古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

今日も小屋の大工仕事をしました。

2020年09月30日 20時37分38秒 | 古希からの田舎暮らし
 
 家と小屋の間に小屋根をつけました。ペンキを塗っていますが、この上からプール・ライナーでカバーします。すき間はシリコンで埋めます。このたび大きな雨樋にかえました。これで屋根の雨も家の壁にあたる雨も流すことができます。
 次の写真は、小屋根の下の棚です。まだ未完成ですが。

 ここに大工道具類を置くのですが、今度はうまく整理して、道具それぞれの住所を決めます。
 午前も午後も精を出して仕事をして、疲れました。電動ウォーカー・30分はパスします。

 作業の途中、気分転換しようと郵便局と「段ボール・古紙・投入箱」に軽トラで出掛けました。旧「フレンズ」喫茶店のそばにある水路で、いま曼珠沙華が満開です。

 途中で農道に入って、写真を撮りました。どなたか、一生懸命、水路の土手に植えたのでしょう。こんなに咲くようになるまでに何年かかったでしょう。
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《昼寝》もしながら大工仕事に精を出しています。

2020年09月30日 00時46分38秒 | 古希からの田舎暮らし
 2006年12月、新しい家に引っ越して、69歳からの田舎暮らしがはじまりました。
 新しく建てた家には、自慢するようなものはなにもありません。しかし窓からの『田舎の景色』だけは自慢できます。そこでウッドデッキを作りました。これは「オレが冥途に行ってからも自慢したくなる大仕事」でした。年末から2月はじめにかけて、毎日昼寝もせずに頑張りました。

 いまは小屋の修理に精を出しています。大工仕事をすると、15年前の「ウッドデッキ工事」を思い出します。でも年寄りになりましたから、昼寝はしています。
 一つ「あゝ、年とったなー」と思うことがあります。ホームセンターに木材を買いに行きました。4メートルの垂木が6本必要でしたが、3メートルの垂木にしました。長い木材を、軽トラに積んだり、下ろしたり、取りまわしたりする。小屋の作業台で切って細工する。
 いままでアタリマエのようにやっていた作業に、気おくれするようになったのです。材木がちょっと短いとらくです。用材を多少ツギハギしても、らくなほうがいい。「そんな齢になったんだ」。
 
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東条町の曼珠沙華は10月3日に満開かな。

2020年09月28日 19時54分55秒 | 古希からの田舎暮らし
 お彼岸は過ぎてしまいました。しかし今年はまだ、東条町の彼岸花=曼珠沙華を見ていません。そこで東条町のコーナンで買い物をして、彼岸花を見ることにしました。南山西の交差点から「ドッグランのある苗屋さん」のほうに曲がって細い道を走ります。すると土手に曼珠沙華が咲いています。

 軽トラをとめて写真を撮りました。道子さんもスマホで撮っています。我が家の軽トラも花を見てるみたい。柿の木/黄金の穂波/手前にはコスモス/も咲いて、秋らしい景色です。山田錦の稲刈りは10月10日前後でしょうか。
 少し走って碩安寺の門前あたりは彼岸花がいっぱいですが、まだツボミです。満開まであと3日くらいでしょう。今年は夏が暑かったので曼珠沙華の開花が遅くなったようです。
 碩安寺から少し走ると東条閣(お寺)です。ここも土手に曼珠沙華が咲きかけています。
 東条町の「公民館・温泉とどろき荘」の裏は、東条町で一番曼珠沙華が多いところです。面になって咲いています。もう満開でした。

 
 今日も小屋の雨樋/屋根/棚/作りに精を出しました。まだ数日かかります。
 たのしい仕事です。 
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忘れてた。 プール・ライナーを。

2020年09月28日 06時01分14秒 | 古希からの田舎暮らし
 家の壁と小屋の間に雨が降ります。その雨をどう防ぐか。
 前とおなじく、建物と小屋の間をコンパネで屋根風につなぎます。そこをどう防水するか。
 考えていたのは、順番に言うと、

