見ても仕方がない。でも今年は、ヤクルトの試合中継があれば、あの「村神」選手が打つか、と見るだろうな。「国民には無名に近かった村上選手をいまは日本中の人が知ってる」。すごいことですね。
 サッカー人気で落ち目だったプロ野球が、これでひと息つくね。ぼくにとってはよろこばしいことです。
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「また〈紅はるか〉を買ってしまった」。

2023年03月22日 02時45分40秒 | 古希からの田舎暮らし
〈たき火〉〈焼き芋〉はしばらくお休みする。〈紅はるか〉は4月になってから買う。
 我慢するつもりで、ブログに書きました。しかし裏山に出ると、やっぱりたき火・焼き芋をしたくなる。先日紅はるかを10キロ購入してしまいました。
 さつまいもの「取り扱い説明書」みたいなメモが入っていました。

〇 土付きのさつまいもです。焼き芋にする前に、洗ってアルミホイルで包んでください。
  〈土付き〉が届いたのははじめてです。掘ってから洗ってないので、おいしい焼き芋になりそうです。
〇 保存するには土付きのまま新聞紙で包んで、日の当たらない、風通しのよい場所で保存してください。
  〈新聞紙で包む〉はやったことがありません。でもよさそうです。全部の芋を新聞紙で包みました。
〇 小さい芋ほど糖化が速く、傷みやすいので、早めに召し上がってください。
  なんとなくわかります。その通りにします。
〇 焼き芋は、200度のオーブンで、小サイズは60分/大き目のサイズは90分/じっくりと焼いてください。
  ※ 電子レンジでの調理は、火が通りにくかったり水分が抜けてしまったりする場合があるので、
    オーブン・トースターでの調理をおすすめします。
  我が家の〈ダッチ・オーブン〉で小石の中に埋めて、60分たき火にかけて焼く方法は、美味しい焼き芋になりそうです。


  
 
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一日中〈WBC〉野球の試合でテレビ〈かぶりつき〉でした。

2023年03月21日 21時04分02秒 | 古希からの田舎暮らし
 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝戦はアメリカのフロリダで行われ、日本では朝の8時から試合観戦です。おじいさんも朝からテレビにかじりつきでした。
 試合は午前中かかり、日本の逆転勝利でした。落ち込んでいた村上が決勝打を打った。まるで漫画の作者が「試合を劇的な展開にしよう」として考えたような、ドラマチックな勝利でした。東京ではこの勝利に号外が出ましたし、おそらくあちこちの電気屋さんの街頭テレビ観戦やパブリック・ビューイングの盛り上りもすごかったでしょう。そしてこれから長く、野球好きな連中の〈語り草〉になるでしょう。

 2009年3月25日に、日本の野球チームはWBCの優勝戦で韓国に勝って、優勝しました。そのときも日本中がテレビにかじりついていたでしょう。ぼくもブログに〈優勝〉と〈イチローの活躍〉を書いてます。
 このブログ『古希からの田舎暮らし』は、WBC・優勝戦直前の2009年3月8日にスタートしました。あれから15年、ブログはまだ続いています。この15年間に3277回ブログを書いて発信しました。
 閲覧者(PV)は2070828/訪問者(UU)は846810となっています。ピンときませんがすごい数です。
 また4年後にWBCか。89歳になるなあ。「東京オリンピックを見てから死にたい」というのが当時90歳超の人たちの〈言い草〉だったようですが、ぼくは「そんなことは言いません」。
 さて、明日の優勝戦はどうなるか。〈いいめぐり合わせ〉を生きてる気がします。
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「エゴノキ」を植えました。ヤマガラのために。

2023年03月20日 18時01分57秒 | 古希からの田舎暮らし
 道子さんはスマホでいろんな情報を入手します。先日は「ヤマガラ」という野鳥を調べて「人なつっこい野鳥らしいよ。手にとまるんだって。ヤマガラのためにエゴノキを植えようよ」。
 通販で注文したら高さ1メートルの苗が届きました。今日穴を掘って、植えました。

 エゴノキの実は固いそうですが、ヤマガラはそれを好んで、上手に食べるらしいです。
 畔シートで輪をつくり、竹の根を切りながらかなり掘りました。〈花と野菜の土〉が2,5袋入りました。後ろの茂みは「斑入りアオキ」です。この樹がこの土地に合うのか相当に繁っています。エゴノキも育つといいな。

 花見デッキに置いたロッキング・チェア・ブランコにも屋根をつけようと、買った布に合わせて枠をつくりました。

 これをブランコにどうつけるか。まだ思案中です。強風もあるので簡単にとりはずせること。もう少し考えます。

 明日は春分の日です。真東から太陽が昇ります。今日の太陽光はウッドデッキから入り、写真のように我が家の奥の壁に当たりました。ほぼ真東です。ここは海抜100メートルちょっとですから少しずれてますけど。
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萌ちゃんが卒業して、勤めます。

