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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

サツマイモ掘りは9月中旬がいいかな。

2010年08月30日 00時49分23秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 写真はうちの村の地蔵盆です。ご近所のしっかり御歳を召された奥さま方八人と若奥さま一人と村の貴重な子どもたち三人が写っています。この地蔵さまの祠(ほこら)は我が家に行く小径の途中にあり、8月24日の夕方はこの道を車で通ることはできません。帰宅するにはちょっとした回り道をする必要があります。
 この日は山陽道・三木東インターチェンジ近くの『千体地蔵』も地蔵盆のお祭りがあり、こちらは多くの方々がお参りすると聞いています。ぜひ行ってみようと思っていましたが、まだ行ったことはありません。それとやはりインターチェンジ近くの伽耶院では10月に全国の山伏たちが参加して、法要が行われます。火を焚き、ほら貝を吹き、壮観だと聞いていますがこれにも参加したことがありません。今年は行ってみたいと思っています。
 さて今年はサツマイモが、四月五月に気温の低いときがあって苗が枯死したりして、はじめはなかなか育ちませんでした。それだけに芋掘りも遅くしなければならないのではないか、と覚悟していました。ところがきのう、孫たちが来たので5株試し掘りをしてみたら立派になっています。いまでも芋掘りができそうです。
 これなら芋掘りは9月はじめからできます。ご近所の畑ではアライグマ集団が全部掘ってしまったというし、うちの畑に仕掛けた檻にはアライグマがかからないし、芋虫はほじくっているし、どうやら我が家も早目に芋掘りをしたほうがよさそうですな。
 そうそう。アライグマの檻ですが、ドーナツを食べた犯人はカラスでした。カラスよけのテグスを張ったけど檻の入口には張ってないことを見破り、ドーナツをつついていました。カラスでも踏み板の上でジャンプすれば入口は落ちる(閉る)のですが、巧妙に踏み板の手前からつついたようです。こうなったら踏み板の手前を踏んでも落ちるように板を置き、その上をチラシでカバーして仕掛けを改良するしかありません。
 カラスはその作業を墓石の上から見て、またヘンな鳴き方をしてせせら笑うのだろうな。腹が立つ!
 ダッチオーブンに小石を詰めてサツマイモを入れ、草木灰をつくるところで焼き芋をして芋掘りに来た人にサービスするつもりです。焼き芋用の芋はもう掘っておいたほうがいい。掘って一ヶ月目に甘みが最高になると聞きましたから。それにしても夏草の勢いは衰えませんね。9月の草刈りが迫ってきました。
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ハマスゲの防波堤にします。

2010年08月29日 06時34分08秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのうは『最強の雑草』といわれるハマスゲの根茎を掘り出してお見せしましたが、地下10センチ超のところで蔓延(ハビコ)る塊茎をすべて掘り出すことは不可能です。そこで畑とハマスゲの蔓延る遊歩道の間に防波堤をつくると書きました。
 その写真です。左は耕運機の一番深い目盛りまで耕した畑の畝で、右はハマスゲの蔓延る遊歩道です。耕したばかりのいまは、きっちり境界ができています。ハマスゲの固い根茎はそのまま土に混じっているか掘り起こされてないので数日で芽を出すでしょうが、それは抜きます。その程度の管理で畑に作物はつくれるでしょう。あまり最強の雑草と意識しないことにします。ふつうに草を抜いて畑を管理していれば恐れることはないと思うことにします。
 さてアライグマの檻のほうですが、ドーナツは手付かずにぶら下がったままと書きました。ところがきのう見たらドーナツが食べられて下に落ちています。さては、アライグマくん、勇気をふるってドーナツに挑戦したか。踏み板に足を掛けただろうか。
 ところが道子さんが、カラスが二羽檻の上に止まってたわよ、と知らせてくれました。
 カラスめ! 檻を仕掛けていたとき、村の墓地の墓石の上に止まってヘンな鳴き方をしていたが、さてはオレのすることをアザ笑って見てたのだな。アライグマが勇気をふるってぶら下げたドーナツに挑戦したのではないのだな。
 そこできのうはチキンラーメンを紐でぶら下げてみました。JA豊地で買物をしたときお兄ちゃんが「なんといってもチキンラーメンが一番の好物ですよ」と言ってたので。
 さー、左右に丸々一個の油で揚げたドーナツを、真ん中にチキンラーメンを紐でぶら下げました。
ついでに檻の周りに竹の杭を打ってカラスよけのテグスを張りました。折角のご馳走をカラスなんかに食べられたくありません。ぜひアライグマに食べてほしいのです。
 ウッドデッキに携帯ガスコンロを出して、夕日の当たる田舎の景色を眺めながらナスビを焼くのはなかなか風情があります。ナスビがたくさんとれるようになったので、連日焼きナスをしています。雨が降りません。畑は畝間潅水をしたので大丈夫ですが、裏山はカラカラでしょう。植えた木に水をやらなくては思うのに日が暮れてしまいます。一雨ほしいなー。
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ハマスゲ(最強の雑草)にどう立ち向かうか。