 ① トタン板 
   ロール状のトタンはないので、トタンハサミで切って細工するしかない。苦労しそう。
 ② 畔シート 
   ビニールの畔シートはロール状になっている。25~30センチの幅。幅50センチ/7,2
   メートルの屋根を覆うことができる。重ねて敷くことで。しかし昨日ホームセンターには売っ
   てなかった。稲刈りのいまは季節外れ。田植えの時季に売るもの。それがさいわいした。
 ③ プール・ライナー
   畔シートを通販で注文しようと夜中にパソコンに向かった。
   ここで思い出した。プールライナーを。あれは丈夫で、雨が防げる。2015年の冬に作った
   ビオトープは6年たっても水漏れしていない。実に丈夫だ。塗装コンパネで作った楕円形テー
   ブル(道子さんの注文)もプールライナーでカバーしている。防水ブルーシートで覆っも、
   一年もすればテーブルがダメになる。プールライナーで覆ったら大丈夫です。
  
 かねてから「プールライナーは丈夫で長持ちする」と喜んでいるのに(アマゾンのコメントにも〈ほめ言葉〉を書いた)屋根の防水が結びつかなかった。頭が固いね。アレは池用。屋根とは別。もっと柔軟な思考ができるといいな。
「どうしよう/どうしよう」と思案し、「でも雨が降るまでになんとかしなくては」とまたグズグズしかけていましたが、急に気持ちが明るくなりました。
 そうだ! プールライナーを使えばいいんだ!
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大工大好き。

2020年09月28日 02時30分35秒 | 古希からの田舎暮らし
 中学3年生の夏、田舎のおばあちゃんの家に泊まりました。「(五右衛門)風呂のフタが腐っとるけー、直いてほしい」ときいていたので、鋸とカンナを持って行きました。そして風呂の丸いフタを作って、何日か泊って帰りました。
 あれは就職してからだったでしょうか。帰省したときに母が話したことがあります。
「オマエが作った風呂のフタを、おばあちゃんが干しとったら、ヤブジャヤの大工さんが見て『ケーイッチャンが作っただか。中学出たら大工の弟子にならんかえ』って言っただって」。
 古いことを思い出しました。
 大工の弟子になっていたら、またちがった人生だったでしょう。
 ぼくは、むかしもいまも、大工仕事をすると気持ちの「張り」がちがいます。ブログを書こうとパソコンに向かったら、古いことを思い出しました。

 さて、小屋の仕事のほうは買い物に行き、雨樋をつけたところまで。頭の中で、だんだんイメージができて、棚をつける元気が出てきます。朝の瞑想でも「あそこはどうするか」と考えてばっかり。
 そんな時間をフッと意識する。しあわせを感じるときです。
 
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イメージの力はすごいですね。

2020年09月26日 18時25分35秒 | 古希からの田舎暮らし
 あの「大工道具の棚」にこだわっていた自分が見えてきました。すると一度全部の道具類を取り払って、棚から作り直す力がわいてきました。
 今日は、朝から/朝寝なし/昼寝なし/で棚を撤去する作業にかかりました。そして昼食前に、取り払うことができました。片付けと雨樋取り付けは午後の仕事です。
 2009年3月、小屋を建てたときの姿が現れました。

 イメージ/目標に向かう意識/はすごい力をもっていますね。長年あれこれ思案してきた問題が、一挙にスッキリしました。雨樋を取り付け、雨が入らないようにしてから、棚作りにかかります。
 今日はまだ電動ウオーカーで歩いていません。(午後7時)もう一万歩を越えていますが、食後歩きます。
 おじいさん、もうすぐ誕生日で83歳になるね。元気でいいね。
 どうも。
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「問題がどこにあったのか」見えてきました。

2020年09月26日 01時42分23秒 | 古希からの田舎暮らし
 先日から思案している「裏の小屋」で、問題はどこにあったのか、見えてきました。
 棚にはいろんな大工道具を置いています。大部分はモノの住所を決めていますが、全部ではありません。「タッカーはどこだったか/カナトコはどこに置いたか/タガネはどこにしまったか」と探すこともよくあります。「工具やネジなどの住所を決めなくては」とずっと思ってきました。
 いま置き場所の決まっている工具類はそのままでよい。住所を決めていない工具の置き場所を考えればよい。ネジ類などはもう一度仕分けすればよい。
 でもそれには棚の修理が必要だ。修理するとなると住所の決まっている道具類を動かす必要がある。できればいまの配置で、そのままにしたい。
 なんとなく出来ていた大工道具類の秩序みたいなものにこだわっている自分が見えてきました。
 
