古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「あのまま街に暮らしてたら、今頃何してるだろう」

2014年10月30日 06時40分08秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                      
 このところ、「電動ウオーカーで30分、時速4,2キロで2キロメートル余り歩いてから」〈秋の散歩〉に出掛けるのが日課になっています。というのは散歩だと草花や景色に気をとられて、一定のペースで歩けないからです。稲刈りがおわり、我が家の遠望もなんとなく感じがちがいます。白い家の隣に我が家はあります。山山の雑木林はまだ色づいていませんが、今年はいい色づきが見られるでしょう。
 きのうは耕運機を畑に持っていき、空いた畝を耕しました。落花生の4畝、サツマイモの2畝、枝豆用黒豆の2畝を耕して、空気にさらします。まだ土が湿っぽいのです。
 まわりの田んぼは全部稲刈りがすみ、営農に入ってる村の人たちはこれから黒豆の作業にかかります。
 畑仕事をしてまわりの景色を見ながら、フッと「もしあのまま街に暮らしてたら、77歳になった今頃何してるだろう」と思いました。この地に住んで8年になりますが、畑や山の仕事、ぼくにとっては大がかりだった日曜大工仕事を体験した今の暮らしに、満ち足りた気持ちです。とりたてて趣味も特技もない、ふつうに、ほどほどに元気な老人ですが、毎日することがあってたのしいです。
 ぼくの場合は「冒険だったけど田舎暮らしを志向して、こんなふうに実現できてよかった」と感じながら暮らしています。
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枯れた竹で、サツマイモのツルを燃やします。

2014年10月29日 04時26分28秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 雨が降ったりしてなかなかできなかった山田錦の稲刈りも、全部すみました。稲がなくなると田舎の景色も一変します。山山が色づき、落ち葉の季節になります。
 うちの畑も落花生、黒豆の枝豆、サツマイモの収穫がおわり、燃やすものがたくさんできました。燃やすには燃料が要ります。で、裏山から畑に燃料を運びました。枯れた竹などを運搬袋に入れた写真です。軽トラで畑に運び、野菜クズなどを燃やします。
                        
 この燃料は8年間裏山で切りまくり、横の竹藪に突っ込んでおいた竹です。竹はよく枯れてます。燃やしても「パン!」とはじけることはありません。すぐ燃えてしまうのは難点ですが、火力も強い。これでサツマイモのツルを燃やします。
 サツマイモのツルは始末に困ります。「〈押し切り〉で切って畑にすき込めば肥料になる」と書いてある本を見て、5センチほどに細かく切ってすき込んだ年もありました。でもいつまでも生きがよくて、なかなか堆肥になりませんでした。この方法は一年でやめました。
「枯れるまで積んでおき、それから燃やせばいい」とも思いましたが、積んておいたツルからまた根や葉が生えたりして簡単には枯れません。ズルズルになって燃えにくい。
 強い火力で燃やすのがいちばんです。それには枯れた竹燃料がいちばんです。芋を掘ったばかりのツルでも、燃えて草木灰になってしまいます。
 これがうちの畑の究極の処理法です。
 