2023年03月19日 18時56分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 コロナ時代でなかなか会えませんでしたが、今日は萌ちゃん一家に来てもらい、卒業論文を見せてもらい、4月からお勤めする〈お祝いの日〉にしました。

 卒業証書/萌ちゃん・ママ/おじいちゃん・おばあちゃん/です。お祝いにケーキを切ることにしました。昨日〈とりいさんちの芋ケーキ〉をペンギンのいるお店まで買いに行きました。あのケーキは「いい感じ」です。甘さといい、舌ざわりといい、食べて〈しあわせ〉になります。
 道子さんは、裏山のミモザ/アセビ/ユキヤナギ/クリスマス・ローズ/椿の侘助/などを切って、花瓶をつくってあげました。その写真です。

 花のないときだけど、それなりに見栄えがします。
 今日、一番人気だったのは、あの〈ロッキング・チェア・ブランコ〉です。萌ちゃんママが大変気に入ったようです。一家でブランコ・チェアに乗り、話がはずんでいます。あのイスにすわると、ゆらゆらしたくなり、なぜかおしゃべりしたくなります。

 今日は萌ちゃんのおばあちゃんもやってきました。道子さんとおばあちゃん同士で、プランターに植える花のことをおしゃべりしているみたいです。

 そしてみんなで〈土筆摘み〉。先日道子さんが摘んだけど、それに倍するほど生えていました。

 摘むのはいいけど、あとの〈ハカマとり〉に時間がかかります。そして佃煮にすると「ちょびっと」になります。それでも「春を感じる」のがいいのでしょうね。
 ぼくは、花見デッキのブランコに屋根をつけようと〈あれこれ思案〉しています。こういう思案は好きなんです。









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松本清張のエッセイより〈差別感覚〉について

2023年03月17日 18時00分11秒 | 古希からの田舎暮らし
 松本清張の『半生の記』は、彼が作家になるまでの自伝です。胸に迫るような厳しい境遇から這い上がり、「よくも世間の人たちに〈読む喜びを〉あたえてくれる作家になったなあ」と感無量になります。
 図書館で松本清張全集・第34巻を借りて読んでます。この巻には『半生の記』だけでなく、彼の多くのエッセイが載っています。松本清張の「生きる様子を伝える文章」は、まっすぐ読者の胸を射る力があります。引用します。


 私がK電気小倉出張所という会社へ給仕として入ったときは月給11円だった。 (中略)  このときの出張所の所長というのが四国の人で、星加さんと言った。当時の私は十五歳だったが、星加さんは四十ぐらいになっていたのではないかと思う。星加さんは私を呼ぶのに「松本さん」と云って「さん」を付けてくれ、言葉も丁寧であった。私はその後いろいろな人を見てきたが、小学校を出たばかりの給仕に一ばんの上役が「さん」付けで呼んでいるのを知らない。
 これはちょっとしたことだが、相手の人格を認めたということで大へんな意味があるように思う。なかなかそうは云えないものだ。呼び捨てが普通である。相手の人格を認めるということは差別観念がないということであり、互いに人間的な愛情を感じさせるものだ。    (中略)
 こちらの人格を認めてくれたほど嬉しいことはない。それも口の先だけでなく、心から「ご苦労さまでしたね」と云ってくれたら、こちらもどんなに希望と勇気とが湧くかしれないのだ。
 一ばん残念なのは人間的に差別待遇されることである。私は世間の主婦の方にお願いしたい。どんなに下級の人でも、たとえば、あなた方の台所を訪問して品物を配達でもしたような場合、それが商売上の当然の行為であっても、その人間にねぎらいの言葉一つでもかけてやっていただきたいのである。
 その人間はその一言でどんなに元気づけられ、希望を与えられるか分からない。それはあなた方の想像以上かもしれないのである。相手方が人間的に認めてくれたことであり、差別的な観念を持たれなかったことへの喜びである。


 松本清張は、朝日新聞・九州支社・広告部の「雇員」になってからも「社員」とあからさまに差別され、口惜しい思いをしたことを『半生の記』に書いています。昭和37年4月発行の『婦人公論・臨時増刊』「人生特集」に掲載された松本清張の「実感的人生論」から引用しました。
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道子さんは5時間かけて〈土筆のはかま〉をとりました。