「棚の道具類を全部カラにして、棚を作り直せばいいんだ」とやっと気づきました。
 そしたら気分が明るくなりました。雨がやんだら仕事にかかります。
 
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小屋修理のイメージが浮かぼうとしているところです。

2020年09月25日 01時25分42秒 | 古希からの田舎暮らし
 小屋がだんだん朽ちて、ボロになっていくのを見ながら、この5年ほど手をこまねいていました。気になるけど、ちょっとした修理では間に合わない。
 まず屋根を本格的にやり直す必要がある。
 トタンまたはポリカーボネートの波板を葺く/♯7000の超分厚いシートで覆う/いまのモラサン(屋根下地シート)の上にもう一度モラサンを敷く/パントリーのようにオンジュリン(ヨーロッパ生れの外装波板)で屋根を葺く/ …… どれも費用は掛かるし、何より大きな仕事になります。そんな仕事に取り掛かることに「ためらい」がありました。
 あれこれ考えるうちに、どうやら結論に達しました。
「いま屋根の雨漏りはしていない。まず雨の入る棚を修理しよう。その材料は畔シートにしよう」。
 その棚を修理するためには雨樋を修理する必要がある。細い雨樋にしていたが太い雨樋に変える必要がある」。11年前は「小屋だから細い雨樋でいい」と雨量をなめていました。その雨樋を付け替えるためには今の棚を取り払う必要がある。
 このイメージにいたるまで、数年間グズグズしていました。膝が痛かったり、下の大きな畑をお返ししたり、あれこれ大仕事もありました。
 イメージが浮かんできたので仕事に掛かります。
 
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ひよどり台に行ってみました。

2020年09月24日 20時24分29秒 | 古希からの田舎暮らし
 元気があるので、昨日はゴミステーションの草刈りをしました。いつもの写真です。

「アレチヌスビトハギ(クッツキムシ)が生えてたら刈っとこうよ」と道子さんがいうので、バス停に行ってみました。バッチリ生えています。バス停も草刈りしました。

 今日は「ひよどり台のカインズ(ホーム・センター)」に行くことにしました。三木のホーム・センターにはないような建材を売っているかな。小屋の修理に必要な材料があるかな。
 大きな店で、何でもある感じです。商品があり過ぎて物色する気力がなえてしまいました。
 道子さんは「ひよどり台団地暮らし」(6年間暮らしました)頃のお友だちと交流。
 三木に帰る途中、『あいな里山公園』に寄ってみました。ここは「国営明石海峡公園神戸地区」の施設だそうです。すごく大きい里山です。5年目になるそうですが、いろんな施設/イベントがあり、子どもたちに喜ばれているそうです。

 昔の庄屋さんの立派な民家です。その座敷には、庄屋どんとその家族(の人形)がふんぞり返っていました。むかしは威張ってたのかなあ。

 帰ってから昼寝して、電動ウォーキングをしました。午後8時現在で(歩数)12033歩です。
 
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電動ウォーカーで歩いています。

2020年09月24日 00時10分51秒 | 古希からの田舎暮らし
 腕時計で「今日の歩数」を見ると〈11,428歩〉です。9月23日に歩いた歩数です。歩数の中には、電動ウォーカーで歩いた歩数(約3000歩)が含まれます。
 実は「いつブログに書こうか」と思っていることがあります。
 それは『電動ウォーカーで30分間歩く』を毎日やっていることです。
 電動ウォーカーを買ってから数年。いままでも「毎日歩こう」と決心したことは何度もあります。しかし三日坊主でした。というか、三日つづきませんでした。
 そのうち膝が痛くなり、「これから生涯、このウォーカーで歩くことはなくなった」と小屋に移動して、そのあとに室内ハンモックを置きました。
 ハンモックでしばらくは昼寝しましたが、やはりベッドのほうがよい。それに膝の手術をして、リハビリ/歩きトレーニング/をして、思いもよらず再びサッサと歩けるようになった。
 そこで電動ウォーカーをもう一度部屋に戻し、室内ハンモックは小屋に置きました。
 