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落花生・黒豆の枝豆を人にあげられて、しあわせです。

2014年10月27日 07時18分43秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 最後の数株の落花生をきのう掘りあげ、今年の『落花生枝豆』はおしまいです。
「掘りたて」を塩ゆでして食べる落花生の枝豆を、今年も幾人かの村の方々に賞味していただきました。手間はかけますが、つくったものを喜んでいただくのは、とってもしあわせなことです。
 黒豆の枝豆もきのうでおしまいにしました。枝豆用に10メートルの2畝につくった40本の黒豆は全部なくなりました。今年は大粒の黒枝豆ができました。おいしさも格別でした。
 ですからまず、ムシの一家がよろこんだことでしょう。「おいしいなー! カーチャン」「ここの畑が一番だね! トーチャン」「オマエタチもいっぱい食べるんだぞ!」と家族で声を掛け合って頑張ったかな。
 とにかくムシの害はひどいものでした。できたサヤの半分以上が食われていました。それも立派な黒豆になってから入ったのです。ちょっと悔しいけど、ま、「ぼくらがつくったんだぞ」といっても、おいしくなったのは黒豆の力です。多分黒豆はムシも人間も差別しないでしょうから、ひとり占めしようと思わないことにしましょう。(サヤができてからニンニク・トウガラシ・馬酔木などの煎じ薬を降り掛けるのを怠っていました)
 その枝豆用黒豆を10人超の方々に送り、よろこんでもらいました。ふつうは黒豆の葉を切り落として文字通り「枝豆」として道ばたでも売っているのですが、うちはサヤを全部もいで、ムシクイを選別して、送るのです。半分以下になり、手間もかかり、大変でした。でも特に関東のほうの人は黒豆の枝豆をご存じでない方もあり、「頬っぺたが落ちそうにおいしかった」といってもらいました。
 孫たちに「芋掘り体験」をしてもらおうとサツマイモをつくっているのですが、子も孫も芋掘りにあきたようで、おじいさん・おばあさんが畑仕事の合間に掘っており、10月もおわるのにまだ20株ほど残っています。
 今年は安納芋とベニアズマだけを、ひと畝ずつ植えることにしました。(17メートルと長めの畝でしたが)
 できは、まずまずでした。去年は「カナブンが入って困る」と村の人に相談したら「ネキリエースで一発や。きれいな芋ができるで」と教えられ、黙ってしまいました。今年は黒マルチでイモムシをばっちり防ぎました。
 道子さんは、おいしい「干しイモ」をつくりたいと、去年は「タマユタカ」、今年は「ほしキラリ」を通販で購入しました。よくできましたが、姿も甘味もイマイチ。来年つくる気持ちになれません。
 来年もマルチをして、ベニアズマ・安納芋をつくることにします。
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静かな秋を歩いてみました。

2014年10月25日 01時56分16秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                      
 お客さんがあり、秋の散歩がてら数年ぶりに近くの東条町・安国寺を訪ねました。人は見かけず、秋の静寂だけがありました。このお寺の縁側に腰掛けて、庭を見たり、本のページをくったりする〈秋〉もいいなあ。
 車で東条インターのほうに走り、楓(ふう)の街路樹の道を歩いてみました。楓の早い紅葉は、いまがいちばん見頃です。
                      
 うちの村の女性がひらいておられる喫茶店で〈山田錦のしっとりしたシフォンケーキ〉をいただき、気分までしっとり。
 やっぱり〈秋〉はいいなあ。
 今年の紅葉はきれいになる予感がします。
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山仕事や大工仕事が待ってます。

2014年10月24日 02時59分11秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 10月中旬は山田錦の稲刈り最盛期なのに、雨が多く下旬になってもまだ刈れていない田んぼが少なくありません。これからしばらく雨は降らない予報です。「今年の稲刈りが無事におわりますように」非農家のぼくたちも龍神さまにお願いします。
 さて、畑の草・土手の草の勢いがガクッと落ちました。びっしり生えていたハマスゲもまばらになってきました。山仕事や大工仕事に手をまわせるようになります。
 まず手始めに玄関の郵便受けを補修しました。うちの郵便受けは一本足で立っていたのですが、9センチ角の防腐加工してあるSPF材が数年で腐って折れてしまい、間に合わせの台に杉板でつくった郵便受けを載せていました。(かれこれ半年以上)
 玄関の2本の杉柱も雨にさらされて、カビやシミできたなくなっていました。この8年間に二度か三度、サンダーをかけてニスを塗ったのですが半年もすればまたきたなくなってしまいます。
 サンダーで磨くのは時間も体力もかかる仕事なのに半年でよごれるか。85歳になってもサンダーをかけれるか。なんとか簡単に維持できないか。そうだ。キシラデコールを塗ってみよう。(国宝重文などの保持にいちばんよく使われる塗料だそうです)
 というわけで、相当な気合を入れて3日間で、郵便ボックスと柱の汚れやニスをサンダーで削りました。
 キシラデコールを塗って仕上げた写真です。郵便受けの脚は「足場パイプ」を地中のブロックに差し込み、コンクリートで固めました。
                     
 これからは毎年軽くペーパーかけてサッと塗るだけでいけるかな。 
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帯津式=『達者でポックリ』12か条で「ポックリ度」を採点してみると。

2014年10月23日 02時08分02秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 70歳以下の人は関心がないでしょうけれど、人間には人間の「死に時」があります。そして「それぞれの人間の寿命はもう決まっている」という人もおります。いずれにしても「必ず死ぬ」。
 では「どう死ぬか」。理想は ″PPK" です。(ピンピンコロリのことです)
 『達者でポックリ』帯津良一・著という本を読んでたら、<帯津式・ポックリ死ぬための12か条>が出てました。全面的に賛成というわけではありませんが、参考までに引用してみます。