2010年08月28日 02時19分40秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 写真はハマスゲです。鉛筆と比べると大きさがわかりますが、根茎から出ている根は短いし貧弱で、いかにも弱々しそうに見えます。しかし手を伸ばして隣りの草とつながっています。左の根茎が伸びて、右のハマスゲを増やしたのです。下にもう一本手を伸ばしています。根茎を新たに増やすつもりでしょう。この根茎は『香附子』(こうぶし)という漢方薬の材料として売られており、この村の人はこの雑草そのものを『コブシ』と呼んでいるそうです。
 このハマスゲが畑の道路沿いの遊歩道にびっしり生えています。そして畑の畝に侵入しかけています。地下で根をのばして根茎を増やしているのです。根茎を掘り出して除去するしかありませんが、千株や二千株ではないし、10センチ以上の深さがありますから除去はぼくらには不可能です。
 畝間潅水をして二日目ですから、土はやわらかくなっています。そこで耕運機を持ってきてできるだけ深く耕してみました。遊歩道の部分と固くなった畝の部分ですから一度に深く耕すことはできません。
 うちの耕運機<ホンダのサラダFF500>は深度調節が6段階になっています。一段目は普通の運搬用で耕運爪は地面に着きません。きのうはまず三段目の深度で20メートルを往復耕し、五段目の深度で往復耕してみました。もちろん上の草は地面すれすれに刈ってからの作業です。
 いくらかのハマスゲは根茎が掘り起こされています。でももっと深いところから生えている根茎もあります。最高の六段目で往復してみました。全部根こそぎというわけにはいきませんがかなりの根茎が掘り起こされています。耕運した左右の部分も同じように三往復して幅1メートル50センチを掘り起こしました。
 でも掘り起こした土を引っ掻きまわして根茎を除去するとなると大変です。ざっと拾ってあとは芽を出してきたハマスゲを抜くしかありません。それでもあぜ道と遊歩道に生えるハマスゲを畑に侵入させない防波堤にはなるでしょう。
 ふだんは六段目の深度で耕すことなんかめったにありません。FF500は耕運爪が正逆同時回転しますから後ろに弾かれることがあり、一時間あまりの耕運にはずいぶん神経と体力をつかいました。でもなんとか防波堤でハマスゲを防ぐ見通しが立ったので愁眉を開いた気がします。
 前日見事に飾りつけたアライグマの檻ですが、写真に見える入口付近にばらまいた饅頭はすっかり食べられていました。でもチラシでカムフラージュした踏み板の上の饅頭、奥にぶら下げたドーナツや饅頭の切れ端はきれいに残っています。だれが食べたのでしょう。猫かカラスかアライグマか。あるいは甘党のヌートリアかタヌキか野ウサギかイタチか。いずれにしてもぶら下がっているドーナツを眺め、「あー、あの一個まるまるのドーナツにかぶりついたらしあわせだろうな」という誘惑に打ち勝って踏み板の前で踏みとどまった忍耐力をほめてあげることにしましょう。もう一日このまま様子を見ます。
 
