古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『MCI』とは? 覚えましょう。

2024年05月09日 18時28分14秒 | 古希からの田舎暮らし
 東条図書館で本を物色しているとき「時代劇や〈あの戦争の本〉ばかりでなく、〈老人の健康〉の本も読んでみよう」と本棚を見てびっくり。腰・膝が痛い/誤嚥を防ぐ/生活習慣病/などの本が並んでいるかと思いきや、なんと〈認知症の本〉がずらっと並んでいるではありませんか。
 わからないので手に取った本を借りました。そして読みはじめたのが『認知症がとまった!?』(ぼけてたまるか)=(山本朋史 著 2016年刊 朝日新聞出版)という本です。著者は週刊誌(『週刊朝日』)の記者をしている人です。
 読みはじめるとすぐに『MCI』という言葉が出てきます。脳を検査する『MRI』(脳の画像診断をする)のことであはありません。はじめて聞く言葉です。『MCI』って何だろう。〈認知症〉のことだろうか。
 今日の新聞の第一面を見たら、『MCI』のことが書いてあります。その解説を丸写しします。


                         軽度認知障害(MCI)
 記憶力の低下などの症状があっても、家事や買い物などの日常生活では支障が出ていない状態のこと。認知症になる手前で、その後に生活機能障害が出て、認知症に移行する場合もあれば、生活習慣の見直しといった認知症予防の取り組みによって、健常な状態に戻る可能性もある。厚生労働省によると、MCIの人のうち5~15%程度の人が1年で認知症に移行する一方で、16~41%程度の人は1年で健常な状態になるという。


  読んでいる本を書いた山本朋史さんは「MCI」と診断された人です。この本の文章を、ちゃんと立派に書いている。〈認知症〉ではありません。〈MCI〉は病気でもありません。上の解説にあるように「どちらにもなる状態」です。MCIの人は、いまは65歳以上の人の13パーセントですが、「これから〈MCI〉の人が増える」と書いてあります。
 MCIって何のこと? これから大事なキーワードになりそうです。覚えておきましょう。
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