① できるだけ歩く。 …… 無理でない範囲で。駅のエスカレーターには乗らず、階段を使うなどの心がけを。
② 気功を身につける。…… なにかひとつ自分にあった功法を楽しみながら続ける。
③ 旬のもの、地場のものを食べる。 …… 大地のエネルギーを体内に取り入れることを心がける。
④ 好きなものを少し食べる。 …… 好きなものをときめいて食べることが最大のクスリ。ただし腹八分目を心がける。
⑤ 酒をたしなむ。 …… 酒は体によい。お酒が好きな人は、からだによいから毎日適量飲まなければならない。
⑥ 早寝早起き。 …… 朝日を拝むことが生命のエネルギーを高める。
⑦ いつも希望とときめきを。 …… ときめきこそ最大の養生である。将来に向かって青雲の志を持つことも大切。青雲の志とは、聖賢の人になろうとする志である。
⑧ 生きるかなしみ(旅情)をかみしめる。 …… 本来人間はかなしくさびしい存在であると心に命じる。
⑨ この世は品性を磨くための道場と心得る。 …… 喜びもかなしみも、健康も病もすべてが生命のエネルギーを輝かせる修行。
⑩ 折にふれて死を想う。 …… 日ごろから心の準備をしておけば、死に直面しても動じない。
⑪ わが弱点をサプリメントで補う。 …… 家系的、体質的な弱点が明らかであればこれをサプリメントで補う。
⑫ いい場に身を置く。 …… いい人たちと交流する、生命のエネルギーに満ち溢れた人に会う。

 帯津さんはお医者さんで、西洋医学だけでなく東洋医学も視野に入れて本をたくさん書いている人です。この12か条がいいかどうかわかりませんが、ぼくは3段階(よい・ふつう・わるい)で我が家の3老人(母・妙子さん/妻・道子さん/ぼく)を採点してみました。最高点は妙子さんでした。
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アズキノメイガは不滅です。

2014年10月20日 03時01分03秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                       
 きのうの朝、シャッターを開けたらこんな東の空が広がっていました。声にならない声を発してしばらく見ていました。空のいろは1分しないうちに変わります。一番いい時間にシャッターを開けました。この光を見て1日がはじまる〈しあわせ〉を感謝します。
                       
 次の写真は『アズキノメイガ』です。4ミリ防風ネットにとまっています。
 捕まえるか潰すかしようと手を伸ばしてはいけません。その押す力を利用して蛾がネットの目をくぐり抜けてしまいます。ふつうのアズキノメイガは、目の前においしい小豆のサヤを見ながら悔し泣きをしているのです。それをそっと見守ります。蛾の中には「なんとか命をつなごう」と必死にネットをくぐり抜けるヤツもいますが、それは中に入ったときに両手でパン! と潰します。仕損じると蛾はネットの外に出て、またUターンして入ってきます。その蛾は〈ネット自由自在〉を学習してしまっています。困ったものです。(人間の立場からいうと)
 小豆は被害ゼロではありませんが、いままでのひどい被害からすると格段に少なくなっています。道子さんはネットハウスに入って毎日葉を切り落とし、できたサヤを収穫しています。小豆という作物は五月雨式にサヤができて、小豆になります。ですから小豆の産地でも7割ほど実ったときに収穫します。うちではできたサヤから順次収穫しているのです。
 有機無農薬で、うちの畑の土で、つくった小豆はなんとも「うまい!」。数年前に道子さんがつくった「おこわ」のうまさを、いまも覚えています。あれは砂糖でごまかした味でなく、小豆そのものの純粋なうまさでした。
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忘れてたけど田舎は「空気がうまい」ところです。