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サツマイモを守るために檻を仕掛ける。

2010年08月27日 04時46分12秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 24日(火)は口吉川町老人会の人権学習会が公民館であり、参加してほしいと頼まれていましたので、二人で参加しました。アナウンサーをしている人の講演で、みんながあいさつの練習や発声練習をさせられて、居眠りをする間もなく時間が過ぎました。そのあとうちの村の参加者五人で、喫茶店で昼食をとることになり、老人会長に「きょうは寝られませんでしたな」といわれてしまいました。講演会なのに居眠りしなかったのはぼくには珍しいことでしたから。
 それはさておき、食事のとき聞き捨てならぬことを聞きました。村のあちこちに畑をつくっている人が、サツマイモをアライグマに「コッキリやられた!」というのです。山寄りの50坪ほどの畑で、うちの畑から直線距離で500メートルも離れているでしょうか。サツマイモを二畝つくっていました。いまごろは直径5センチ前後長さ10センチ前後になっているでしょうか。それを掘ってJAの直販所に出すといい値になるからと畑に行ったそうです。
 食事のあと現場を見に行きました。畑のサツマイモは全部掘られていました。ツルは横にのけられ、掘り返したような畑にはイモが一つもありません。掘り跡を見るとアライグマが集団でやってきて食べたようだ、というのがその人の見立てです。ぼくには違うようにも見えましたが。
 でもエライコッチャ! うちは孫や友だちに芋掘りをしてもらおうと四畝80メートルほどサツマイモをつくっています。今年は4月5月に気温の低い日があって苗が枯死してしまい(10度以下になると枯死します)、水やりや補植で世話に手がかかりました。また安納芋を増やし、シモン一号も10本植えました。
 それをアライグマに集団で襲われたのではひとたまりもありません。ひどくなれば動物ネットをつないでサツマイモ畑全体にかぶせてしまうことにして、とりあえず檻を仕掛けました。写真のように奥にドーナツを吊るし、ジャムパンや饅頭を首飾りのように紐に通してぶら下げ、踏み板はカムフラージュするためにチラシをかぶせて、その上に饅頭やドーナツの切れ端をばらまいています。我ながら完璧な仕掛けだと悦に入って眺め、一枚パチリ。
 畑の前の家のおじさんは、庭先でアライグマの写真を撮ったそうですから出没しているのは確かです。でも一向に掛からなくてもう檻を市役所に返そうかと思っていましたが、ここはなんとしても捕まえなくては。
こんなに豪華なおやつにはめったに出会えないよ。アライグマくん、どうぞ存分に召し上がれ!
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最強の雑草が畑に侵入中!

2010年08月26日 03時30分51秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 畑の道路沿いの遊歩道に、今年は『リュウノヒゲ』のような細い葉の背の低い草がたくさん生えています。
「ギシギシやオヒシバなどのように丈の高い草なら刈らねばならないけれど、こんな頃合いの丈の草ならそのまま生えていても苦にならない」と好意的な目で〝その草〝を眺めていました。
 それにしてもよく広がっています。道路沿いの幅1メートルの遊歩道は、リュウノヒゲ状のこの草だけが生えているみたいです。いつの間にこんなに増えたのでしょう。気になったのでネットで調べて、びっくりしました。
 これはなんと『最強の雑草』と呼ばれるカヤツリグサ科の『ハマスゲ』という雑草だそうです。全世界の雑草が頭を下げるアメリカはモンサント社の最強の除草剤『ラウンドアップ』も効かないという恐るべき雑草です。ゴルフ場の雑草の項を見たら、ハマスゲがはびこったら芝を剥がして張り替えるしかない、と書いてあります。ハマスゲ退治にはこの除草剤を! と宣伝も盛んです。
 さては強力な外来植物が侵入したのかと思ったら、根茎はむかしから香附子(こうぶし)という漢方薬として使われ、正倉院の御物にもあるとか。通りがかりの村の人に尋ねたら、「除草剤しかないですな。お宅が除草剤を使われないのは信念ですか」ときかれてしまいました。「いや、信念というかその、『地球にやさしい農業』をしたいと思うだけなんですが……」
 写真はその遊歩道に茂っているハマスゲです。手前の切り株のようなものがおわかりですか。きのうの午後、草刈り機で地面を削るようにして刈ったのですがその切り株が一日で1センチ以上伸びています。この一本を退治するには地面を掘り、地下5センチのところにある根茎を掘り出します。その根茎は手を伸ばして隣りのハマスゲとつながっています。つまり根茎が手を伸ばして前後左右につながって増えているのです。一本のハマスゲが一年に60センチ四方に広がるとブログに書いてありました。
 そのブログには「除草剤を使わない主義だけどコイツだけはどうしようもないかな。60センチ四方の根茎をすべて掘り出すのに二時間半かかりました」とあります。畑をよく見るとすでに遊歩道から畝のほうに侵入しています。放っておいたら畑一面がハマスゲにおおわれることになるでしょう。
 きのうの夕方、前回17日に畝間潅水をしてから8日目になるので水を入れました。一時間ですべての畝にまわりました。すぐに水を抜いたのできょうは水溜はないでしょう。
 さて、ハマスゲはどうするか。とりあえず適当な時期に遊歩道に耕運機をかけることにします。5センチくらいの深さなら掘り返してまず根を切る。根茎を拾うのは手間がかかりすぎてできそうにありません。畑には生えさせたくない。様子を見ながら考えます。
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カメムシを捕まえています。