2023年03月16日 17時46分11秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は〈16日〉です。大将軍神社にお参りする日です。絶対忘れないようにカレンダーに記入してシールを貼っています。そして昨日から奉納袋を玄関の下駄箱の上に置いています。
〈お参り〉は軽トラで行くのが似合います。

 春めいた大将軍神社です。先月は、強風でたき火ができなくて、当番の方は寒くてふるえておられましたが、今日はいい気分で当番ができます。お互い、マスクはしてますけど。
 お参りの帰り道、道子さんが「土筆を摘みたい」といいますので、「大池」東の土手に行ってみました。ちょうどいい生え方です。道子さんは土手の下におりて、熱心に摘みました。ぼくは土手の上を歩きながらちょっと摘みました。

 これはぼくが摘んだ土筆です。道子さんは熱心に摘みました。この100倍くらい摘んだかな。

 昼前から〈はかまとり〉にとりかかり、夕方までかかりました。ぼくは〈はかまとり〉はしないで、裏山で〈たき火〉〈焼き芋〉をしました。焼き芋用のベニハルカがなくなりました。また注文して、焼き芋はつづけます。でもちょっと間をおいて、4月になってから注文しようかな。
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〈胡蝶蘭〉がよく咲いています。

2023年03月15日 17時38分01秒 | 古希からの田舎暮らし
 仏壇のお花を絶やさないようにしようと鉢植えの〈胡蝶蘭〉を仏壇横に置いています。鉢植えを買うのは/春のお彼岸/お盆/秋のお彼岸/お正月/を意識して年に四回くらいです。花のおわった鉢は暖・冷房のきいた室内に置いて、道子さんがときどき水をやってます。(やり過ぎは禁物ですけど)その胡蝶蘭がつぎつぎと〈二度咲き〉して、この春のお彼岸はこの四鉢で満員になります。

「胡蝶蘭はえらいねえ」と言って仏さんを拝むときに眺めます。
 裏山の花見デッキと居間からデッキに出たところに置いたあの『ロッキング・ブランコ』には毎日何度も乗っています。そして考えました。「ロッキング・ブランコは『座り心地』が大事だ」。そこで「長座布団」を買って乗ってみました。

 ふんわり座れて一段と気持ちがいい。それに朝日もいいけど、西日があたる田舎の景色を眺めながら〈ゆらゆら〉しているのがまたいい。西日のあたる田舎の田んぼ。なんでもないけど、手前は裏山の影、その向こうに広い空とあちこちの集落です。
 
 次の写真は「ボックス・ウッドの花」です。垣根につかわれる木で、背が高くなりません。5本植えてもう15年にもなりますが、腰くらいの高さのままです。花が咲いているのに「今日はじめて気づきました」。

「こんな花が咲くのか」。しばし眺めました。人間の眼は、ほんとに自己中なんですな。
 
 
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「竹の花」はひろく咲いているのか

2023年03月15日 02時02分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 数日前、うちの村のゴミ・ステーションに軽トラで行きました。収集日に合わせて、ゴミを捨てる/道子さんが大日如来に花を供える/植えたチュウリップに水をやる/ために。その足で〈竹の花〉をチェックするため口吉川町のほかの村を見てまわりました。
 蓮華寺、馬場、東、保木、南畑、大島、槙、笹原、殿畑、桾原、と見てまわり、どこでも竹の花を確認できました。
 1960年代に〈竹の花〉が咲いたときは「日本の竹の三分の一が枯れて、当時の建築資材が不足した」と書いてあります。「竹の花は120年周期で枯れる」と書いてありますが、2020年代にまた広い範囲で枯れるようです。
 ということは、120年周期でなく、60年周期か。
 そうか。「いま見ている緑の竹藪は全部枯れて、枯れ色の山になるのか」。「竹藪が復活するには相当の年数がかかる」とも書いてあるようです。そんな時代に、そんなところに、生きている。〈不吉な出来事〉とも書いてありますが、こんな珍しいことを間近に見るのです。せいぜい観察します。
 密生した竹が倒れかかり、枯れ色の山になる。竹を片づける必要があります。竹の葉が落ちて、日光が地面まで届くようになり、いろんな草や木が伸びてジャングルになります。手入れした里山にしたい。
 散歩していたら田んぼの土手には〈カラスノエンドウ〉がびっしり生えています。まだ3月の中頃なのに、勢いがいい。

 カラスノエンドウは4月末には盛り上がるように土手をおおいます。種を落とす。来年はもっと勢いよく生える。草刈り機で刈るのは「今です!」。道子さんは「家のまわりや裏山でカラスノエンドウを見たら必ず抜くようにしてる」といいます。そういえば、どこかのおばあさんは「カラスノエンドウ茶を飲んでる」とか聞いたことがあります。
 

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