2014年10月18日 07時03分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 先日阪神間に暮らす友だちが訪ねてくれました。
 木を植えた裏山を見てもらっているとき、彼が何気なく「空気がうまいな」とつぶやきました。そういえば尼崎に暮らす身内の人に「ここは空気がおいしい」といってもらったことがあります。8年まえ引っ越してきたころぼくも感じたかしれませんが、忘れていました。
 夜中に起きてウッドデッキに出て、夜空を見あげるのはぼくの習慣になっていますが、今夜も夜空は晴れて冬の星座が中天にかかっています。
 前回のブログで書いた窓から見える裏山の景色。東のデッキから見える田んぼと民家のひろがる景色。玄関の戸をあけると山の田につづく緑の道。そんなものに慣れっこになってしまっていました。
 いまNHKのBS放送で、火野正平さんが自転車で全国を旅する『こころ旅』という番組を放送しています。ぼくの郷里の鳥取県倉吉市も先週放送されて、食い入るように見ました。あの番組で出てくるのは、ひなびた田舎の池や川や林や祠です。そんなものにかこまれて人は育ちます。それは街に暮らすようになってからも、生涯の「こころの原風景」になる。
 日本人の「こころのふるさと」はこんなところにあったんですね。変わり映えのしないひなびた田舎道を、自転車で走るこの番組をあかず見ています。
 そして「田舎暮らしを志向した初心もだんだん薄れていくんだなー」と感じます。
 いちばん好きな秋の季節です。稲刈りの田んぼ道を歩きながら、初心の感動を反すうしたくなりました。 
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ムシの被害がひどくなりました。

2014年10月15日 03時07分06秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 いまパソコンに向かっている窓から、裏山を撮った写真です。
 山桜が2本。その向こうに、ぼくの植えた 椿「侘助」・ミモザとガマズミが見えます。部屋に居ながらにしてこの景色。引っ越した頃はそれが自慢で、人が訪ねてくると書斎兼寝室から見てもらったものです。
 先日「そうだったなー。部屋からこの裏山を眺められるのがうれしかったなー」と、田舎暮らしをはじめた8年前の新鮮な感動を思い出しました。いまではすっかり慣れてしまいましたが、こんな景色にかこまれて暮らすのを「ありがたい」と思います。
 さて秋深まり、朝は寒いときもありますが、ムシは活発です。
 まずスズメバチですが、畑に行くときいつも意識します。巣の前は軽トラで通過するのですが、止まって見ると必ず巣から出てきます。10月いっぱいは用心します。
 黒豆のムシの被害が急にひどくなりました。蛾の幼虫がサヤに入って食い荒らします。枝豆として送りたいのですが、きれいなサヤのほうが少ない。サヤをもいで選別しながら「店で売ってる枝豆は、ムシを全部殺してしまうクスリをふりかけてるんだなー」と店先の商品を思います。大豆より黒豆のほうがひどく喰われています。カメムシの少ないのが救いです。
 小豆は「4ミリ防風ネットハウス」で大丈夫と思っていましたが、アズキノメイガも子孫に命をつなぐために学習したようです。ネットに一旦とまって、中に入る蛾がいます。ネットの中には美味しい小豆がザランザランなっているのですから、必死だったのでしょう。いままでのことを思うと圧倒的に無傷のサヤが多いですが、ネットは万全ではありませんでした。
 葉ものにつくムシも活発になってきました。
 ムシも頑張ってるなー。
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台風一過。いかがでしたか。

2014年10月14日 05時34分37秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 朝5時。外の様子を見ようとウッドデッキに出てみました。天頂に月齢20日の半月。空が台風に吹き払われて明るい。星もくっきり。澄んだ空に冬の大三角の光が美しい。
 台風は通り過ぎました。気になって夜中に外を見ましたが、雨は降っても風は強くありませんでした。テレビの予報を見ても、三木は風速10メートル程度でした。
「三木は天気の穏やかなところです」と村の人にきいたことがあります。8年暮らしてほんとにそう思います。「海岸に近い神戸だったらもっと強風に見舞われただろう」と思ったときが何度かあります。
 台風は「稲刈りどきの山田錦の田んぼを襲うように」やって来ました。自然のすることですから文句の言いようがありません。でも残念です。「穂先が助かり、無事に収穫でますように」と村の人たちの米づくりを応援しています。
 黒豆の枝豆を収穫する時期になりました。きのうの朝は台風前に黒豆を抜いてきて、道子さんが時間をかけてサヤをもぎ、選別して荷造りしました。
「道ばたで〈枝付き黒豆枝豆〉を売ってるけど、我が家が有機無農薬で黒豆をつくる苦労がうまく伝わるかしら。うちで枝付き黒豆にしようと思ったら虫食いだらけになってしまうわ。サヤを全部もいで、選別して、また選別して、送るんだから」。
 ほんとにその通りなんです。ふつうの何倍もの手間をかけてあちこちの知人に味わってもらっています。
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葛は凄い!