2010年08月22日 03時11分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 熱中症にならないように、みなさんも気をつけておられることでしょう。9時から3時くらいの時間帯に2時間以上畑で仕事していたら確実に熱中症になるだろう、と予感するほどの暑い日がつづきます。さいわいうちの畑は夏は午後二時以降は山の影に入ります。その影は日が沈むにつれて畑の北半分をおおい、そちらで仕事をすると涼しくなります。太陽が南寄りになる秋以降は、山の影が少なくなりますが、秋冬によく日が当たるようになるのですから結構なことです。
 この二、三日は夏の疲れが出たからでしょうか畑に出て汗をかく気になれず、クーラーをつけっ放しにして家でモミガラを拾っていました。石油缶一杯の玄米を山盛り一合ずつお盆に入れて、その中からモミガラを拾うのです。大体一合強の玄米に80個前後のモミガラが混じっており、指で一つ一つ拾っていると結構その作業にはまります。米が1斗入る石油缶の底が見えてきました。(いまどき名谷のコーナンでは石油缶を売っています。コーナンでも他店にはないようです)白米に精米してご飯を炊くとモミガラはほぼなくなっていますが、実は玄米ご飯をこのところ食べています。『太陽の家』が提唱している『酵素玄米ご飯』で、特別な炊き方で一升の玄米を一度に炊きます。モミガラはそのまま残りますから米を研ぐまえにとらねばなりません。ここのお米は味がいいというのでヒノヒカリを地元の人からもらっているのですが、酵素玄米ご飯がつづくようなら玄米を太陽の家から購入することになるでしょう。
 写真は裏山の栗の木です。今年はイガがたくさんついてます。栗ご飯を食べられるほど栗がとれるでしょうか。50センチくらいの苗木を3年前に植えたのですが、「桃栗三年」の三年は(実)が芽を出すところから数えるのですから、苗木ならこれくらい立派になるのですね。
 ミドリカメムシが相変わらず胡麻についています。今日はバケツで下に受けながら50匹以上とりました。あと数日もすれば胡麻は切って干しますが、カメムシに汁を吸われないよう夕方時間をとって捕獲することにします。 
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また畝間潅水をしました。

2010年08月19日 01時57分22秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 畑はまだカラカラでなく、少し掘ると土は湿っています。しかし、雨は当分期待できそうにありません。大豆・黒大豆ともに花の時期なので二、三日早く畝間潅水することにして、パイプ(大)の栓を全開しました。勢いよく水が出て畝間を走ります。一時間弱で畑全体の畝間に水が行きわたりました。
 写真は朝日の当たる黒大豆の東西のうねと南北の大豆のうねです。前日の夕方、12時間前には畑全体の畝間が10センチ前後水につかりましたが、すぐに水を抜いたので水たまりはどこにもありません。畝間を歩けば少し長靴のめり込むところはありますが、5センチも沈んで足をとられるところはありません。大豆・黒大豆ともうねの上は水につかっていません。ちょうどいい状態です。これで六日くらいは潅水しなくても大丈夫でしょう。ほっとしました。
 きのうは夕方畑で胡麻の畝のカメムシを捕殺しながら「ああ、カナカナ蝉でなくツクツクホーシが鳴くようになったな」と意識しました。暑さはまだ頑張っていますが夏はもうすぐおわりますね。
 いま胡麻についているミドリカメムシはほとんど全部がつがいになっています。それを手袋をはめた指で葉といっしょにはさんで潰します。でも臭いはいやだからと潰す力を加減すると下に落ちて逃げます。カメムシは胡麻の汁を吸うようで捕殺するしかありません。
 スズメがよく畑に来ていています。ぼくらが畑に入っていくと飛び立ちます。どこに来ているのか注意していると、どうやら大豆の畝、胡麻の畝に来ているようです。今年は大豆を間隔を空けて苗植えしました。だからスズメにしてみれば大豆のムシを見つけて食べやすいのでしょう。胡麻のカメムシも見えたら食べてくれるし、よく働いてくれています。
 畝間潅水をすると畝間の草も勢いよく伸びます。これが絶好のムシの住みかになるので刈ったり削ったりに手をとられます。土手の草を刈っているとバッタやコオロギがぞろぞろ逃げていきます。「こいつら全部ベジタリアンで、野菜を食べるんだなー」とため息が出ます。道子さんはアセビを煎じてヌカをこねて硼酸団子をつくり、草むらに投入れてコオロギに供しています。よく食べてくれるといいます。
 畑仕事は休みなくつづきます。
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『御社』炎上!