 ときどき30分歩いていましたが、数日おきでした。
 ところが9月2日から、魔が差したように毎日30分歩いているのです。22日。まだ続きそうです。とりあえず50日をめざします。それだけの気力と体力があると感じています。歯を食いしばって頑張るつもりはありません。「それだけ元気なんだ」と思います。
 感謝するしかありません。ありがとうございます。
 

  
 
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「裏の小屋をどう修理するか」思案中です。

2020年09月23日 04時01分46秒 | 古希からの田舎暮らし

 これは2009年3月の写真です。家の横に/農作業/大工仕事/のできる小屋を建ち上げたところです。3メートル×6メートルの小屋の屋根をつけている途中です。
 こんなものを、頭の中でイメージして、材料を実際に買ってきて、建てていたんだ。オレも結構やるなー。
 老人は怪我をしたら「おしまい」です。「治療して治ったらまた仕事をする」ことはありません。それはわかっていました。だから屋根に上がるときは、命綱をくくりつけて、へっぴり腰で作業していました。その写真です。

 この小屋は、大工仕事にも、道子さんの/苗育て/小ポットの種まき/肥料づくり/などに役立ってきました。この小屋があることは、この11年間、ほんとにありがたかった。
 膝の痛いときは、修理を考えませんでした。でもいまは元気。90歳くらいまでは生きるか。だとすれば、小屋がちゃんとあると助かる。いまなら修理できそうだ。
 屋根はコンパネの上に屋根下地シート(モラサン)を貼っただけ。屋根はどうするか。雨樋は?
 いま材料や修理の程度を、小屋を眺めながら考えています。2年前1年前は思いもしなかった小屋の修理を、いま考えている。その元気があることに感謝しています。
 
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ご褒美は葡萄にしました。

2020年09月22日 03時56分04秒 | 古希からの田舎暮らし
 今野敏の警察小説を読んで、面白かった。午後、東条図書館に本を返して、また彼の小説を2冊借りました。ほかの作家の時代劇小説も数冊。
 そうだ!我が家の葡萄がなくなったし、「よかたん」にまわってみよう。
 よかたんに着いてびっくり。駐車場は車がいっぱい。第二駐車場に行くように指示されました。ここもほぼいっぱい。やっと車をとめて、野菜売り場に行ってみました。広い売り場には葡萄がまったくありません。いつも葡萄がズラーッと並んでいるのに。午後になって葡萄を買いに来たたくさんの人は、空の縁台を見てウロウロするだけです。
 わずかに、値の張る箱詰め葡萄が数箱積んでありました。
「高いけど、箱詰めを買うしかないな。自分へのご褒美だ」と思い切って一箱買いました。何のご褒美かわからんけど、ま、とにかく『ご褒美』ということで。
 ピオーネ/翠峰/クインニーナ/と三種の詰め合わせです。どれも2Lの大粒で「秀」。いい味です。毎食後に2,3粒ずつ食べるのがたのしみです。
 みなさん、いい連休をたのしんでおられるでしょうか。
 
 
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あの事件をまとめられなくて …… 。

2020年09月21日 01時11分28秒 | 古希からの田舎暮らし
 世間は四連休でにぎわっているそうですね。

 我が家は、大学生の萌ちゃん一家/中学生の大志くん一家/がやってきて、にぎやかでした。芋掘りを手伝ってくれましたが、今年はサツマイモがツルボケでした。三木のブドウは、両家ともちゃんと買って帰りました。