2014年10月12日 07時11分33秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                   
 買い物は県道20号線を走って三木市街へ出ます。帰りも同じ道を通ります。ときどき脇道にそれたくなり、脇川への細い道に入ります。そして感心するのが途中にある『葛の崖』です。写真ではその迫力を伝えにくいですが、這いあがる葛のツルが崖の全面を覆っています。(写っている軽自動車はぼくの車です)車を降りてしばし葛の崖に見とれることにしています。葛は溜池の縁にもよく繁って、土手や空き地が『葛の海』になります。葛は凄い。
 台風がまた襲来するというので備えをしています。大豆・黒豆はマイカ線を2段に張ってあるから大丈夫でしょう。もう実が入っているので、いくらか根が動いても収穫できます。10月に入ってムシの活動が激しくなりました。ムシが風で吹っ飛ばされたらうれしいですがね。
 野草酵素飲料は一週間毎日素手でかき混ぜますが、秋はジューシーというか春ほど粘っこくありません。材料によるちがいです。どんな味になるでしょう。
 畑の蛇・蝮はその後見掛けませんが、畑の前のオオスズメバチは盛んに巣を出入りしています。きのうは村の人が2人、散歩して巣の前を通り掛かり、「危ない!!」という立札を見て、巣をのぞこうとしました。ハチが飛びかかろうとし、急いでかわして無事でしたが、いまは活発に出入りしているときです。ぼくらは巣の前の橋を渡らず、土手の斜面のほうから畑に出入りしています。あとひと月の辛抱です。
 
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道子さんは野草酵素飲料をつくり、ぼくは山に木を植えました。

2014年10月11日 02時26分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 野草酵素飲料を飲むのが我が家の熱中症対策です。
 水筒に氷をたっぷり入れ、野草酵素飲料を炭酸水で割って畑のシェルターで飲む。汗びっしょりの心と体が生きかえります。きのうは、その野草酵素飲料を、道子さんが仕込みました。キッチンのカウンターに乗って上から撮った写真です。野草酵素飲料は春と秋につくりますが、秋の材料は<果物・畑でとれた野菜・芋>など重量のあるものを多く入れます。(ギシギシ・ヨモギ・スギナ・野草の若芽などは入れました)
 春とは風味の異なる酵素飲料が一週間後にできます。どんな味になるか。たのしみです。

 ぼくは、あの木々を裏山に植えました。
                     
 写真左の黒い「枠」がスッポリ入る穴を掘ります。ふつうの地面でなく竹藪に掘るのですから、ツルハシで竹の根を切りながらの作業です。一つ穴を掘るのに2時間かかりました。
 穴を掘ったら水を入れて吸収させ、鶏糞を入れ、山の落ち葉を掻き集めて入れ、よく踏み込みます。それから「花と野菜の土」を入れるのですが、踏み込むと20リットルの袋が2つ分入ってしまいます。そこに鉢植えの苗を植えます。あの8本の苗を全部そんなふうに植えるのはしんどすぎる。  
 で、小さい苗は「枠」を右のポリバケツにしました。これだと小さい穴でよく、「花と野菜の土」が1袋の3分の2入ります。8本の苗を半分植えることができました。あと半分は今日頑張ります。
 ぼくはナニゴトも「たのしむ」がモットーですが、人生、ダラーッと「たのしむ」ばかりではふやけてしまうか。
 77歳になってツルハシで穴を掘る。頑張れる。ありがたいことです。
 その「頑張れる」を「たのしむ」ことにします。

 
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必殺の新兵器をつくりましたが成果はあがるか?

2014年10月09日 05時27分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 畑でサツマイモのツルを焼いてたら、道子さんが何か叫んでます。耳が遠くなったのでよく聞こえません。そばに寄って聞くと「マムシがいる!」。「どこ?」「そこ」「見えん」「こっちの角度からのぞいて」「どこ?」「逃げた」とやりとりしましたが、手に武器を持っていないのでは戦えません。
 そこでサツマイモ・落花生・黒豆の枝豆など『茂み』に手を入れるときは、大地や草を棒で叩き、声を出してから寄りつくことにしました。道子さんは補虫網をかぶせて捕まえようといいますが、マムシだってそう易々とは捕まりたくないでしょう。それにその場は一度逃げたとしても、マムシはスタコラサッサと畑から逃げ出したりしないでどこかに隠れます。
 マムシは殺すしかない。必殺の兵器をつくろう。
                      
 と、つくったのが新兵器2本です。幅が広いと草むらや黒豆の根もとで突き刺しにくいので、幅11センチの板に5列にネジ釘を打ちました。これに柄をつけて上から突く。プラス竹槍3本。これはあまり実用的でないかも。ま、気持ちの問題です。
 それを畑のあちこちに立てかけておき、いざというときはこれで戦うことにしました。