2010年08月16日 05時26分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのう八月十五日は盂蘭盆会法要の日でした。お盆に仏さんに飾ったさまざまな飾りを燃やし、お供え物を流す日です。しかし川に流すのは環境汚染につながるので、近年は一ヶ所に集めてお坊さんに頼んで法要をし、ゴミ収集車が回収するかたちが多くなっています。
 以前暮らしていた神戸市須磨区のニュータウンでは、地下鉄名谷駅の駅前広場にすべての仏壇の飾りを集め、お坊さんにお経をお願いしてからゴミ収集車が回収していました。口吉川町に暮らすようになっても保健衛生委員をしなければ、この地ではどうするか知らなかったでしょう。
 去年からうちの村の保健衛生委員をすることになって、口吉川町の精霊流しを手伝う仕事がまわってきました。そして去年のお盆の夜、『御社』(オヤシロ)を並べて燃やすこの地の精霊流しをはじめて見ました。去年は残念ながらカメラを持って手伝いに参加しなかったので、その迫力をブログで紹介できませんでしたが、今年はバッチリ。
 新仏(にいぼとけ)の出た家は、家の形の御社と供物台や造花・灯篭などをお盆まで仏間で飾り、それをお盆の15日夕方持ち寄ります。人口2000人の口吉川町で毎年20前後の新仏さんがあるようで、7時頃には続々と軽トラックや乗用車で飾りが運び込まれます。その荷物の大きいこと。大きな段ボール箱四つ五つになり、軽乗用車では積みきれないほどです。家の仏間で飾っていたときは、一畳以上のスペースをとっただろうと想像します。
 その荷物は十数名の保健衛生委員がテキパキと仕分けして、御社だけはゴザを敷いた地面に並べ、あとはゴミ回収車に積むために集めておきます。そして午後八時に御社を燃やし、お坊さんにお経をあげてもらい、新仏の出たうちの人たち数十人が焼香をします。
 御社の燃えるときはそばに寄れないほど熱くなり、大きな炎が上がります。場所は公民館の運動場で、委員の者は火を始末して解散になります。このような燃やして精霊流しをする地は、三木市でもこの口吉川町だけになったと委員の人が話しておられました。
 御社炎上の炎の迫力と、きわめて自然に死者への敬意をこめて仕事をしておられるそれぞれのの委員の人たちを見て、これからもずっとつづいてほしい精霊送りのかたちだと内心思いました。
 
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ああ、カメムシよ。

2010年08月15日 01時44分54秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 人参の花みたいな地味な花が、ひと月ほど前から裏山や畑やウッドデッキの前で咲いています。なんという名前の花か道子さんにききましたが、忘れたとのことでした。調べようと思ったけど、面倒になってそのままにしてます。ご存知だったら教えてください。その花に、写真のようなはじめて見る虫がついているので調べてみました。典型的なカメムシ型の体型で『アカスジカメムシ』というそうです。わかりやすい名前!
 カメムシは臭いが強烈です。それでも鳥や蛙やヤモリは食べるのかなー。このアカスジカメムシは臭いはそれほどでもないようで、花に近づいて写真を撮っても臭いませんでした。でもよく目立つのにだれも食べに来ませんねー。
 胡麻は9月初旬には刈って干すのですが、葉っぱを食べていた『クロメンガタスズメガ』の巨大幼虫にかわってミドリカメムシがつきはじめました。コイツはこれから実る胡麻の実(種)の汁を吸うのでやっつけなければなりません。しっかり成長したカメムシですから、アセビなどを煎じて散布しても動じないでしょう。捕殺するしかありません。捕殺するなら早朝がいいです。夜明けの動きが鈍いときに捕まえます。
 そうそう、近くの西脇市は『日本のへそ』だそうで、『へそ公園』があったりします。そこで畑で胡麻を作って、特産品『へその胡麻』として宣伝しようととりくんでいると新聞に出ていました。国産の胡麻は絶滅危惧種みたいにいわれるけど、健闘してるんですね。でも『へその胡麻!』と聞いて「そうか。それは貴重なものだ。買って食べてみよう」という気持ちになるかなー。
 大豆、黒大豆、小豆とムシの好む作物がいまぐんぐん生長しています。今年は大豆は40センチ、黒大豆は50センチの間隔を空けて一本ずつ苗を植えました。ですから伸び伸びと枝を広げて育っています。風も日もよく当たります。遊歩道やあぜや畝間の草もしっかり刈っています。HB101とかアセビやトウガラシの煎じ薬も散布しています。でもそんなことではムシはへこたれません。
 ムシとのコンバットも本格化します。道子部隊長だけにおまかせするわけにいきません。敬意を表して見ているだけではダメですから、真剣にお手伝いをしようと思います。
  