 実は、黒人差別の問題で、モンゴメリーの『バス・ボイコット事件』のあらましを書くつもりでした。しかし書けなくて、3日間グズグズしていました。そしてあきらめました。
 知ってる事件だし、生徒に話したことがあるし、「ちょっとまとめるのは簡単だ」と思っていたのに、その力が出ないのです。明らかに「脳が退化している」。
 ただ、言いたいことがあります。
 いま黒人に対する白人警官の仕打ちが問題になっています。何もしてないのに白人警官におびえて生きねばならない。そのことにアメリカ各地で声が上がっています。
 そんなときにテニスのUSオープンがあり、若い女性が黒いマスクをして、優勝した。
 1955年12月のある日、黒人の中年の女性・ローザ・パークスは、バスの座席をなぜか、立たなかった。逮捕された。その地には若いキング牧師がいた。 …… 。
 偶然のように起こったことが、つながる。その不思議な感じをどう伝えたらいいいか。
 このたびのテニス大会での/黒人女性のマスク/世界への報道/白人警官と黒人の事件/アメリカ各地での抗議行動/マスクの女性の優勝/はバラバラに起こっているのか。

 もうひとつ。その若い黒人女性が日本国籍をもつ人であることは、日本にとって、あらゆる意味で、とてもいいことです。
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自分のしたことを復習します。

2020年09月17日 17時00分47秒 | 古希からの田舎暮らし
 キング牧師の演説で黒人差別を伝えようとした、あの熱のある授業をふり返るために、生徒に話し掛けるように復習してみます。自分の思いをもう一度たしかめるために。

 エイブラハム・リンカーンといえば、みなさんは小学校の頃「偉人伝」で読んだことがあるでしょう。もし読んでいなくても、リンカーン大領領を知らない人はないでしょう。アメリカの黒人奴隷を解放して、『奴隷解放宣言』を出した大統領です。
 黒人奴隷を解放するためにアメリカは北と南に別れて戦争までしました。そして北軍が勝って、黒人奴隷はようやく解放されて自由になったのです。
 ところが黒人差別は、広いアメリカのあちこちで、特に南部の州で、ひどい形でつづいていました。奴隷解放宣言から90年が過ぎても、黒人は差別され、命の危険にさらされていました。
 アリゾナ州の「モンゴメリー」という町では、バスの座席が/白人用/黒人用/と分けられていました。バスの前のほうの座席は白人用です。そしてバスが混んでくると、後の黒人用の座席を白人用に変えて、黒人を立たせる「決まり」になっていました。ぼくらが「平等で自由な国・アメリカ」と思っている、その国で、こんな差別が公然と行われていたのです。
 1955年の12月に「その事件」は起こりました。
 ローザ・パークスという42歳の黒人女性は、勤めがすんでバスで帰宅するところでした。バスに乗って、黒人席の前列に座りました。バスが走るうちだんだん混んできて、乗ってきた白人が立たねばなりませんでした。そこで運転手は、黒人席前列の黒人を立たせ、白人席にしました。
 4人のうち3人の黒人は立って席を空けましたが、ローザ・パークスは立ちませんでした。「警察に通報して逮捕してもらうぞ」と言われても。
 警察がやってきて、席を空けなかったローザ・パークスを逮捕しました。
 モンゴメリーの『バス・ボイコット事件』のはじまりです。
     (※ 長くなるので つづく)
 
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大坂なおみ選手の黒いマスク報道に思う。

2020年09月15日 20時01分33秒 | 古希からの田舎暮らし
 いつものように『古希からの田舎暮らし』ブログを書こうと思っても、気持ちが入りません。
 大坂なおみ選手のUSオープン大会の優勝を喜び、「黒いマスク」によって彼女の思いを伝える報道を見て、おそらく50年ぶりになるか、『キング牧師の演説』を you tube  で聴きました。
 そしたら、見えてきました。自分中心に生きて、関係のないモノには「見て見ぬふり」の態度をとる、身勝手な老人の姿が。
 授業でキング牧師の演説を聴かせ、牧師の非暴力・運動を熱く語り、ほかの教師にも広めようとした、あのときの自分は、ウソではなかった。しかしあの数年でおわってしまった。
 そのあとも黒人差別はつづいている。命の危険と隣り合わせに生きている。見ようとすれば見えるのに、見ようとしなかった。アメリカで黒人が警官に殺されたニュースが、風のようにぼくを通り過ぎていった。
 このブログで、しばらくそんな自分を振り返ってみます。今日は[DISCRIMINATION]という単語を紹介します。キング牧師の演説で初めてこの単語を見て、覚えました。
 discrimination 〈ディスクリミネイション〉= 「差別」という意味です。覚えやすい単語です。
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