 以前のブログにこんなことを書いたのを思い出しました。
 家庭菜園というのも「遊び」みたいなものだな。
 穴を掘ったり土を崩したり盛ったりするのは …… 土遊び・泥遊び。
 水をやったり畝間潅水したりするのは  …… 水遊び。
 ゴマの枝や野菜くずやツルを焼いて灰をつくるのは …… 火遊び。
 夜盗虫を捕まえたりイモムシをスズメバチに捧げたりするのは …… ムシ遊び。
 新兵器を手に黒豆の畝を見てまわるのは さしずめ …… かくれんぼ か マムシ遊び というところでしょうか。
 かくして人生は暮れてゆきます。
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「あとの苦労もしっかり考えて買い物しよう」と思うのですが……。

2014年10月08日 00時49分37秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                      
 しまった! 大きいサイズでアップしてしまった。自慢することでもないのに。ごめんなさい。
 実は今日、歯医者さんに行きました。フッ素を塗ってもらい「30分は食べないように」言われたので、時間待ちでコメリに寄りました。樹木を安売り(どれも500円と半値以下)しています。物色しているうちに裏山に植えたくなり、うずうずしてきました。
 でも軽自動車ですからあまり積めません。30分以上たったので稜庵でそばを食べ、帰って昼寝をしました。昼寝のあともあの安売りの樹木が気になります。「やっぱり買おうか」今度は軽トラでコメリに行き、買って帰ったのが写真の苗です。
○ イチジク …… ドーフィンを植えているのでその近くにもう一本(ロングドゥート)植えます
○ 木槿(むくげ) …… まえから欲しいと思っていた木です。2本(花が2色)買いました。
○ 姫コブシ …… いま植えてる接ぎ木の姫コブシはふつうのコブシになってしまったので、姫コブシが欲しかった。
○ カリステモン …… 「ブラシノキ」ともいわれ、瓶洗いのような花が咲きます。前から欲しかった木です。
○ ヤマボウシ …… 4枚の花弁の風情ある花を見て、「あんな木が裏山に欲しいな」と思っていた木です。
○ ブルーベリー …… 〈サンシャインブルー/オニール〉の2本を買いました。
 この樹たちを植えるには、竹の根をツルハシで切りながら穴を掘らねばなりません。一つの穴に1時間はかける覚悟が必要です。
 思慮の足りない買い物をしたとちょっと反省しています。でも花や実のことを思うとうれしいな。
 レイアウトを考えようっと。
  
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『喜寿』を祝ってもらいました。

2014年10月06日 02時34分27秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 77歳になりました。きのうの日曜日、子や孫や連れ合いがバースデイケーキや気持ちの入った手紙をもってやってきて、ぼくの『喜寿』を祝ってくれました。 
″♩ ハピバースデイ ディア おじいちゃん……″ と歌ってもらい、ケーキをおいしくいただきました。これくらいのお祝いがちょうどいい塩梅で、こころに残ります。ありがとう。
 台風がくるので一昨日は黒豆と大豆の杭に二段目のマイカ線を張って、倒れないようにしました。杭は打ってあるので線を張るだけですが、それでも時間がかかりました。今年の大豆=タマニシキは木が大きくなる品種なので、はじめからマイカ線を「2段張り」にしとけばよかった。まだ40~50センチくらいのときに両側の杭の幅を30センチとり、2段張りすれば作業は簡単です。そしてどんな強風でも大きく傾くのはまぬがれます。来年からそうします。
 曼珠沙華の鱗根は賢い。ほかの草が生長しなくなるこれから来年の春にかけて葉が出て、冬の陽をひとり占めします。
 畑の曼珠沙華はまだ鱗根が少なく、葉の勢いが弱い。なるべく刈りたくない。で、土手の肩の部分だけ早めにぐるっと刈りました。いつ葉が出てもいいように。肩の部分は来年の3月まで刈りません。安心して茂ってね。
 心配なのは稲です。三木は酒米・山田錦の生産が日本一です。泥の深い田んぼに根を1メートルおろし、背の高い稲が育ちます。山田錦の稲刈りは10月中旬なのに台風が襲い、倒伏しないかと心配です。多少倒伏しても穂先が水につからなば大丈夫なのですが、龍神さま、こちらのほうもいい塩梅にしてください。
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