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コートバンドを張って倒伏防止対策をしました。

2010年08月12日 02時44分23秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 先日友だちと篠山の知人を訪ねました。田んぼや畑をつくっている人です。家の裏は自分のうちの田んぼや畑が広がり、裏山に連なっています。動物の被害をたずねたら、山際に鉄筋用メッシュを張ったので鹿や猪は入ってこなくなったそうです。50センチくらいの目の細かいネットが張ってあるのできいたら、「あれは野ウサギを防ぐためのネット」ということでした。そうか。野ウサギが来てくれるなんて写真撮ってよろこんでたけど、もっと切実な問題なんだ、と思いました。
 サツマイモ畑のツルが少ないし枯れているようです。「サツマイモは猿が来て掘って食べてしまった。今年はサツマイモはなしや」なんでもこのあたりに60匹くらいの大群がいて、そのうちのボスたちがやったことだそうです。猿はなんとも防ぎようがないなー。それでも長年畑と田んぼをつくっている知人に感心するしかありませんでした。
 黒大豆の下枝が横に張ると、重みで地面に着き、付け根が裂けてしまいます。そこで去年までは割った竹で両側からサンドイッチ状にはさんで、枝を支えていました。以前篠山の黒豆畑でそうしているのを見かけたものですから。時間と手間はかかります。
 ところが今回、杭を打って両側にヒモを張ればいいと教えてもらいました。『コートバンド』というヒモを使います。これはビニールハウスの透明ビニールを押えるヒモで、テレビアンテナに使うフィーダー線とよく似ています。このヒモは結びやすいし伸びないから張りやすく、杭の間隔を二メートル以上空けても強くピンと張れます。(200メートルで800円です)
 きのうは台風の余波の風が吹く中で、黒大豆の20メートルのうね二本と10メートルのうね一本それに背の高さくらいに伸びた胡麻のうねに、杭を打ってコートバンドを張りました。見ていると風でなびいてもヒモがソフトに支えてくれています。手間もずいぶん省けました。これからは風倒伏を防ぐためにはコートバンドを張ることにします。いいことを教えてもらいました。
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我が家のつかっている醗酵鶏糞は。

2010年08月11日 00時31分01秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 以前のブログで、我が家の畑で使っている鶏糞のメーカーを間違えて伝えていました。訂正しておきます。
       製品名:       ランドエース21
       つくったところ:   フジワラポ-トリーファーム
       所在地:       三木市志染町御坂 442  
       電話番号:      0794-87-3707
       ホームページ:    http://www.ann.gr.jp
うちでは近くの『豊地農協』で買って使っています。サラサラで使いやすく、よく効くようです。12キログラム入り300円くらいで、ホームセンターで一袋100円くらいで売っていることを考えると高いですが、使いやすいのが一番です。
 そういえば10年以上前、大豆畑トラストをやっていたときのことですが、貴重な燻炭を畑に使おうと山崎まで買いに行っていました。そこの知人が個人的に燻炭を作っておられ、一袋1500円くらいで分けてもらっていました。それを通行料を払ってもらいに行き、ワンボックスカーに10袋以上積んで帰りました。
 その方は『浅田エッグ』の社長をご存知で、冬の鶏舎から出た醗酵鶏糞を何十袋と仕入れておられ、それも10袋くらい分けてもらいました。どうして冬の鶏舎から出た鶏糞がいいかというと、冬は鶏舎の消毒が少なく、消毒剤混入の少ない鶏糞肥料ができるからです。
 浅田エッグというと、サンテレビで甲子園の阪神戦のスポンサーになっていてよく広告を見ました。たしか「高原の卵・浅田エッグ」というキャッチコピーでしたか。でもご存知のように鳥インフルエンザになり、鶏舎の鶏は全部処分させられました。しかも最初の発生を隠していたと責められて、60歳代の社長夫妻は責任を感じて山に入って自殺されました。
 どんな方だったか知りませんが長年実直に養鶏業を営んでこられたのではないか、鳥インフルエンザという未知の事態にうろたえてなんとかしようと隠されたのではないか、と心が痛みました。
 大豆は花がよく咲いています。黒大豆も花が咲きはじめました。そんなときにちょうどいいくらいの雨が降って、まさに慈雨でした。黒大豆の下枝が伸びています。黒大豆の列にサンドイッチ状に支えが必要です。今年はコートバンドを使いますが、また明日お伝えします。
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早朝の飛行機雲がきれいでした。

