古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

電柱の撤去作業を見ながら〔あの国〕を思いました。

2014年03月26日 02時12分08秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                          
 お彼岸には太陽が真東から昇ります。うちのウッドデッキからの眺めです。向こうの丘陵は標高150メートルくらいですから、〔真東〕はもう少し左寄りになります。うちでは毎朝シャッターを開けると、このようにまず太陽と対面することになります。
 左に写ってる電柱は、きのう撤去工事をして抜いてしまいました。
                          
 こちらの写真には、もう左の電柱が写っていません。どんなふうに「電柱抜きとり」工事をしたか。作業を1時間余りつぶさに見て、段取り・手際のよさに感心してしまいました。
 

 先日、新しい電柱が必要になり、架線を移動した / 今日、空いた電柱を抜くために4台の車が来た / まず電柱をクレーンで固定して、強力カッターで上半分を切断した / 切断した上半分の電柱をクレーンで吊って車に積み込んだ / 機械を電柱の根元にチェーンで取り付けた  / アームが伸びて電柱を傾けた / クレーンが電柱を少し吊り上げた / これを繰り返して電柱を抜いた / 作業員がダンプカーから地面に敷いたシートに土砂をおろした / シートの4隅の輪っかをクレーンで持ち上げ、土砂を電柱を抜いた穴に入れた / 土砂を固める機械で土砂を叩いた …… 。

 一本の電柱を抜く作業が、流れるようにすすんでいきます。完成された様式美のようです。見ていて気持ちがいい。
 北朝鮮は「朝鮮戦争後、電柱をなくして電線を地面に埋めた」と『暗愚の共和国』に書いてありました。本格的な工事をしたのでなく、ただ地中に埋めただけです。「ほんとうはこんなふうに電柱を立てたり抜いたりして、架線を張って、きちんと電気を送るのですよ」とあの国の人たちに仕事ぶりを見せてあげたいと思いました。
コメント
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