2010年08月09日 05時14分31秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 朝5時20分、起きてウッドデッキに出てみると東の空に飛行機雲がグングン伸びていきます。太陽は山際の雲に隠れていますが、飛行機雲だけは朝日で輝いています。カメラをさがしに行き、撮った一枚です。
 この時間(5時半)くらいから畑に行き、二時間仕事をしてから朝食という段取りにすればいいのに、朝はぐずぐずしてしまいます。そして日の高くなる9時頃に畑に出るのですから時間の使い方が下手です。なにをどれだけしなければならない、というノルマ・義務・責任はないのでダラダラしていますが、もっと上手に時間をつかう人になりたい、という気持ちはあります。
 きのうネットで『胡麻栽培』を検索しました。胡麻の葉には、大人の手の指より太い巨大な青虫がつくのですが、名前を知りたいと思って。『クロメンガタススメガ』という名前でした。はじめはドキッとするほど緑色です。それがだんだんまだらの茶色灰色の混ざった色になり、サナギになり、蛾になります。この幼虫が胡麻につくと葉っぱが丸坊主になります。そこで道子さんは胡麻を点検して、バケツに十数匹とったのを見せてくれました。一匹一匹が巨大ですからバケツの底にうごめいているのを見ると存在感に圧倒されます。おまけにこの幼虫は「鳴く」「咬む」と書いてあるブログもありました。どう処分するかきいたら、道の向うの山に引っ越してもらうそうです。彼らは胡麻の葉を食料にしているので、枯葉などの上に置くと消滅するのでしょう。
 ネットで見ていたら国産胡麻は0,1パーセントもなくて、日本では「絶滅危惧種に準ずる植物」なんて書かれています。そういえば中国からだけでなくパラグァイなどからも輸入しているんですものね。ですから散歩で胡麻をつくっている家庭菜園を見かけると「同志よ、頑張ろうぜ!」と声を掛けたくなります。つくってるのは道子さんで、ぼくは見てるだけですが。近隣のでは一軒だけ胡麻をつくっている家庭菜園があります。先日淡路島に行ったときには、廃寺寸前のお寺の畑で胡麻の畝を見かけました。細々とでも生き延びますように。
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『竹』と『木』では火力がちがいました。

2010年08月08日 03時55分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 土手の草刈りでたまった草を燃やしている写真です。ブロック二段積みの一段目にパイプの棚をつけ、下でいままで竹を燃やしていました。その火力で上の生乾きの草を燃やします。すると写真のように白い煙(と水蒸気)が上がります。この白い煙で草木灰をつくります。草が完全に乾いたらほとんど煙を出さずに炎を上げて燃え、白い灰がわずかに残るだけです。草木灰にはなりません。
 ブロックの横に二段に積んだヨドコウの衣装ケースが見えます。これにまだ熱い灰を、十能ですくって入れます。『十能』とか『消壷』は、ひと昔まえにはかまどで飯炊きをしたりするときの必需品でしたね。ブロックの焼却炉の前に置いているのは、トタン製の衣装箱です。たたんだ和服の入るサイズで、これも灰の入れ物として使います。燃えないゴミの日に拾ったりもらったりしました。
 さて、ブロック焼却炉の横に山のように積んでいた竹燃料が底をついてきました。裏の竹薮には切った竹が山ほどあるので、それを丸鋸で薪サイズに切って使ってもいいのですが、製材所(むかしやっていた)の方に「草を燃やすために廃材をください」と頼んでいたので、そちらを使ってみました。
 軽トラックでもらいに行き、燃やしてみると竹と木材では火力がちがいます。竹はすぐに燃えてしまうので他の作業をしていても燃料補給に気をつけましたが、板を燃やすと上に積み上げた生の草が黒くなるまで放っておけます。大豆畑トラストで生草を燃やしていたときを思い出しました。いまの焼却炉より大きく、ブロックを3×3個地面に置き、その上に三段側壁を積み上げた炉でしたが、燃料は製材所の廃材と大工仕事の余り材でした。みんなの出すジャガイモの茎、タマネギの葉、ナスビやオクラの木などもみんなよく燃えました。サツマイモのツルだけは燃えなくて困りましたが。
 大豆畑トラストではご近所の苦情で燃やせなくなりましたが、いまは草木灰をつくることができます。夏場の草刈りを利用してせっせと灰をつくり、畑に入れることにします。サツマイモが甘くなるには草木灰がいいといいますから、雨の予報が出たら畝間に撒くことにしましょう。
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9月はリコリスの咲く前に草刈りをします。

2010年08月07日 02時26分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 8月の草刈りが終わりました。次は9月10日前後に草刈りをします。草を刈ったあとに曼殊沙華の赤い花が咲く仕掛けになっているのですが、どうでしょうか。
 今年二月に畑の土手の肩にリコリス(彼岸花・曼殊沙華)の球根を40センチおきに植えました。でも500株以上だったので球根はほとんどのところに1球ずつ。少ないので果たして今年花が咲くかどうかわかりません。五年もすれば球根が増えて大きな株になり、赤いベルト状に花が咲くとイメージして作業したのですが。
 大豆畑トラストをしていたときは、大豆畑の一辺の土手半分(25メートルくらい)に曼殊沙華を植えました。道子さんが20株ほど植えたのでぼくがつづきに植え、全部で60株くらい植えた記憶があります。このときは5~6球ずつの塊を植えましたが、初年度はほとんど花が咲きませんでした。でもいまはそれぞれの株が増えて、掘り出すと両手でかかえるほどの球根の塊になっています。
 リコリスは強い花です。三ヶ月も放置した球根を植えたのに花が咲いたとか、30センチ以上深く土に埋めたのに花が咲いたと本には書いてあります。冬に植えたときの苗の葉は、現在あとかたもありません。何も埋まってないように見えます。それが秋のお彼岸には赤いベルト状に彩られる。たのしみです。
 東側の土手は、今年は土手の内側の遊歩道を耕してスイカとカボチャを植えました。カボチャのツルは土手に這わせれば日当たりもいいしカボチャの管理もしやすいと聞きましたので。でもスイカとカボチャは不作でした。原因は『土』です。遊歩道にしていたので肥料をやらず、土は雑草が生えるだけで踏み固めていました。生ゴミ堆肥箱の下のほうはもう土になっています。来年はこれをたっぷり入れて耕してからカボチャを植えます。いい苗がなかなかないので種から育てることにします。
 
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8月の草刈りはあと一時間分の作業でおしまいです。

2010年08月06日 03時29分41秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 コープ瑞穂農園の堆肥をもらいに行こうと、軽トラックに塗装コンパネで枠を作りました。いままでは75リットルのビニール袋20袋に堆肥を入れ自動車に詰め込んで運んでいましたが、これからはパワーシャベル一杯分をこの枠に直接「ドバッ!」と入れてもらって持ち帰ることができます。で、秋ジャガイモの植え付けまでに堆肥をもらいに行こうと電話したら、「9月にならないと一般には販売しません。夏はこちらの農園の需要が多いので」ですって。というわけでまだこの枠の出番はありません。分解して作業小屋の天井にしまっています。
 きのうも8月の草刈りをしました。午前中の作業のかかりが9時過ぎになってしまい、南側土手の上半分を刈リ終ったのが10時30分。陽射しが強く、熱中症にならないよう作業をやめて家に帰りました。シャワーをあび、着替えて休憩。サボリたい気持ちが79パーセントくらいを占めていますが、この作業中断の判断はとても大事です。「自分の中のサボリたい気持ちを大事にする」と自分の中の声が聞えるようになると思っています。
 午後4時になってから作業を再開しました。南側の土手の草を刈り、レーキで草をかき上げ、他の土手の草を刈り、8月の草刈りはカボチャを這わせた土手の草刈りを残すだけです。お盆過ぎには足場をつくり直します。足場板に穴を開けて鉄筋で支えるように。となり村の製材所に端材がないかたずねてみることにします。
 そうそう。巨人軍で活躍した桑田真澄選手の書いた論文が、朝日新聞に紹介されていましたね。野球練習は三時間がいい。それ以上は自分が個人的に練習する。失敗を叱るのでなく失敗から学ぶのが大事。野球馬鹿にならないように勉強する。大声を出すのは練習にプラスにならない、などなど。少年野球からずっとクラブでたたき上げてきた彼の大胆な、しかも的を射た発言に目を見張りました。
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